榎田尤利さんのレビュー一覧

ごめんなさいと言ってみろ 小説

榎田尤利  北上れん 

意地っ張り×意地っ張り

罵り合っているカップル萌えという困った属性を持っている私は大変楽しく読めました。
二人の口げんかのテンポがよくてとても読みやすかったです。
どっからどうみても仲が悪い(BLによくある片方はあきらかに気があるのに一方はそれに反発、という感じではなく)二人をいつの間にかそういう違和感のない雰囲気に持って行くところは榎田さん、さすがです。

主人公の律が意地っ張りで、なんでも一人で抱え込むからそ…

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きみがいなけりゃ息もできない コミック

榎田尤利  円陣闇丸 

甘えた受け可愛いよw

とにかく受けのルコちゃんが可愛かった(*´Д`)
いつも東海林に「しょうじぃ~」ってくっついたり、なにか食べたいものを聞かれたら「ホットケーキ!」って満面の笑みで答えたりw
すごく子供っぽいんですが、なぜかウザくないw
ほんとに東海林がいないと何もできないといった感じw
東海林はかっこいいしルコちゃんの世話してるわでまさにできる男。

最初はほのぼのとしていたんですが、漫画家・ルコちゃ…

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非BL作品

聖者は街にやって来ない ヴァムピール・アリトス 2 非BL 小説

榎田尤利  あんどうよしき  天野翔 

この馬鹿馬鹿しさが大好きです

いきなり冒頭で納豆をねばねばさせているアリトス。
そして繰り広げられる納豆トーク。
このあたりの馬鹿馬鹿しさが妙に好きです。

一巻で色々あって、前以上にいいトリオになった優人とカモクボの三人組がかわいいです。
今回のメインは麻薬と優人の過去の因縁と新手吸血鬼とまた盛りだくさん。
優人とアリトスの関係に色々余計な期待はしないぞと自分に言い聞かせながら読み進めました。うん。
だってビー…

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犬ほど素敵な商売はない 小説

榎田尤利  志水ゆき 

擬人化よりある意味チャレンジャー

あらら・・・犬ですよ。本当にわんこちゃんです。ある意味擬人化よりチャレンジですよね。わんこ調教。

そして身も心もわんこちゃんになってしまう倖生。捨てられた時の寂しさや、それでも会いに行ってしまうところとか本当にわんこちゃんでしたね。志水さんのイラストの倖生が最近読んだ「是-ZE-」の雷蔵を思い出させてくれて、「わんこ、わんこ」と心の中で意味も分からず叫んでいました。

読みながら、さすが…

7
非BL作品

丘の上の愚者 ヴァムピール・アリトス 非BL 小説

榎田尤利  あんどうよしき  天野翔 

榎田さんのニオイ系

突然現れた吸血鬼と、彼を信じられない理屈屋の少年のお話。
これ自体はそれほど目新しさはないのですが、人間不信の主人公の成長ものとしては好きでした。
一見明るくて友人も多いけれど、本当は誰も信じていなくて過去のトラウマに縛られている優人が、追い込まれることによってちょっとずつ周りに心を開くようになっていく。

こちらはBLではないですが、同じ榎田さんの吸血鬼モノということで「吸血鬼には向いて…

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ハードボイルドに触れるな 小説

榎田尤利  金ひかる 

望まぬ話で売れてしまった作家の悩み

編集者勤務の親友(硬派一途攻め)・カリスマ整体師(強引敬語攻め)×小説家・羽音深雪(トラウマ持ちな流されメガネ受け)
購入時に目当てだったことよりも、羽音が書く文章に惹かれました。(つまりは、榎田さんとも言いますが)
小説を書いている人ならわかる悩みが書いてあって、一番共感したのがそこでした。
羽音はいつもは純文学を書いていたのに、望んでいなかったハードボイルドで売れてしまった。
自分の作…

1

ロマンス作家は騙される 作家・羽根くんシリーズ 小説

榎田尤利  金ひかる 

うーん

『ハードボイルドに触れるな』の続編です。
面白かったんです。
榎田尤利さんの幅の広さを感じた作品で、とても面白かったんですが、前巻に引き続き、主人公の性格が残念でした。
別に3Pとか三人でゴールインとかがキライなわけじゃないし。
二人のイケメン攻めを翻弄する受けなら、女王様系あるいは天然系がいいんじゃないかなァと。
グズグズと迷ってるだけで、周りが勝手にお膳立てしてくれるっていうのは、ズルイ!と思…

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ハードボイルドに触れるな 小説

榎田尤利  金ひかる 

三つ巴ラブバトル

極度の凝り性もちの作家、羽根。
彼にしてはめずらしくハードボイルド系の作品を執筆していたその時事件は起こった。
激しい衝撃と共に背中が攣ったのだ。
しかもこれ、彼にとってはそれほど珍しい現象でもない。
見かねた親友で編集者でもある神楽坂の勧めで嫌々ながら訪れた伝説の整体士、千疋のもと。
羽根のイメージとは違い、千疋は若くて綺麗な男だった。
千疋の施術をうけて羽根は信じられないくらい身体…

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ハードボイルドに触れるな 小説

榎田尤利  金ひかる 

キレイな三角関係でした

さすが榎田尤利さんでした。
文章うまいしテンポはいいし、最後まで楽しく読ませてもらいました。

完全な三角関係のお話で、主人公は二人の男から求愛されてモテモテ。
どちらも好きでどちらも選べないという状況になります。
ただ、主人公の性格が好きじゃなかったのが残念だったかなァ。
キレイな三角関係作品で好きだったのは、水原とほるさんの『青の疑惑』っていう作品ですが、これは主人公の性格が好きだったんだよね…

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交渉人は振り返る 小説

榎田尤利  奈良千春 

お、お、面白かった…………!

高校の元後輩で今はカローラに乗るやくざの兵頭と、検事から弁護士そして今はなんでもござれの交渉人の芽吹のシリーズ、待ってましたの第3弾です。でましたー♪そして朗報です。まだシリーズは続くようですよ!やったーーーーーっ!
そして後書きで書いてあるように『交渉人は振り返る』ということで、今回は芽吹の弁護士時代の過去にまつわる話、「人を信じる」を信条にしている芽吹という人間にぐぐっと迫ってました。

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