綾ちはるさんのレビュー一覧

イエスタデイをかぞえて 小説

綾ちはる  黒沢要 

私の原点です

私がBL小説で初めて手にした小説です。実はファンタジーはあまり好まないのですがこれははまりました。なんども読み返して泣きました。この小説のおかげでBLの世界にいざなわれました。

3

不実の従者と狼の花 小説

綾ちはる  Ciel 

一途な執着攻めがお好きな方に。

作家買い。

綾さんはファンタジー要素の強い作品を書かれるイメージがありますが、この作品もそのイメージを損なうことのない作品でした。

もう、とにかく、

面白い…!

いつもネタバレ上等でレビューを書きますが、この作品はネタバレなしで読んでほしい。
という事で感想を書きたいと思います。

主人公は大学生の千里。
母亡きあと実家とは疎遠で、12歳の時に家を出たまま一度の実家…

7

不実の従者と狼の花 小説

綾ちはる  Ciel 

個人的には、受け以外どうでもいいと言い切っちゃう攻めは大好きです

こちら、60~70年ぐらいのイギリスをイメージして書かれた、人狼&主従ものになります。

こちらですね~、もうお見事と言うしか無い、巧妙な仕掛けが面白い作品なんですよ。
思いもよらないどんでん返しに驚かされ、あまりに強烈過ぎる攻めの真実に心を揺り動かされる・・・。
ホント、とんでもないヤツが居たもんだよと、鳥肌が立ちました。


内容ですが、侍従×人狼によるイギリスが舞台の再会ものに…

13

イエスタデイをかぞえて 小説

綾ちはる  黒沢要 

泣いた~

多分泣いてしまうだろうと思い、お買い上げしたもののなかなか手を出せずにいました。
なんとなく泣きたい気分だったので読んでみるか!って気持ちに。
読んでみて… 後半のイエスタデイをひろって(攻め様視点)で、途中で本が読めなくなるくらい号泣。
や~、こんなに泣いた本は久しぶりです(;^_^A
受け様の男前っぷりには本当に本当にカッコ良くて。
本のカバーイラストを見るとただただ優しそうな印象で…

6

サンドリヨンの指輪 小説

綾ちはる  yoco 

不憫で健気な大学生が真実の愛にたどり着くまで

サンドリヨンはフランス語のシンデレラです。

シンデレラといえば意地悪な継母ら魔法使いとガラスの靴ですが、この作品では魔法使いじゃなくて悪魔のお婆さんにもらった『求める愛が得られる指輪』に翻弄され、芽生えた作られた感情に傷つけられながらも本物の愛情に気付くまでのお話です。

幼い頃しょうもない夫を見限って出ていった母親、妻に捨てられて益々ダメな男の成り下がり、息子の奨学金やバイトで稼いだ生…

5

サンドリヨンの指輪 小説

綾ちはる  yoco 

千尋の友達の深田くんが救い

薄幸な受けが魔法の力を借りて、最終的には幸せを得る話。
タイトルの「サンドリヨン」は「シンデレラ」の別名ではあるけれど、この作品はシンデレラ物語が下敷きになっているというより、「サンドリヨンの指輪」という魔法アイテムが登場するちょっとファンタジーがかったお話でした。
分量的にはたっぷり読みごたえがあってよかったのだけど、読み終わってみると、フワッとしたつかみどころのないお話で、中途半端なファン…

2

猫の笑う、幸せの棲家 小説

綾ちはる  みずかねりょう 

自分の読み方は間違っているとは思うのですが

電子書籍で読了。挿絵(「あれあれ?口絵がないよ」とがっかりしていたら、カラーイラストが巻末にありました。たいそう美麗)あとがきあり。

綾さんの書く不思議な話は好きです。
どこが良いかと言えば、つじつまが合わないところが好きなんです。
説明できないけれど説得力がある。どうしてそういう現象が起きるのか全く分からないけれど、結果としてこの様な状況になってしまうことに納得がいく。そんな部分に惹か…

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猫の笑う、幸せの棲家 小説

綾ちはる  みずかねりょう 

どうにも切なくて

幸成(受)や焔(攻)の視点だけでなく、状況が分かりやすく、本の厚さの割に読みやすい作品でした。

アヤカシというファンタジーの世界観にもすんなり入り込めましたし、悪役も出て、ピンチもあり、どういう決着に落ち着くのか気になって、あっという間に読んでしまいました。

問題は解決してハッピーエンドではあったのですが、幸成の母親が不憫で悲しすぎて…。どうにもその辛さを引きずってしまい、読後には安堵…

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サンドリヨンの指輪 小説

綾ちはる  yoco 

許せないが

本編は千尋(受)の視点、後日談SS「それから」は赤枝(攻)の視点で進みます。
不憫な境遇の千尋が、不思議な老婆にもらった魔法の指輪を使って、赤枝に好きになってもらう話でした。ちょっと長めなのですが、先が気になって一気に読み終えてしまいました。

私の好きな場面は、赤枝が「許せないが、愛してる」と言う場面です。
己の感情が、他人に強制されたものだという恐怖と嫌悪。「俺はお前を許せない。」それ…

4

ハロー、マイアリス 小説

綾ちはる  陵クミコ 

どこか読み飛ばしてしまった部分があるのでしょうか?

電子書籍で読了。挿絵あり。あとがきあり。

綾さんのお話は概して好きです。
多分私が好きなのは、主人公の周りで自然の摂理に反する様な出来事が起き、それによって今まで知らなかった(あるいは、知ることを避けていた)自分の気持ちに気づくというシチュエーションが好きなんだと思います。
で、殊に好きなのは『自分の気持ちに気づく』部分。

今回のお話でも、主人公の真聡は見も知らない男性にいきなり「…

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