黒田屑さんのレビュー一覧

求愛する魔王と異世界ヤクザ 小説

中原一也  黒田屑 

笑えた。

異世界に迷い込んでしまったヤクザが勇者となって、魔王を倒すことになり、魔導士、僧侶、王子達とパーティーを組むことになるんだけど……。

魔導士:ジンバブエまほ子という名前のゴツいオカマ
僧侶:ド音痴。
王子様:魔王様に骨抜きにされてしまい強引にくっついてきた。案外たくましいところがあるけど役には立たない。
パーティーのメンバーが、まるで闇鍋状態で笑えます。

10年前に失踪した若頭の…

0

王子は黒竜に愛を捧げる 小説

名倉和希  黒田屑 

ランドールとアゼルが出てきて嬉しい。

久しぶりに読み返しましたが、やっぱりスピンオフ元の「竜は将軍に愛でられる」の方が好きだなというのが正直な感想です。

前作では、受けのアゼルが身内から見捨てられていて、唯一優しくしてくれたのは占い婆だけ……というのが、読んでて心痛んだ箇所だったんですね。

そしたら、このスピンオフの攻めのアランは、そのアゼルの叔父さんだというじゃないですか。
何だよ……アラン。
一人で孤立していた甥っ…

2

竜は将軍に愛でられる・番外篇 王国のある一日 小説

名倉和希  黒田屑 

4人の大切なこと。

本編の後、雪の積もる冬のお話です。
アゼル、ヴィンス、ランドール、ルース各視点の短編です。

今もアゼルはランドールの屋敷に住み同じ寝室で休み仲睦まじく暮らしています。

というか仲睦まじすぎてヴィンスや特にルースが困惑し、いい加減にしろ!とツッコミが入るほどです。

アゼルの美しさに男女問わず見とれ、ランドールも視線からアゼルを隠すほどで。

皇太后がまだランドールを諦めきれず…

5

狗の王 小説

ふゆの仁子  黒田屑 

黒田屑先生のイラストが美麗

試し読み版読了後、本編を購入。一巻で完結していない
表紙絵が美麗。
本編のテーマは、異種間の恋愛。

長編シリーズが得意な作家だから、この1巻が中途半端な終わり方なのは、続編を出すことを前提に書いているからだと思う。
プロローグ編だから、書評の書き様がない。
リーマンものが多い作家で、ファンタジーは苦手なのかも。

イラストの絵師との力量の差というか、絵がうますぎ。
絵のよう…

2

竜は将軍に愛でられる 小説

名倉和希  黒田屑 

BL版おとぎ話+名倉節

ずっと寝かせていてやっと読めました。
やっぱり面白いです!

無骨な将軍ランドール、国と王族に身を捧げ生涯独身と決めていたのに…。
小さくて可愛いものが好きでほっておけない優しい人。

竜のアゼル。不遇な人生を送るもまっすぐ良い子に育って。成人できず占い婆の宣託と父の命令で王国へ行き25番目に出会う人を待つことに。
小さな美しい竜で人型では13歳くらいの超美少年。

さすが占い婆…

3

「狗の王」コミコミスタジオ書き下ろしSSペーパー「愛撫」 グッズ

タイトル通り

タイトル通りにペーパーいっぱいに、ベッドでのフェンリルからランへの愛撫が書いてあります。

本編があのようにプロローグ的な内容で終わっているので、初版限定特典SS以上の内容は書けないのは当たり前だと思います。

でもですね、ふゆの仁子先生の良さが全然出ていませんでした。

内容は最後まで抱いて欲しいランと、本能に流される事なくランを大事に抱きたいフェンリルのベッドでの甘い攻防でした。一…

1

狗の王 初版限定特別番外編「メタモルフォーゼ」 グッズ

メタモルフォーゼとは

調べたら「変化、変身」という意味でした。

内容は殆ど濡れ場でした。
フェンリルによって心も身体も少しずつ変化して来ているようです。本能が目覚め始めているで終わっていました。

ということはやっぱり続編があると期待して良いですよね?
だって初回限定特典なんですから!
ホワイトハートさん、講談社さんお願いしますよ!

本編はプロローグと言っても過言でないような中途半端さだったので、…

1

狗の王 小説

ふゆの仁子  黒田屑 

これからが楽しみなシリーズです

タイトルにこうでも書かないと評価出来ません。余りに本が薄くて、設定が壮大な割に全てが途中のままのような気がしました。

ふゆの先生の「霞が関で昼食を」シリーズが大好きなので、久しぶりの新作でタイトルとあらすじに惹かれて購入しました。

そして読み始めて直ぐに、ふゆの先生の文章に引き込まれました。やっぱりベテランの先生は違うと思ったんです。

ところが読み進めるうちにページ数の少なさがと…

4

狗の王 小説

ふゆの仁子  黒田屑 

続くのか?

ふゆの先生の新刊と聞いたので購入。設定が面白かったのですが、なんだか物足りなかったので萌にしました。これ続いてほしいな。本編190P弱+番外編20P超+あとがき。

「18歳となったので一緒に暮らせない」「手紙に書かれた場所に行きなさい」と両親から告げられたラン。アジアを含めあちこちを転々としていたけれども、日本は初めて。見知らぬ男に追いかけられ、唯一知っている電話番号に助けを求めたら、甘い香…

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狗の王 小説

ふゆの仁子  黒田屑 

長いプロローグ

多分、作者さまは長いお話がお得意なのだと思うのです。
で、このお話も『人間の世界の中には昔から狗という一族がいて、それも世界を左右する様な要職についている9つの家系がある』という世界観に基づいた膨大なお話の始まり部分、という感じがしました。
ただ、あとがきに『この世界をもう少し書き続けられますように!』と書かれていますので、続刊が出るかどうかは『この本の売れゆき次第』なのかもしれません。

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