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英田サキ 北畠あけ乃
muccu
天海と陣内。 いい関係が続いていると思っていたけど、思っていた以上に天海の心の闇は大きかった。 天海が捨てられ、自分からも捨てた家族。 弟と陣内からの説得で、床に伏している母親の見舞いに行くことを決心した天海でしたが、母親の口にした言葉に絶句・・・。 いつも強気な天海が、荒れて自虐的になっている姿は痛くて見てられなかったです。 「俺と別れたいのか」「お前が答えを出せ」と天海の本当…
英田サキ ヨネダコウ
かん衛門
ネタバレ
四方は強面のヤクザで、柚木の身に降りかかるのは不幸ばかり・・・なのに、読みながら面白くて笑ってしまいます。 特に柚木は、酔って気が大きくなると勢いで行動してしまったり、断れずに巻き込まれて最後は開き直ったり・・・すごく現実味のある生身の人間っぽくて! どん底に落ちてもシリアスに徹しきれない性質といえばいいのでしょうか・・・不幸三昧なのに重くならずに逆に笑いを誘うのは、全て柚木の性格が原因です(…
英田サキ ヤマダサクラコ
麗音
あとがきによると本書のタイトルは『この親にしてこの子あり』という意味だそうです。 近親ものは苦手なのですが、そうじゃないということなので、お互い父子のように思っていた相手を徐々に親子の情ではなく恋愛感情で愛してしまう葛藤なのかな、などと想像して読み始めました。 おバカな息子 昴(攻めの実子)がバカすぎて違う方向だけど一生懸命親友(受け)の志麻のことを考えていて、精一杯の友情で大好きだという…
元刑事で探偵をしている陣内と天海組組長の天海。 今回は893受でした。 性格はドSなのに受というギャップが面白かったです。 口悪い、手や足がすぐ出る、お金にケチという一見最悪な天海だけど、陣内のことが大好きなのが分かります。 陣内も初めはただの腐れ縁と言っているけど、気付けばどっぶりはまっています。 天海のドSもすごいけど、陣内のドMっぷりの方が上をいっているんじゃないかと思いま…
英田サキ 水名瀬雅良
Krovopizza
雑誌掲載の三作をまとめた短編集。 1. ヤクザ(年下攻め) 2. リーマン(年上攻め) 3. 甥×叔父(年下攻め) という内容で、ページ数は3>2>1の順に多いです。 ■「兄貴とヤス」+書き下ろし 『エロとじv』掲載作。 ヤクザ幹部の羽鳥(受け)と、彼を慕う舎弟・ヤス(攻め)。 ヤスの想いに気付かぬフリをしてきた羽鳥だが、組のため死ぬ覚悟を決めた夜、ヤスを誘い…。 過去に…
英田サキ 桜城やや
AshNY
漫画読んでるような感覚でスイスイと読みました。 推理も絡んでいるお話でして、 私は英田サキさんの思惑通〜りに最後まで犯人がいまいち判らなかった、再読だったのに。 あれ?こっちじゃなかったっけ?とか。 初読の時は深読みし過ぎて、怪しい人がいっぱいになってしまい、 この人実はヤバイ人格で、救いがないオチになるのかなぁとか、 実はこの人で、あったかいオチになるんじゃないかとか、 色んな事を…
英田サキ 高階佑
STAY同様こちらもこれまで発表された非売品の番外編の再録集です。 このような形で読むことができて大変嬉しく思いました。 ファンサービスや熱心な読者への特典なのでしょうが、単に主役たちのその後や甘いひと時を描いただけでなく本編を補完するストーリーも多く新しい読者にも知って欲しいと思うので切望します。 ディックが大絶賛のユウトの作るエッグベネディクト食べてみたいです。 また、雑誌…
この本を出版してくれたことに感謝したい気持ちです。 DEADLOCKシリーズが完結してから出会ったので、商業誌として出版されていたものやせいぜいドラマCDの冊子などしか手に入らなかった私からしたら、至福の2冊でした。 古くからのファンで苦労して特典や全プレなどを手に入れた方々には申し訳ありませんが、後発の読者としては到底手に入らない非売品の作品が、本編に深く関連している部分について読みたくて仕…
ふばば
「STAY」に続く「DEADLOCK」の番外編第2弾。 小冊子、書き下ろし、漫画、作者様コメント等の15編が収録されています。 こちらには「外伝」の「HARD TIME」のCP、ダグとルイスのエピソードも盛り込まれています。これがまた甘い! さて、ディック。 描写される彼の姿は、正にグッドルッキングガイ。素晴らしくハンサムで、深くユウトを愛している…でも心は? 強く信頼で結ばれていた仲間…
ドライで暴力の渦巻くアメリカの刑務所の中から始まる「DEADLOCK」の世界。その本編の番外編として、小冊子やCDのブックレットのSS、漫画、作者様からのコメント等、16編が収録されています。 テロと陰謀、死と復讐がメインの本編よりも、はっきり言ってこちらの方が甘くて好きかも… あ、決して本編をdisっているわけではありません。あの本編があるからこそのこの甘さ、なのだと思います。 さて、ユウ…