安西リカさんのレビュー一覧

ふたりのベッド 小説

安西リカ  草間さかえ 

一方的な恋から始まるが

大学生(後輩)x大学生(先輩)

高校の時の家庭教師だった大学生の先生を好きになるお話。
攻めが一方的に先生に恋焦がれて、それが成就するまで。

受けはノンケだけど、攻めの好き攻撃にて最後は両想いになるんだけど、
受けが攻めに惹かれていく過程が全く伝わらない。

攻めはただただ好き好きで、一種ストーカー見たく気持ち悪さを覚えた。

ここ最近の安西先生って中身が入れ替わってしまっ…

9

ふたりのベッド 小説

安西リカ  草間さかえ 

一途な切ない想いが紡ぐストーリー

とにかく一途で、〝好き〟を連呼する年下攻めが愛しいお話でした。
なかなか実らない片想いにジレジレしましたが、決して諦めない、しつこくて重い愛が良かったかなと思います。

高校生の高広の家庭教師をすることになった、大学生の深水。
人懐こい高広は可愛く、2人は仲を深めていきます。
ある日、深水は高広に好きだと言われてーー…

先生と生徒として出会った二人が、高広の切ない片想いから恋人同士…

7

好きって言いたい 小説

安西リカ  おおや和美 

読む癒し

大きな山場があるとかメリハリ云々の話ではないのだけど、地に足がついてる感じがすごく好き。
読んでてとにかく幸せな気持ちになれました。

「一目惚れ」がテーマとのことでお互いベタ惚れしてるもの同士なので、引っ掻き回し役の攻め兄が登場しても、ドーンと構えて読んでいられる。

本当は寂しがりやなのにそれを隠してスマートな大人を演じてしまっている自分自身の問題に気づいた受けが、全てを曝け出してさ…

4

眠りの杜の片想い 小説

安西リカ  カワイチハル 

展開が急で・・・

あらすじは皆さん書いて下さっているので省略。

恋愛に至る(好きと認識する事だけではなく最後の展開が)説得力に欠けるというか、ラストのエロシーンまで少し速足な気がしました。
好きなのは分かるんだけど、感情移入して読めないというか・・・。

ファンタジー的な要素も現代モノの設定から少し浮いているような気がして、そこが残念でした。
キャラクターの好感度は高かったので、恋愛に踏み込んで書かれ…

0

好きで、好きで 小説

安西リカ  木下けい子 

可愛いお話

安西先生らしい、日常を丁寧に描いたBL小説です。
気になる点は一つだけ。

受けのキャラクターや思考が完全に女の子です。
オスの部分が一つもない。
だから、受けが女の子の普通のお話でいいんじゃないかと思えてしまう。
お話は日常ですが、人間としての存在感がファンタジー(童話的)なのが少し残念でした。
イラストとイメージが合っていて素敵な表紙だと思います。

0

隣の嘘つき コミック

須坂紫那  安西リカ 

betterhalf

久々に読み返しました。あらためて読むと、おお…めちゃくちゃラブストーリーです。

なかなか、自分に正直になれない男、高瀬。
セクシャリティに気がついても世間一般の見る目から外れた事は出来ないわけです。
でも、これって当たり前ですよね。上手く生きるためには皆そうです。

もちろん、防衛しなきゃと思います。
だけど、人を好きになるのに自分自身を偽るのは辛い。辛すぎる。
そんな時に出会っ…

1

隣の嘘つき コミック

須坂紫那  安西リカ 

大切にされている幸せを感じる王道ラブストーリー

初めて読む須坂紫那先生の作品です。
こちらは小説が原作のコミカライズとのことですが、絵が綺麗で読みやすいと思います。

ハイスペだが自分のゲイを隠している高瀬さんとIT企業に勤めるゲイの友一くんのお話。

同じカフェの同じ時間帯に隣同士で恋人を待つことが多かった2人がちょっとしたキッカケから話をします。
高瀬さんは自分がゲイであることを隠して生きてきましたが、婚約者(女性)に浮気され別…

1

彼と彼が好きな人 小説

安西リカ  陵クミコ 

恋を続ける為には決意がいるんだと思うの

あれ?レビューの賛否が分かれているのですね。
私は、あほーんと読んで「うっへえ、面白かった」と単純に思ってしまったので、ちょっと吃驚しています。

表題作の面白さは、主人公の2人の恋が『推し』に対する恋愛であることですよね?
2人が恋する相手の名前が『神林』というのも(笑)。
『神』ですよ、『神』。
腐友と推しについてきゃぁきゃあ言って盛り上がって、そのうちにやたら硬い友情が出来上がっ…

4

彼と彼が好きな人 小説

安西リカ  陵クミコ 

いつか別れそう……という思いを払拭できない…

あらすじから「ライバル同士」のお話だと分かってたので、もっと足の引っ張り合いとかするのかと思いきや……。

二人で「俺、あいつのそういうところ好きなんだよねぇ」「わかる、わかる〜!」みたいなキャイキャイ感がめちゃくちゃ微笑ましかったです。
これって、私が腐友さんと「攻めのあのセリフ、死んだわ。」「わかるー!」「だよねぇ!」「で、あそこがまたたまらんよね」「わかるー!」と盛り上がるのと何も変わ…

3

眠りの杜の片想い 小説

安西リカ  カワイチハル 

前半は良かったのに……

読後あとがきを読んで、この作品が雑誌の「年の差、かつ年上攻め」のお題に寄せた作品と知って、驚きました。

もし自分が「年上攻め」というお題を与えられたときに、「受けの一族は先祖代々、霊媒体質を受け継ぐ祈祷一家」とか「いかにも霊感ありそうなのに霊感皆無な受け」とか、「10時間睡眠が必須な事に悩む受け」といった背景を思いつけるかといったら絶対に絶対に無理で、作家さんの発想力の凄さに改めて驚きました…

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