ぱちさんのレビュー一覧

神さまは この恋をわらう 小説

阿賀直己  ぱち 

凄く良かったです!!


鬼と天国の原作者阿賀先生、話題のデビュー作です( ◜ω◝ )◌̥*⃝̣
この作品は主人公(受)が独特な雰囲気をもつ人物で、陰のある所とか、憂鬱そうで口下手な感じなのに、だからこそ周りは惹きつけられる様な魅力があるキャラだなぁと思います土砂降りような恋に落ちた拓海と飄々としていて明るい洸介。学校のクラスがおんなじだったら絶対違うグループになるだろうなと思う2人が、ひょんな事から夕方の喫茶店…

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きみの背中 ぼくの手のひら 小説

阿賀直己  ぱち 

きみは眠る僕の夢で先に読んでしまったが...

宝の性格はすごく気に入った!積極的で強引で真っ直ぐで... 東五は八雲じゃやっぱりダメだった。八雲は人に自由を与えすぎている。個人的には、この二人は以下のように分かれている
宝みたいな人になりたい
八雲みたいな人に愛されたい

先生が書く攻めはすごく魅力的だ!受けは... 私もそんなに頻繁に泣くのを赦してもらいたいなって思ったw

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きみは眠る ぼくの夢で 小説

阿賀直己  ぱち 

ときどき、思う。すれ違うことしかできないのに、どうして人は出会うんだろ

文章のスタイル、阿賀先生が使う隠喩や心理的描写など以前からお気に入りで、さらに今回は外国人の主人公のキャラ作りに感心せざるを得なかった。まず、BL(だけではないけど)は、外国の人物があまり登場しない。登場するとしたら、舞台は海外/空想の国設定か、キャラは日本に育ったまたは、ハーフで日本語を母国語のように喋る設定ぐらい(あと、エンゾウ先生が描いた日本語が全くできないエクゾチックな存在とか)... 『…

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花と天使 小説

阿賀直己  ぱち 

洋菓子店で紡がれる愛はケーキより甘い!

物語・地の文が登場人物の目線で書かれているので、気付いたらどっぷり感情移入していて、もう辛いところは辛いし幸せなところは蕩けるように甘くて、最高に至福な読書タイムでした。ありがとうございます!大好きな一冊が増えました!

「花と天使」でずっと深海の心情・語り口で物語は進んでいき、次の「しょっぱいケーキ」は同じ店でバイトをしている女の子の視点になります。
ここが一番すごいと思った部分なのですが…

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翳りの星(スピカ) 小説

阿賀直己  ぱち 

自意識が邪魔をして

うーん……昭和の頃の『耽美』というか『JUNE』を読んでいる様な感じでした。
なかなか読み進められなかったのですよ。無茶苦茶忙しい時期に読んだというのもあるのですけれど。
お若い姐さま方には逆に新鮮なのかもしれませんが、私にとっては「どんな障害があっても幸せになっていいんだーっ!」っていう『BLの発明』がとてもとても刺激的だった経験があるので、いまいち乗り切れず。

10代の自意識がキリキ…

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花と天使 小説

阿賀直己  ぱち 

素敵な話ですが攻めの感情が見えづらい

挿し絵はありません。
表題作「花と天使」と後日談ショート「月と恋」は、深海(受)の視点でストーリーは進みます。「しょっぱいケーキ」は遼谷(攻)に恋した深海と同じ店で働く良子の視点のショートです。

「花と天使」は、ケーキ屋で働く深海が、小学校の頃に一目惚れした遼谷と再会し、また恋に落ちます。遼谷に抱かれて、一緒に暮らし、家族の縁が薄い深海ははじめて幸せを感じます。しかし、ある日、遼谷の携帯に…

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神さまは この恋をわらう 小説

阿賀直己  ぱち 

初恋のきらめき。

短い章ごとに詩や歌につけるようなタイトルがついていて、夜寝る前に一章ずつ読んでから眠るのを楽しみにしたいような、ゆっくり読み進めたいお話。でもせっかちなわたしは一気読みしてしまった。だって、ハマっちゃったんだものぉ。

ぱちさんの装画にも惹かれたので、高いけれど賭けで購入しました。挿絵はナシ。厚いのでなかなか積み本から手に取るのは億劫だったんですけど(汗)、出会えて良かったです。

美大生…

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きみは眠る ぼくの夢で 小説

阿賀直己  ぱち 

名前を呼ばれる幸せ

作家買いです。
阿賀先生のデビュー作にやられてずっと読んでいたのですが、デビュー作が私にとってど真ん中だったため
新作をよんでも、なかなかドキドキワクワクしなかったのですが、これはきました!
「君の背中、僕の手のひら」のスピンオフなのですがこの話が初読みでも大丈夫です。
年の差ラブ。最高でした。読みやすくて一気に読破。
大人になっているつもりの少年と面倒な大人の男。少年が自分を1人の大人…

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神さまは この恋をわらう 小説

阿賀直己  ぱち 

気になる終わり方

『ファクトリー!』を読んでハマった作家さん。
難しい表現は少なく細かな描写で、ぱちさんの描く巻頭イラストの二人を映像化し思い浮かべなが読むことができました。
ファクトリーのような文章構成を期待してましたが、いつ攻視点や第三者視点になるのかワクワクしたのも虚しく最後まで受視点。
攻の想いが口語でしか読み取れないのが残念で仕方ない。それに、攻のメンヘラ彼女が痛過ぎる。タイトルを痛感しました。

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翳りの星(スピカ) 小説

阿賀直己  ぱち 

好みが別れるラストシーン

あらすじに書いてあることは帯にあるものですね。
これを読んでどんな内容かはよくわからないですけど、要約できるかな?(誰もレビューしてないし…汗)

小中高一貫の名門学校に通う「納見かける」と「羽根木なつめ」。
御曹司のなつめの邸宅を建築デザイナーのかけるの父が設計。なつめの母とかけるの父は友人でお互いの家も近いこともあって幼い頃より、かけるとなつめは兄弟のように育つ。病弱ななつめをかけるが…

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