安西リカさんのレビュー一覧

恋になるには遅すぎる 小説

安西リカ  佐倉ハイジ 

これぞBLの良いところ!

これはBLのいいところですね!男同士だからこその良いところ満載でした。

小学生で出会って那由多は一目で和馬を味方だ!と思いグイグイ仲良くなって。
お互いすごく自然に隣にいて。
だけどいつしか意識するようになってしまい…。

好きだとバレたら一緒に、友達でいられなくなる!と彼女と付き合ったりしながら、いつまでも親友の距離を保ち。今ではアラサーで同居5年。

和馬の姉の子供を預かった…

0

ふたりのベッド 小説

安西リカ  草間さかえ 

攻めの好きの一心が良き

ここまでノンケ相手に叶わない恋を続けるお話は初めて読んだかも。

もう入江が可哀想で健気で。
好きの一心で深水を思い続け。
中学生の頃から深水を心の支えにしてて、高校2年の時に家庭教師として出会い。あの頃もこの頃も週2日会えるのが楽しみで。

深水は入江を好ましく一緒にいると安らぐし落ち着くし、俺を恋愛対象にしなければいいのに…と。
そしたら一緒にいられるのに。
入江の告白を受けて…

1

彼と彼が好きな人 小説

安西リカ  陵クミコ 

片想い同盟からの…

神林片想い同盟!
長年神林に片想いしてる藤野は一目で見抜いてしまった。神林の大学時代からの友人御堂もまた神林に恋をしていると。

神林を軸にして距離を縮める二人が良かったです。
いかに神林が素晴らしいか、男らしくてナイーブで懐が深くて。藤野は押し倒されたい、御堂は押し倒したいと。

そして二人が仲良くなったころに、なんと神林の職場の女子大生バイトが、神林とくっつきそうだと。
鋭い御堂…

1

オメガは運命に誓わない 小説

安西リカ  ミドリノエバ 

健気な二人

関連作を読まずにいきなりこっちを読みました。
安西先生もオメガバースを書いていらしたんですね。

バース性に振り回され性を嫌うオメガの千里とアルファの黒江。アルファがアルファであることを嫌がるのは珍しいですね。

千里の片想いと黒江との親交。千里には黒江といるのがとっても居心地よくて。

色々ありましたが、性を超えて感情だけで好きだと感じられて。結ばれて良かったです。
黒江が可哀想…

3

恋をしていたころ 小説

安西リカ  尾賀トモ 

盛り上がらなかった……

ぴれーねさんも書いていらっしゃいますが、私も「何度でもリフレイン」が大、大、大〜好きでして、それと同じ香りのするこちらの作品の電子化を、前のめり気味で待ってました。

「恋をしていたころ」というタイトルだけでなんか泣きたくなっちゃうというか、もうこれは神でしかないでしょ!!と鼻息荒く読み始めたのだけど、心が大きく揺り動かされることなく終わってしまった……。

どーしたの、自分。
なんでさ…

6

聖邪の蜜月 小説

安西リカ  yoco 

泣いたー!

序盤から一気に物語に引き込まれて、終盤でごっそり心を持ってかれました。

以下ネタバレありなのでご注意を

物語の後半、王都祭礼の時に大火傷を負ったアシュが徐々に死へと向かっていくシーンでは、好ましい状況ではないにもかかわらず、アシュとサージの間に流れる優しく穏やかな時間に、2人は幸せなんだなぁと嬉しくもあり、悲しくもあり。アシュに迫る死を自然に受け入れ、自身も当然のように後を追うつもりで…

6

恋になるには遅すぎる 小説

安西リカ  佐倉ハイジ 

私は和真の姉が嫌い

この2人は別に甥っ子を預からなくてもずっと2人でいたのではなかろうか?
遅かれ早かれ恋人になったと思うんだよ。

甥っ子は良い子だけどね。
母親がどうにもこうにもウザい。
迎えに来て置いていくとか、アホか?
こういう描写はいらない。
度々2人が付き合ってるかどうか聞くのも鬱陶しい女だな。って思った。

この女の存在感をもう少しいやかなり薄くしてもらえれば楽しく読めたんじゃないかな…

0

恋をしていたころ 小説

安西リカ  尾賀トモ 

感情決壊シーンが好きすぎた

再会復縁に記憶喪失をプラスしたもの。題材の合わせ技で主人公の心にグサグサ切り込んでいくやり方が上手いなあと思った。おかげでうっかり一葉に同期してしまうとしんどい。

天才と凡才の付き合いは、表面上は距離を理由に、本当はコンプレックスのせいで終わってしまう。七年後の一葉は、実績を糧にその点だけは乗り越えられそうなのに、それ以外(建築絡み以外)の部分は学生時代から時が止まっているように見えた。

8

恋をしていたころ 小説

安西リカ  尾賀トモ 

置いていく

先生買い。雑誌掲載部分は凄く好きだったんですけど、後半部分、ちょっと得意じゃないなと思う所があったので萌にしました。本編130P弱+その続き80Pほど+あとがき。

地方都市で設計事務所に勤める一葉(かずは)。ある日業務用メールに大学院時代に付き合っていた仁科から「そちらに行く用事があるので、食事でもご一緒できないか」との連絡が入ります。地元に戻るべく別れを告げた時に引き止められもしなかったの…

4

恋をしていたころ 小説

安西リカ  尾賀トモ 

こんな記憶喪失ものもいいな(^-^)

記憶喪失ものって、まぁいろいろ読んできましたけど、なんとも穏やかだけど情熱的でもあるお話で、いいなぁ、と読ませてもらいました。


受け様は個人住宅等を手掛ける建築設計士の一葉。
攻め様は世界的に活躍する建築家の仁科。

大学院で出会い、一目惚れだと率直に好意を示す仁科を、一葉が受け入れる形で恋人同士となる2人。


ところが、同じ建築を志す者同士として、能力や立ち位置の差に、一…

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