安西リカさんのレビュー一覧

オメガは運命に誓わない 小説

安西リカ  ミドリノエバ 

本当の愛なのか 本能の衝動なのか 

面白かった。
「運命の向こう側」の関連作。今作で、小野は双子の母になってました。

小野のグルプ会社の社員、千里は、ややこしいこだわりを持っているオメガ。
オメガバースのバースルールの中で 本能の衝動なのか、 本当の愛なのかハッキリ線引きできず、恋に踏み込めない。

オメガの千里とアルファの黒江の二人が出会う。二人とも、自分のバースを非公開で社会の中で活動している。

黒江は千里が…

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彼は恋を止められない 小説

安西リカ  街子マドカ 

面白い 凄く面白かった。

冒頭は、引っ越しシーン。
劇伴作家の年下彼氏・雪郷と同棲を始める蒼。
住まいは、雪郷がキャッシュで購入した億ション。

年上の蒼は、不安要素を抱えて居る。
蒼は別れてけじめをつけたと思っているけど、
別れを認識していない楽天家の元彼が日本に戻ってくる、しかも蒼と復縁できると強気で思い込んでいる。
焼きもち焼きの年下の雪郷とどうなっていくのか・・
これから先に現れる修羅場にワクワクし…

1

恋という字を読み解けば 小説

安西リカ  二宮悦巳 

書道家ってことにこだわっちゃって

珍しいお仕事だと思うんですよ、書道家って。
でもBL小説の主人公として、いくつか読んでいるんですよ……本当のところ、あまり派手なお仕事でもない様な気がするんですけれども、この人気ぶりは何でなのかな?

このお話の頼人くんは、ご自分がミックスであることを逆手にとってタレント活動をすることで、書の世界の素晴らしさを啓蒙している書道家です。
私は、この手の戦術的な普及啓蒙作戦を嫌いじゃない、むし…

0

バースデー 小説

安西リカ  みずかねりょう 

現実味を帯びた ハピエンなのに少し悲しい物語

★電子版の安西リカ作品をほぼ全部読んだけど、この作品が私は一番好き。

2018年発刊。 
解離性同一症=多重人格を統合、乖離に成功した珍しい事例という設定。

解離性同一症。・・幼児期に受けた虐待が原因で多重人格になった透。
両親を殺害し、透を虐待した加害者に復讐を果たす透の別人格達。
 別人格が現れる際に眠くなるという設定が、凄く興味深い。
事件後に医師は、透の複数の人格を催眠…

2

ふたりでつくるハッピーエンド 小説

安西リカ  金ひかる 

キャラ&カップリングが最高

人気俳優と俳優業に憧れる大学生のお話。年の差もので、素晴らしくよき年上攻めですね。好きな作品です。

芸能一家に育ち、子役から始めた芸歴は35年。呼吸するように演技モードに入ることができるベテラン俳優・岩舘は、姉でマネージャーの絹を通して知り合ったかつての高校生・友理と再会します。大学生になった友理は俳優を目指し、岩舘も出演する舞台のオーディション真っ只中でした。

家族に芸能界入りを猛反…

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彼は恋を止められない 小説

安西リカ  街子マドカ 

ヒヤヒヤしたよもぉ~

再会復縁しないモノ。
年下今彼の雪郷が可愛くて健気で不安がってるのが伝わってきて、裏切らないであげてー!とヒヤヒヤしながら読みました。
蒼がフラフラして、なかなか雪郷を安心させてあげないの!
もしかして元彼を選んじゃう…?って思わせるところがあるんですね。

元彼荻野を忘れてない蒼の心理描写が筒抜けなので、雪郷に肩入れして読むと辛いです。
厚かましい荻野は蒼みたいな流されタイプには相性…

4

彼は恋を止められない 小説

安西リカ  街子マドカ 

元カレ問題

復縁も好きなんですけど、復縁しない人たちのモダモダも好きなので、
楽しめました。一般人のモダモダが好きな方にはお勧めしたいです。

書き下ろしで、攻の元カレも登場し、「元カレ問題、攻のケース、受のケース」という感じですね。雪郷(攻)の毅然とした態度に比べて、蒼(受)は…、ちょっとイラっとしましたww。
今カレが心配しているのを知りながら、なんで何回も元カレに会っちゃう?
しかも、これから…

6

眠りの杜の片想い 小説

安西リカ  カワイチハル 

途中までは良かったけど

凄く面白かったんです。途中までは…。

大好きな安西リカ先生の作品だし、包容力のある年上攻めだし、受けは神秘的な美貌の持ち主だけど天然で努力家で可愛いし、二人のやり取りにキュンキュンしながら読みました。

値賀に取り憑いた霊の存在も何となく分かってたんですが、終盤にその霊を値賀が降霊したときに一気に冷静になってしまったんです。

彼が紀州に信じて貰う為に口にしたプライベートの内容が余り…

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新書館創立60周年記念 ディアプラス文庫フェア特典書き下ろし小冊子 A グッズ

人気作品のその後が読めて最高でした

驚いた事にこちらの小冊子に載ってる作品は、全部本編を読んでいました。

まずは安西リカ先生の『バースデー』より「エコー」ですが、こちらは本編を読んだ時にかなりの衝撃を受けた作品でした。その後が読めて感無量でした。
百合原と滝本が保護猫を飼っているのですが、猫に付けた名前にちょっと驚きました。二人とも仲睦まじいのですが、三希の気配になんとも言えない気持ちになりました…。

そして一穂ミチ先…

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ふたりでつくるハッピーエンド 小説

安西リカ  金ひかる 

安西先生の年の差・年上攻めのお話は最高でした

安西リカ先生の作品は、自分的にはハズレが無いんです。そして今回も最高に素敵なお話でした。

役者志望の友理の希望が簡単に叶わない点もリアリティがあって良いんです。そして春樹との同居生活でお互いが特別になって行くのが、丁寧に書かれているのにテンポが良いのが流石だと思いました。
好きなのに臆病になってた二人なのに、気持ちを伝えようとしたタイミングが同じだったのにはかなり盛り上がりました。

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