絵歩さんのレビュー一覧

華獣 小説

宮緒葵  絵歩 

素晴らしい犬っぷり。

 宮緒先生の書かれる執着攻め様、大好物なのですが、今回は犬っぷりが清々しい攻め様でした。
わんこなんてかわいいものじゃない、猟犬猛犬な攻め様。
主のためなら何でもするし、主のためにしか動かない。

 中華風のファンタジー設定のこちら。
受け様は、蒼龍皇国の皇帝の弟の息子である公子、瓏蘭。
攻め様は、戦闘特化民族である犲一族の長であり、皇国の将軍凱焔。
跋鬼という異形の化け物の誅滅を掲…

3

華獣 小説

宮緒葵  絵歩 

犬攻めの集大成では?しかし犬度が高すぎて…。

はじめのうちは、デビュー作の【堕つればもろとも】を連想しました。

しかしスケールの大きさ、登場人物の多様さ、主人公の清らかさ賢さすべてが深みがあり萌えだけではない読み応えがありました。

中華はロマンがありますね。大陸、大平原、蒼穹、貿易などなど。

物語は国の成り立ちと真相、皇族に課せられた使命などもりだくさんでした。

宮緒さんの犬攻めです。犬度も上がり狂犬ぶりが堪能できます…

2

華獣 小説

宮緒葵  絵歩 

はい神ー

止まらないブックマーク!ハイライト!重複する購入!

いいもの見させていただきました。ワンコで褐色肌、規格外のわがままボディを持った凱焰が瓏蘭を好きすぎるところがたまりません。そして瓏蘭は美人、貴族、童貞という欲張りセット。くぅ〜!

凱焰がみずからの命を投げ打ってでも瓏蘭を欲しがったところ、死地へ赴く前に愛する瓏蘭と出来る限り交わろうとするところに、「凱焰は生きたがっている」という実感を…

4

華獣 小説

宮緒葵  絵歩 

凱焔 は何回「瓏蘭様」と叫んだか?

時代背景が面白くて、楽しく読むことが出来ました。好きな作品が増えてしまった。

▶あとがきによると、「時代背景は唐あたり、で曖昧」
・・とあとがきに有ったけれど、読んだ所、唐じゃなくて、秦が出来る前辺りじゃないのかな?
---
★万里の長城:
春秋時代から建造が始まり、続く戦国時代には、隣国に対する防御壁として各国がここに城壁を築いた。それ以前につくられた長城の遺構も合わせると、総延長…

0

華獣 小説

宮緒葵  絵歩 

この犬、狂犬につき

わんこ攻めという言葉がありますが、宮緒作品に登場する攻めは、わんこではなく本当に犬攻めという感じがする。
猛犬ならぬ盲目な盲犬かな…狂犬かも。徹底的に犬でした。
両視点で描かれているのですが、攻め視点の脳内をぜひ読んでほしい。
普通のわんこ攻めに物足りなさを感じている方、飼い主以外に懐く気がないやばめのわんこも試してみませんか?

中華風ファンタジーのような雰囲気のある、ちょっと不思議な…

4

華獣 小説

宮緒葵  絵歩 

とことん犬

宮緒さんの攻めは、いつも大抵『犬』なのですが、今回は『とことん犬』でした。
ワンコというのは『犬っぽい登場人物(万人に対する可愛げあり)』を指すのだと思うのですが、こちらの攻めさんは犬そのものなんですね。万人に対する可愛げなんて持ち合わせていない。主人と決めた人に愛されたくて愛されたくて、忖度なんて出来ないくらい愛されたくて、最終的に人間の限界を超える所まで主人を追い詰めてしまうバカ犬です。

6

華獣 コミコミ特典SS小冊子 灰青の夜 グッズ

魔が差す瞬間

本品は『華獣』のコミコミ特典小冊子です。

本編後、瓏蘭が凱焔の袍を誂える話です。

凱焔は邸でくつろいた服装を好みますが、
皇帝親子を除けば唯一の皇族男子の後見役となった凱焔は
それ相応の衣装を何着か誂えていました。

しかし、本来夫の衣服を調えるのは正妻の役目であり
男子ながらも一族の誰もが長の伴侶だと見なし
そう自負している瓏蘭もせめて袍の1着くらいは
用意してやりたい…

2

華獣 小説

宮緒葵  絵歩 

全ては愛しい貴方の為に

今回は騎馬民族を祖とする犲一族の長と皇帝の甥の公子のお話です。

跋鬼討伐に向かう攻様の褒章として一夜の花嫁となった受様が
攻様の過去、王家の罪を知り、攻様の本当の花嫁となるまで。

長い歴史を誇る皇国は厳しい身分制度が行き渡っています。
受様の父は同母兄が皇位に着いたのを機に臣下に下り、
広大な領地を与えられて名門貴族の美姫を娶りました。

皇帝は仁君と称されるほどの人物ですが…

5

華獣 小説

宮緒葵  絵歩 

ワンコ攻めがお好きな方に。

作家買い。

宮緒さんと言えばワンコ攻め。
そんなイメージが個人的に強いのですが、今作品もそのイメージを損なうことの無いワンコちゃんのお話です。

中華風、っていうのかな。
某国を彷彿とさせる設定を軸に、ちょいファンタジー要素も盛り込まれたストーリーでした。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。





主人公は蒼龍皇国の皇帝の甥である瓏蘭。
彼は皇帝の弟の息子…

12

5人の王 Ⅲ 小説

恵庭  絵歩 

挿絵

イラストが綺麗で品が有ります。
セージは、作品中のイメージだと余り頭が良くなくて失敗が多い、優しい子がこれでもかとイジメられて常に泣いている、という印象ですが、イラストだととても育ちがよくて賢そう。
なので、脳内変換しながら読む小説版より、比較すると漫画化されたコミック版の方が安心して読めました。

恵庭 先生のHPに、3巻の先の続きが掲載されていましたが、セージはもっと気の毒な体験をする…

1
PAGE TOP