英田サキさんのレビュー一覧

今宵、天使と杯を 小説

英田サキ  ヨネダコウ 

ダメダメリーマンが変身していく!

05年に出版された作品の新装版。
旧版に主人公達のその後の生活『天使と暮らす島』が新たに書き下ろしで入った一冊になります。
会社も結婚生活も上手く行ってないアル中でインポの冴えない35歳のサラリーマンと、寡黙で何故かこの冴えないリーマンに執着する年下のヤクザという、実に地味な主人公達なんですが、だんだん2人がその人でなければならない、互いに支え合う存在になっていく過程が実に見事に心を打ち、こん…

13

知らなくても生きていける萌えの話 小説

英田サキ  高階佑 

エッセイはいまいち、小説はドストライク

前半のエッセイだけなら中立評価でした。
でも、英田サキさんが自分の萌え趣味に走って書いたのであろう後半の小説が、私のドストライクでした。
同時に「そうか。私の萌え趣味は王道から離れてて、ゆえにモンモンとしてしまうのかー!」と分かりました。
この小説は普通なら、「書き直しレベルの小説」なのですか?(あとがきより)
ととととんでもない!
アホみたいなオナニーやってた襲い受け、かっこいい見せどころなんて…

1

愛想尽かし コミック

英田サキ  山田ユギ 

包容力ある攻が良かった。

私にとって初めての英田サキさんであり、山田ユギさんでした。

渋く、暖く包み込むような包容力ある椹木さんのキャラが凄く良かった。人を信じることができない、愛も何もしらないで闇の中を這いつくばって生きてきた柊也を愛してあげられるのは、やっぱり喜びを悲しみもいっぱい経験してきた椹木さんだからこそだったのかな。

椹木との出会いにより愛を知り、信じることを知っていく…少しづつでも“変わりたい”と…

1

花片雪 小説

英田サキ  山田ユギ 

椹木かっこよすぎ

『愛想尽かし』の続編です。

渋くてかっこいいです、椹木の兄貴。
言動の数々がいちいちツボにきてたまりませんでした。
最初のエッチの場面良かったなー。
出来上がったカップルのラブラブなエッチに萌えを感じるのってあんまりない私なんですが、萌えました。
受けの視点から描かれるんですが、このときに受けが感じてる瞬間的な幸福感がひしひしとリアルに伝わってくるんですよ。組み敷かれ、自分が先にイッ…

2

ダーティ・ダンス 小説

英田サキ  北上れん 

うーん

先にレビューされたお二人とはまったく逆の感想になるんですが、私は書き下ろしで萎えました。
表題作は面白かったです。
過去に因縁のある組長同士、腹の探りあいをしながらカラダを重ねるという緊張感。心がどこにあるのか、お互いになんとなく見えてるんだけどはっきりは見えない。決定的な言葉を告げないままの結末が好きでした。おお英田サキだー!と思いました。
この表題作でせっかくいいツンツンのボールを投げて、いい…

2

DEADLOCK外伝 SIMPLEX 小説

英田サキ  高階佑 

感激!!

DEADLOCKシリーズを読んですぐ購入するつもりが、ちょっと間が空いてしまったのだけれど、読んでしまったらまたすぐSIMPLEXの世界観に引き込まれました。
どんだけ間が空いてもこの作品はやはり素晴らしいと実感。
一回読むと最後まで止まりません(笑

私はDEADLOCKの時から、ユウトを優しく励ましたり、アドバイスをくれたり、はたまた口説いたりしちゃうロブが本当に大好きで、ロブにも幸せ…

9

デッドロック番外編 I need a love that grows グッズ

SIMPLEX編と、DEADLOCH編両方入っています

DEADLOCKは番外編が本当に多くて、Charaの小冊子とか、全員サービスで次々短編が出る。
この本では、ロブ&ヨシュア編は、二人はつきあい始めて1ヶ月、ヨシュアがある女優のボディガードを引き受けたことをきっかけに・・・。
生真面目で、恋愛の駆け引きなどと無縁だったヨシュアが、ロブが辛抱強く、そして時には感情をあらわに接することで、だんだんといろいろな感情を得て、愛が深まっていく。
そんな…

7

Chara BIRTHDAY FAIR2009 創刊12周年記念 グッズ

アホの子特集か?

こういったフェア小冊子のおもしろい所って、本編で充分に紆余曲折しちゃったあとの、ラブラブぅになったあとのお話なので、ほとんどキャラ崩壊とも言えるくらいの、デレデレぶりが見られるところで。

SIMPLEXのヨシュアは、ロブとの完璧とも言える初デートの締めで、自宅の秘密(しっかり隠した以外なコレクション)を見つけられちゃうし、
不浄の回廊の西條は、記念日とかいってうざくて重い歩の言動にズッキュ…

2

アーリー・アフタヌーン ダーティ・ダンス書き下ろしショートストーリー グッズ

甘いです

A4サイズに両面印刷のショートストーリーペーパー。

深弦をまもってしにかけた鼎がようやく退院し、あの、海辺の別荘で療養生活を送ることに。
そこへ泊まりに来た深弦。
2日のリビングへと上がっていくと、鼎はソファーで眠っていて…

という、ちゃんとしたエンディングを迎えた作品にふさわしい、甘ーいおはなしです。
これからも二人、対等な男として、そして、対等な恋人同士として、いつまでも二人…

0

ダーティ・ダンス 小説

英田サキ  北上れん 

書き下ろしがあればこそ

前半、雑誌掲載分は、せっかくのヤクザ物なのに、
正直言って、アレな方の英田さんかなぁ…
な、雰囲気が濃厚だったのですが、
後半、書き下ろし部分になって俄然おもしろくなった。

枚数的に限りがあって、そこへちゃんとエチまで持っていかないとイケナイ縛りのある雑誌に掲載となると、エチのための展開とか設定が優先になるのはやむを得ないので、既にあるお話の番外編とか、続編じゃない、新規のお話は展開が…

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