あーちゃん2016
前置きとして、私は麗華と暮らしている今の卯一の雰囲気はとても好きですし、このストーリーの恐らく終着点であろう明虎と卯一の別れにどう辿り着くのかも気になっています。ただ、どうしても若い頃の卯一の魅力を理解しきることができず…。周りのことを意に介さず飄々と突き進む性格のキャラは大好きなはずなんですが、卯一の自分本位にもほどがある図太さには2巻でもハマることができなかったです。ベリ子先生の絵のタッチは…
ストーリー構成も良いですし、裏世界の雰囲気をたっぷり味わえたのですが、個人的にどうしても若かりし頃の櫓木という人物を好きになれず、萌評価に留まりました。麗華と2人暮らしをしている今の櫓木は哀愁漂っていてとても魅力的。一方、若い頃の櫓木はまさに究極の若気の至りという感じで、自分の実力に限界があるとは微塵も考えず、好きな人のためなら他人の感情を弄ぶことも躊躇わず行動するような男でした。自分の力を過信…
私は『四代目・大和辰之』のスピンオフが当作だと勘違いして、こちらを後に読んでしまいましたが、個人的には十分に楽しめました。ただ、時系列的にもこちらが先なので、今から読むという方は順番通りこちらを先に読まれることを推奨します。
◆みのりの手シリーズ
『四代目・大和辰之』で辰之の心を掴んでいた稔がどんな人物なのか、3人との絡みによって深く掘り下げられていました。施術の客として訪れた辰之や俳…
昔受けに救われたことがきっかけで受けのストーカーになるほど彼に惚れてしまった美人攻めと、組を継ぐ覚悟も気力もない強気受けとのストーリーでした。キャラ設定はとても面白かったです。ただ、距離の縮め方については結構あっさりくっついたかな?という印象です。受けの辰之が心酔していたらしいみのり先生と過去にどんな関係性を築いていたのか分からないので何とも言えませんが、攻めの望に絆されていく過程が本当にヤクザ…