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42/80(合計:793件)
安西リカ yoco
てんてん
ネタバレ
今回は絶滅したとされる聖獣と聖職者を偽称する青年のお話です。 踏みつけられる人生を逃れた受様が攻様を出会い、 歪んでしまった国の理に一石を投じるまで。 この国は神リエラを祀る王族を頂きますが 王都の聖殿が国の権威の象徴であることから 聖職者たちは神託により人々を支配しています。 受様は親を知らず貧民屈で生きてきますが 奴隷商人にさらわれ奴隷市の商品となります。 受…
安西リカ ミドリノエバ
renachi
オメガバースと異次元トリップという流行に乗った派手な設定だが、内容は平和な日常系で、カップルの普遍的なテーマが主軸となっている。運命で結ばれたカップルがバース性のない世界に突如トリップし、関係を見つめなおすお話。 一緒にいるのが当たり前になっていた二人が、ふと立ち止まったとき、本当に相手のことが好きなのか?という疑問にぶち当たる。その瞬間を強制的に与えられているということで、これは読まねば!と期…
さくらら
いつものほんわかとした安西リカ先生の雰囲気とは異なるお話、アシュの過去の壮絶さと彼の拠り所になっているサージとの関係にほっこりします。 攻めのサージが本当に可愛い……厳しい世界観が牙を剥くこともある本作の中で、サージの存在は和む要素でした。 サージのキャラクター付け、好きです。 アシュがこんなにもしたたかに頼もしく感じるのは、彼の言動に一貫性があるからでしょうか。 生きていく上で必要な…
☆ぺこち
聖職者にいいように扱われてきたアシュが、サージを見つけて唯一と言える者が出来た。暗い空に一本の光が差すような、神秘的なものを感じた。ドライトンが狼や竜のような姿に変形できる進化が面白かった。勝手な想像だけど、番でなければ孵化させる事が出来なかったのかも。そして、ドライトンの最期を誰も知らないのは、番と二人きりでそれを迎えるから、見た人がいないのだと思った。アッシュが自分と同じ境涯の子を助けた時には…
みざき
作中に登場する"レモンの形の月"という言葉が好き。 なんだかとても印象的で、ロマンティックで素敵な表現でした。 なかなかの辛い境遇の中にいた主人公・アシュの視点で語られていくファンタジー作品。 物語の序盤から綴られている、過去にアシュがされていたことや育った環境のことを考えると、もっと重苦しくて悲壮感たっぷりのものになったり、痛ましさを強く感じてしまいそう。 しかし…
kurinn
本編でも大活躍していたカーリン視点です。 過去にはアシュと関係した事もあったのですが、アシュ逃亡後にカーリンの身に起きた出来事によってすっかり別人のように変わっていました。 そしてアシュが逃亡する上で助かったカーリンの膨大な知識が、どうして彼に備わっていたのかの説明がこの特典ペーパーに書いてありました。 こちらのお話は本編終了後のお話です。 ひと財産築いたカーリンがずっと住んでいた…
もう何て言っていいかわかりません。強いて言うなら安西先生にしてやられたでしょうか? いつもと違う安西先生作品最高でした。 こちらの作品は詳しい内容は知らずに読んで欲しいです。 ただ、感想でも内容に触れてしまいますので心して読んで下さい。 まず読み始めてアシュの過去の壮絶さと、彼の強かと言えるほどの柔軟さに驚きました。そして聖獣(ドライトン)の卵を拾ってからの、彼の生き甲斐と…
安西リカ 佐倉ハイジ
コモさすけ
私の中で安西さんは「文章が上手くてとても読みやすい」作家さんだった。 でもこの本は何か所か引っかかる所があって驚いた。 なんで?どうしたんですか、何かあったんですか、体調でも悪いんですか、環境が変わったとかですか、大丈夫ですか!!と言いたい。 その中で一番引っかかったのは「カーテンを引く」の使い方。 私自身は<閉める>の意味で受け取るし、もっと言うなら、新居に入って新しくカーテンを引く…
あーちゃん2016
先生買い。腐った聖職者へぶつける清冽な怒り、その後の浄化再生のあたりがとても好きだったので神にしました。シリアス寄り、どファンタジーが大丈夫な方でしたら是非。いつもの安西先生テイストとは異なるお話、本編250p弱+あとがき。 奴隷市で聖職者に買われ、彼らの欲望を身に受けていたアシュ。磨き上げられ飾り立てられた美貌の底に、彼らに対する怒りを秘め、諦めず、ある日とうとう無事逃げ出すことに成功しま…
本編後、富を築いたカーリン視点のお話でした。カーリン視点にすることで、二人の聖性が高まったような気がして、短いんですが、ぴりりと素敵さが詰まったお話だなあと思いました。 比較的裕福な商人の家に生まれ、好きな事を好きなように学び、成人後は薬師となったカーリン。長年働き、ひと財産築いたので、ゆっくりする時間を持とうと考えたのでしょうね。美しいもの大好き欲を存分に発揮し、自分の好みを反映した家をた…