榎田尤利さんのレビュー一覧

交渉人は諦めない 小説

榎田尤利  奈良千春 

涙なみだ…

いやもう、色々書いてやろうかと思ったのですが、書きたいことがありすぎて追いつかないのでやめました。


是非、読んでみて下さい。

突っ込みどころは多々あれど、満足満足な一冊です。

まだ読んでいない方へ。同性愛が云々、という話ではありません。
『人を信じることとは何か』『人が人と共に生きることはどういうことなのか』という問いに、榎田先生が、いや、主人公である交渉人・芽吹が芽吹なりに答えを導き出す…

7

交渉人は振り返る 小説

榎田尤利  奈良千春 

読めば読むほど考えさせられる

4・5巻が発売されておりますが、通販がなかなか届かなくてもどかしくて、待っている間におさらいの3巻(笑)

「人を信じる」と言うのは本当に難しい。
闇雲に信じるのは怖いし、信じないのは自分が辛い。
芽吹は本当に自分に厳しくて、さらに「信じたいと願う」と言う事にすら罪悪感を抱いてしまう。
「信じたい」ってことは、反せば「信じてない」ってことだから。

そうだよね、とも思うし、違うよ~と…

5

交渉人は諦めない 小説

榎田尤利  奈良千春 

絶望から這い上がる

上巻の、まさかのラストからの続きです。
兵頭に裏切られた芽吹は抜けがらのようになっています。
兵頭の新しい恋人となった天才詐欺師・環は、芽吹をさらに追い詰めようとあの手この手の嫌がらせをしてきます。
というか、嫌がらせという次元ではないですね。
環は人を傷つける天才です。
どん底まで落とされる芽吹ですが、そんな彼には仲間がいました。
本当の人の強さとは何か、芽吹が教えてくれた気がします…

6

交渉人は諦めない 小説

榎田尤利  奈良千春 

シリーズの傑作です。

天才詐欺師の環と芽吹との頭脳戦は読み応え十分でハラハラドキドキ。芽吹ネゴオフィスのチームワークが天才詐欺師の環に負け通しから、9回裏2outからの逆転満塁ホームラン劇はさながらハリウッド映画の様な高揚感すら味わえました。芽吹の過去の心の痛手から事件は複雑に絡み合い芽吹、環、兵頭の三角関係へ。やめてくれ~ってなる辛い場面もあったけどもビー玉に象徴される信頼する事の強さで乗り越えた胸がギュッとなりまし…

9

交渉人は嵌められる 小説

榎田尤利  奈良千春 

上巻にあたるわけなんですが…これがかなり辛い。

待望の交渉人シリーズの新刊です!
しかも今回は2冊同時発売!この「嵌められる」のほうが上巻にあたるわけなんですが…
今回は芽吹の過去がついに明らかになるんですが、これがかなり辛い。
今までも芽吹は「人を信じる」ことを信条とし、痛々しい姿を見せつけてきましたが
今回は本当に、芽吹の心がポッキリと折れてしまうんじゃないかというくらい、
見ていて本当に痛かった。
さゆりさんが後半、芽吹のこと…

5

きみがいなけりゃ息もできない コミック

榎田尤利  円陣闇丸 

原作ファンなので…

ちょっと物足りなかったかな。
何せ原作が好きで「読んでみようかな」と手に取ったので、描かれていない部分が勿体無くて。
せめて別れた後ルコちゃんが必死に独り立ちしようとする頑張りを、もちょっと見せて欲しかったかなぁ。

これ、原作未読で読んだら、私はちょっと「ん?」と思う部分が沢山あった気がします。
逆かな?原作読んでるから物足りないと思うだけで、純粋にコレだけ読んだらコレで満足するのかな…

2

魚住くんシリーズ(1) 夏の塩 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

きれいで透明な世界を圧倒的文章力で描いた超作品!

とても綺麗でボーっとした男・魚住と、大学時代からの友人・久留米が主軸になって話が動いていきます。メイン二人だけでなく、どのサブキャラに至るまで生き生きと、リアルな性格で描かれている。魚住くんは割と浮世離れしていますが、そういう人、たまにいますよね。キャラ一人一人が、「こういう性格のヤツいるよなー」と思わせます。それに付加する設定が少し小説なだけで。

魚住くんは不幸に見舞われた人生を送ってきま…

3

交渉人は黙らない 小説

榎田尤利  奈良千春 

小説にしても、これは王道でしょう!

ヤクザと、優等生の交渉人。
昔からの知り合いが、どちらも正反対の性格なのに、なぜだか憧れていた。
始まりの、芽吹の交渉中に現れた、おじいちゃん。
なぜか気になっていたら、なんとヤクザの組長う~ん、やられましたね、
それに、お相撲取りの、花吹雪ちょっとの登場なのに、なんかカワイイ。

そして、事務員のさゆりさん、とても興味深い、ぜひ奈良漬食べてみたい。
そして、謎の人、キヨなかなかに人…

4

普通のひと 小説

榎田尤利  木下けい子 

普通ってなんだろう・・・って考えさせられました。

普通とは・・・広く一般的に行われていること・・・と辞書に載っていましたが、広く一般的とは、どこからが広く一般なものになるんですかね?なんか辞書で調べても、よくわかりませんでした・・・。
やっぱり腐女子は一般的なものではないのでしょうか??うーん・・・

営業マン・的場宗憲(38)×編集者・花島光也(32)のリーマンものです。
おっさん同士の恋愛です。ノンケ同士の恋愛です。ていうかノンケ同士…

1

犬ほど素敵な商売はない 小説

榎田尤利  志水ゆき 

良すぎる(;_;)!!!!

なんか、「犬として厳しい躾される」って聞くとどうしても…セックスの一環でそういうプレイすんのかなって想像しちゃうんですけど、そうじゃなくて.

本当の本当に、「犬として」の躾なんですよね.

犬だから一切喋ってはいけない、手も使ってはいけない.
飼い主である轡田からの命令は全てcome、stay、downなんかで出される.

犬のユキとしてなら、もうこれ以上ない程に可愛がってくれる轡田ですが、時間...

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