英田サキさんのレビュー一覧

花片雪 小説

英田サキ  山田ユギ 

アニキ最高

”たかが恋だろ”→”愛想尽かし”と、一気にここまできました。
そして、”花片雪”が一番好きでした!!!

”たかが恋だろ”でアニキ(椹木)のかっこよさに痺れて、”愛想尽かし”の存在を知り、”やはりスピンオフあるよね!”ときて、その流れが小説で完結してて最高でした。ユギ先生のコミックも最高だったんですけど、小説だとより詳細に登場人物の心理描写が読めるのでいいです。そして、同じシリーズを、漫画か…

1

バカな犬ほど可愛くて 小説

英田サキ  麻生海 

幸せは近くに…

最終的には表紙の通りのラブラブな2人に至るのよ!とわかっていても、そこに至るまでのプロセスにまんまとハラハラ、ドキドキさせられている私はきっといい読者なんじゃないかなと思いました。いい意味で裏切られたというか、さすが英田先生、お互いにモダモダするだけの両片思いじゃないんですね。

受(サトさん)視点なので年下の駄犬の真意がわからなくてもどかしいのですが(我ながら何冊BL小説読んでるんだよwwっ…

5

エス 咬痕 小説

英田サキ  奈良千春 

刑事とエス。二人の関係性が切ない!

前巻で、晴れてエス関係になった二人。
今回の二巻では、椎葉は武器庫摘発を狙う永倉の手伝いをすることになります。この物語もうひとつのカップル永倉康介×小鳥遊真生と椎葉の関係がここで生まれます。
導入、宗近と椎葉のエス関係が描かれるのですが、もうここから楽しいんです!艶っぽいふたりの会話と行為。始まってすぐに悶絶しました。本当にこの二人良すぎる!
その後、人の事件なのにワーカホリックな椎葉はすぐ…

2

DEADLOCK 2 コミック

高階佑  英田サキ 

ハラハラ

相変わらず贅沢な一冊でした。
挿絵を担当した作家さんがコミカライズを描いてくれるなんてすごいですね!
しかも大好きなデッドロックシリーズで。
しかしこのペースだと小説一冊にコミック何冊かかるかな。

今作も息をつかせぬ展開で。ハラハラします。いや、知ってるんですけどね。

ユウトが独居房に行くことになって。うんうんそうだった。隣の房の囚人とおしゃべりするようになって仲良くなったら、な…

0

DEADLOCK 1 コミック

高階佑  英田サキ 

なんて贅沢な一冊!

今頃読みました。小説の方は大好きで何度も読み直してます。コミカライズなら手軽に読めていいですね。

そして高階さんの絵でお話を描かれてあり夢のような本ですね。なんと贅沢な!

読んでると小説を思い出します。あーそうだったなあと。ユウトやディックがコマの中で動いてる!感動です。

ネイサンもミッキーもイケメンですね。

ユウトをからかうディック。やたらお茶会やトーニャのことで絡んでき…

1

愛に跪く時 小説

英田サキ  円陣闇丸 

ツンデレの主人公の変化が面白い

挿絵が綺麗、小説の内容とマッチしていて、素敵です。

美貌の貴族・ルキアノスは恋など無駄と、生涯恋をしないと誓っていた。
奴隷上がりの人気剣闘士・ドミナトスと出会い、恋をする。
最初は、金を渡してドミナトス抱かれていた。
事件に巻き込まれたドミナトスを助けようと、ルキアノスは女装をしたり、山越えをしたり、必死になっていく。
終盤のハッピーエンドまで、色々山があって、ハラハラ。
 

0

君のために泣こう 小説

英田サキ  北畠あけ乃 

呼称の偏移が肝

父親が亡くなり一人になってしまった静一。
母の死後、離れて暮らしていた弟の亮介。

冒頭から、全体の展開の予感がする。
番がいない青い小鳥が卵を産んだ。「孵ら ない 卵 を 抱くセキセインコ」。
・・番の片割れを求める独りぼっちのお話。
挿絵が物語にピッタリなので、展開の盛り上がりと深みを添えてます。

二人は、似ていない兄弟。
冒頭は、喘息の為、祖母に預けたと書いている。
で…

2

心乱される 小説

英田サキ  高橋悠 

大宮視点でも見てみたい物語!

この作品は攻めが二人。だから一聡大丈夫?!ってくらいにエロいです。10年身体の付き合いありの同僚大宮の優しい攻め。16歳年下俊の若さ溢れる攻め。前半は大宮→3P→後半は俊。これ目的だけでも十分読めますね。

でもこの物語の隠れ主人公、大宮が気になって……。
大宮がもし一聡をずっと想い続けているとしたら、これがかなり切ないです。好きな人の恋を草平の時、俊の時と2度も応援する。その間なんと15年…

2

恋ひめやも 小説

英田サキ  小山田あみ 

地味じゃなくて滋味にあふれるラブストーリーです

読み終えてからしばらく余韻に浸ってしまいました。そしてまた最初から読み返したくなりました。きっと、これから何度も読み返すと思います。

わりと身近にありそうなラブストーリーですが、言語化しづらいところの恋愛の本質が見事に描かれていました。英田先生の他の作品に比べたら、事件もイベントもなくて地味なのかもしれないんですが、この偉大なる地味!日常の細部にこそ見過ごせない真実があるのではないでしょうか…

3

すべてはこの夜に 小説

英田サキ  笠井あゆみ 

傑作連作短編!

評価に迷いはありませんでした。傑作ですね。
こういう連作短編、もっと読みたいな~と思いました。
英田先生の簡潔な表現に多くの感情をこめるスタイルは読みごたえがあって、圧倒されっぱなしでした…。

湊への憎しみを抱えて生きてきた加持と、いびつな形でずっと加持を想っていた湊の不器用な愛に痺れます。若さゆえに互いを理解しようとせず、事実を見誤ったまま離別した後、10年を経て運命的に再会した2人の…

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