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40/80(合計:793件)
安西リカ 尾賀トモ
えすむら
ディアプラス掲載時に読んだときも文庫化されて読み直しても、どの角度から読んでもめちゃくちゃいい…と萌え震えました。 建築科の学生だった一葉(受)と、才能豊かでカリスマ性のある編入性・仁科(攻)の恋は、仁科の一目惚れから始まり、仁科の圧倒的な熱量と気持ちに圧され気味だった一葉が、就職という現実を目前にして、前途洋々とした男の傍にいることがしんどくなり、一方的に別れを告げ地元に帰るわけですが、も…
kurinn
ネタバレ
本編で仁科と一葉の関係に気がつくならば、一葉は妹の華だろうと思ってました。 そして文庫あとがき後の掌篇「一緒に散歩を」でも、華はなかなか鋭いところを披露していました。 こちらの書き下ろしペーパーの時系列は、本編書き下ろしの「帰る家」での仁科の親戚が所有する別荘に行く前に、一葉の実家に食事に呼ばれた時のお話でした。 一葉の家族に受け入れられている仁科にホッコリしました。 父親や華…
最近の安西先生の作品は当たりが多くてとても嬉しいです。そして今回も大当たりで、萌えまくりました。 記憶喪失ものですが、それよりはすれ違いものの側面の方が強かったと思います。 2人が離れていた期間は7年間でしたが、それは一葉に関しては必要な時間だったと思いました。 一葉の事だけが思い出せない理由にしても、想像通りでしたがソコもとても萌えた一因でした。 記憶が無いのに一葉との距離を…
てんてん
本品は『恋をしていたころ』のフェア書店特典ペーパーです。 本編後、一葉の妹視点での後日談です。 華の兄一葉には仁科という友人がいます。 仁科は少々アクの強い個性的な顔立ちをしていて 業界内では名の知れた若手建築家らしく 人見知りの激しい華の夫は 遠巻きにしていているだけで 後からどんな話をしたか聞いてくるので 少々面倒くさく思っています。 今回も本人曰くの南国…
今回は東京の大設計手事務所の有名建築士と 地元のの設計事務所に就職した建築士のお話です。 受様視点で元彼だった攻様との再会から復縁するまでと 攻様視点で続編短編と掌握を収録。 実家が工務店の受様は建築関係の仕事がしたいと 東京の大学に進学します。 受様は地元のハウスメーカーで実務を積んで いずれは独立するという堅実なルートを考えていましたが もう少し意匠設計を学びたい…
安西リカ yoco
能楽ファン
完全に私の性癖に刺さった作品でした。不遇の受け好き。頑なに誰にも心を許さず甘える事さえしたことが無かった主人公アシュが、伝説の聖獣と出逢って、愛と生命力溢れる人間になってゆくお話しです。 風景描写、人物の行動や感情表現が細やかで、切なくなるシーンがたくさんありました。植物に隠れてしまう古い空き家に暮らすアシュとサージが目に浮かびました。 貧しい暮らしの中でも、唯一無二の愛しい養い子の未来の…
さくらら
記憶喪失ものですが重たすぎず、安西リカ先生らしい何気ない日常の描写の光る作品です。 若い頃の選択ミスで別れた二人。 仁科は才能のある人間で、一葉はそんな彼に愛されるということがコンプレックスになっていたのかも知れない。 ノンケらしい一葉の思考がとても自然で好きです。 プライドのある男で素敵…。 仁科の愛情深さと一葉の生真面目さが噛み合わず別れた二人の不器用さ、それが復縁後過去を振り返るシ…
ぴれーね
切なくてほろ苦い再会ものであり、若さ故に間違えてしまった二人が、もう一度恋をやり直すと言うとても優しいお話でもあります。 個人的に「何度でもリフレイン」がめちゃくちゃ好きなんですよ~。 それの更に大人版とでも言うんですかね。 ほろ苦い過去の思い出に、現在の甘くうずく愛おしさ。 そして、それぞれが抱える心の傷。 もう、めちゃくちゃ萌えるーーー! こういう、しっとり切ない恋心を書かせた…
よしぴす
夜中に読み始めなくても良かった。 安西先生の描く人物描写に、やっぱり好きだなぁ。と、思いました。 とてもフラットにその人物の思考、心情が伝わってくる描き方だなぁと思うんです。 登場人物次第で物語が進む感じがするという感じなんです。 なんかちゃんと表現できてるかどうかわからないんですけど。 最終的にどうなるか考えたりせずに、ドキドキやハラハラやワクワクでページをめくる指が踊ってました。…
はるのさくら
ラストに向かって、涙があふれたファンタジー( TДT) えっ!?これってまさか‥と胸が痛かったです。 受け様は、銀髪に碧い瞳を持つ美しい容貌のアシュ。 『神の愛し子』と称して聖殿に軟禁され聖職者の慰み者だったのを、逃げ出した過去を持つ。 自由を手に入れたアシュが流浪していた時、聖獣ドライトンの卵を孵し、サージと名付けて親代わりに育てることに。 成長に合わせて姿を変え、い…