英田サキさんのレビュー一覧

ヘブンノウズ 物語 小説

英田サキ  奈良千春 

その後

一応今回メイン?の犯人は、なるほどな~なキャラですが、犯人にしろ殺された母親にしろ、結局は自分勝手な結末って感じでだったので、この2人に同情とか一切湧いてきません。 逆にそんな理由で?!とミツルに恐怖をあじあわせた2人が腹立たしくもありました。 私の中では「赦罪」で2人がカップリングになったところで満足してたので、「物語」はカップルになった2人のイチャラブを楽しめた巻でした。 ここまで甘い人だった…

1

DEADLOCK外伝 SIMPLEX 小説

英田サキ  高階佑 

報われない男からの脱却

「SIMPLEX」「DUPLEX」の2部構成です。

こんなレビュータイトルでごめんなさい。
でも私のロブに対してのイメージが、物凄く頼りになるけど報われなささも半端ない。というものでした。
この外伝の前半も、その報われなささを発揮してると思います。
彼の叩く軽口がそれをより増長してるというか、このままだと”本当の恋を探し求める紳士”というイメージが定着してしまうと思わず心配してしまいま…

5

DEADLOCK 3 DEADSHOT 小説

英田サキ  高階佑 

追撃の結末

どういう結末を迎えるのかとにかく知りたいDEAD LOCKシリーズ完結編。

事件の面だけで言えばとても悲しい結末でした。
問題の規模が規模だけに、勧善懲悪としてスッキリと片づけられる話しではないのでしょう。
それでも、せめてマニングとネイサンだけは法によって裁かれてほしかったです。
コルブスとの決着は、シェルガー刑務所にいた時の3人として締めくくったことがとても印象的で、ネイサンの悲し…

3

DEADLOCK 2 DEADHEAT 小説

英田サキ  高階佑 

エージェント萌え

刑務所を飛び出し、別れ別れなまま動き出したディックとユウト。
FBIとCIAのエージェントとして、それぞれコルブスを追います。
ムショ萌えからのエージェント萌えです。
密命を帯びた働く男かっこいいですね!

ディックとユウトのお互いを想う強い気持ちが、太い柱としてこの物語を貫いているように思います。
なので2人の絡みがなくてもあまり不満はなかったし、むしろ再会までドキドキしながら読むこ…

2

DEADLOCK 小説

英田サキ  高階佑 

面白かった!

BLを読んだあとなのに、萌えたとかキュンとしたという言葉よりも面白かったという言葉が真っ先に出てきました。
刑務所物は下世話な感じと殺伐とした雰囲気が苦手だったのですが、殺伐としたものの奥には底知れぬ怒りがあるということがよく伝わりました。
興味と視点が広がること、読みながらにしてその世界に行けること、読書ってやっぱり良いものだと思います。
刑務所物に偏見があった私にはピッタリな作品でした。…

6

今宵、天使と杯を 小説

英田サキ  ヨネダコウ 

騙された(良い意味で)

まず表紙がダークだし、受けがアル中でED、そして相手がヤクザ…
あらすじでそんな単語を拾ったものだからシリアスだと思っていたのですが、読んでみたらほのぼので驚きました。
ほのぼのというかコメディ?英田さんは確実に笑わせにきてますよね。
でもストーリー展開はシリアス傾向だと思います。
シリアス特有の重々しさとコメディ特有のコテコテ感がなくて凄く読みやすかったです。

しかも受けに襲いかか…

9

恋ひめやも 小説

英田サキ  小山田あみ 

真っすぐな片想い

ダブルバインドで知った作者様。

そのカラーを払拭させられた作品です。

素直にすごい・・と思いました。
こんなに心に沁み込むような、恋の話を書ける方とは思っても・・いや、失礼しました。
きっと、こっちが本命、いや得意な方なんじゃないかな、と思いました。
淡々とハードボイルドもいいけど、大人の不器用な恋愛模様も絶品です。

受けの先生は、頑なツンデレなので、本音を聞き出すためのや…

8

ヘブンノウズ 物語 小説

英田サキ  奈良千春 

さわやかな読後感

正月4日間「ヘブンノウズ」シリーズ、新書4冊一気読み耐久レースはしておりました。やっぱきつかった。「やっと終わってすべての謎が解けた~」てのが、ひとまずの感想。
マラソン完走のさわやかさ。いい読後感。

前巻「赦罪」で、めでたく結ばれた渋澤先生と旭。「よかったねえ」と思いつつ、「渋澤先生、あなたがこんな激アマな、恥ずかしい台詞連発男になるとは思いませんでした」とも思いました。
ミツルくんの…

8

ヘブンノウズ 物語 小説

英田サキ  奈良千春 

独特の雰囲気を楽しむシリーズ、完結編

雰囲気のあるイラスト、見事な洋館や執事、幽霊の見える作家、
LOVE&サスペンスにオカルト、童話や寓話、さらには人生哲学……
これはそういう世界観を楽しむシリーズ。

LOVE的には前回でカップルはまとまり
今回は一風変わったバカップルぶり。
イチャイチャしながら蘊蓄を傾けている
澁澤先生のいささかとぼけた変態っぽさが、なかなかおかしい。

謎として残っていた母親の事件の…

5

ヘブンノウズ 物語 小説

英田サキ  奈良千春 

ついに発売!

待ってました。
ヘブンノウズシリーズラスト四冊目。
発売が最初伸びた時は年内に拝見できないのかな~
と思っていたら間に合いましたね!

前作で二人が結ばれたので今回は残っていた問題
誰が母親を殺害したのか。
でした。
正直、謎解き要素に重点を置いていないので、読んでいる途中でミツルの父親や京香さんを犯人と間違う展開とかは予想できちゃうんですが、それでも、良いです。
皆幸せになれた…

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