安西リカさんのレビュー一覧

楽園までもう少しだけ 小説

安西リカ  七瀬 

セクサロイドの恋

今回は人間として暮らすセクサロイドと
家電販売店で働く青年のお話です。 

恋を知った攻様が受様にとっても大切な人になるまで。

攻様は人の利便性のために製造された
ヒューマノイドの中でも快楽を与えることに
特化したセクサロイドです。

人間と快楽を共有するために
外見は人と変わらない精密さで再現されており、
人工知能は感受性まで学習可能でしたが

譲渡のたびに記憶をリセ…

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楽園までもう少しだけ 小説

安西リカ  七瀬 

純度高め

セクサロイドものは正直苦手ですが、作家買いです!なぜ苦手かとゆーと、セクサロイドという存在が切なすぎるから。帯の煽りから…心の準備してても、この切なさには慣れないです。いま、この世界観はSFだけど、いつか、人間ってやらかしちまうんじゃないかなと余計なことも考えるから余計にしんどく感じてしまうんですよね。

人間の所有から逃れてひっそりと自立しているセクサロイドの本田は、家電量販店で働く晴と出会…

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楽園までもう少しだけ 協力書店特典ペーパー 甘い休日 グッズ

目が曇ってる

本田と出会って5年後のお話です。

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ある朝、鏡を見たら口元に小さな吹き出物。料理上手だし最近焼き菓子づくりに目覚めた恋人のおかげで食べ過ぎなところもあるから・・と思っているのですが、本田は吹き出物すら可愛いと言いだし・・という二人の穏やかな優しい休日の1シーンです。

多少太ろうがどうなろうが、「晴は可愛い」というのが決まりなんですよね。晴は「ラッキーなことに本田さんは目が曇っ…

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楽園までもう少しだけ 小説

安西リカ  七瀬 

楽園は

先生買い。盛大に涙腺を刺激されましたが、個人的地雷?があったので萌2寄りの萌にしました。安西先生らしい優しいお話、本文250Pほど+あとがき。アンドロイドものお好きな方でしたら安心して是非とおススメしたいです。

15年ほど前にマスターの一瞬のスキを突いて逃亡し、支援組織の協力を得て自立を果たした本田。株式投資やフリーエンジニアにより何とか生活の糧を得ています。ある日購入した家電ロボットが全く…

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楽園までもう少しだけ 小説

安西リカ  七瀬 

セクサロイドの恋

安西先生だから情報なしで購入したらアンドロイドのお話でびっくり。切ないし苦しいしどうなる事かとドキドキ。
セクサロイドの本田と後に看護師の晴。セクサロイドの設定の残酷さが辛かったけど後々まで効いてた。快楽はあっても恋は分からない本田が、晴には出会いから惹かれてたと思う。普通に恋して想い合って、だけど先は望めなくて…別れは苦しくて、晴の姿に泣けて泣けて。でも、ここからの晴が強かった。辛くても本田を…

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楽園までもう少しだけ 小説

安西リカ  七瀬 

読めて幸せだった

ツイッターで表紙を見たとき、なんて素敵な表紙なんだろうと思い購入。
砂浜で手を取り合って歩く二人。
幸せそうですね!!!
読後にこの表紙を見ると「愛!!!!!!」という心の叫びしか出てこないのですが、この感動をなんとか文字に起こしてみようと思います。

ネタバレを踏んでしまうと面白さが半減してしまうので、できるだけ避けながら感想を書いていこうと思います。

まず、本田さん(攻めさん)…

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楽園までもう少しだけ 小説

安西リカ  七瀬 

優しくって温かな、壮大な愛のお話

作家買い。
七瀬さんの描かれた優しい表紙から、ほのぼので温かなお話なのかな?と思いつつ手に取りました。が、うん。
いい意味で裏切られた、そんな感じ。
深い深い愛情を描いた、壮大な愛のお話でした。

普段ネタバレ上等でレビューを書いていますが、あんまりネタバレし過ぎちゃうと面白みが半減してしまうと思うので、なるべくネタバレなしでレビューを描こうと思います。




主人公は本田。…

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楽園までもう少しだけ 小説

安西リカ  七瀬 

貴方の存在が、世界に意味を持たせる

新作完全書き下ろしで、セクサロイドと人間との純愛を綴った作品になります。

ヒューマノイドと人間との恋って使い古された感のある設定なんですけど、なのにこれが、すごくすごく良かったんですよね。
ものすごく切ないのに、同時にめちゃくちゃ優しくてあたたかいお話で。
帯に感涙必至となってるけど、本当に泣けましたよ~。
また本文中で攻めがですね、受けの居ない世界に意味はないと思うんですよね。
逆…

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運命の向こう側 小説

安西リカ  ミドリノエバ 

斬新!

2018年というと、もうオメガバースが浸透して作品もかなり増えていた頃じゃないかなと思います。そんな中で王道でありながらも一捻りある設定が書ける安西先生はさすがです。

安西先生は「何も起こらない話(ご本人談/意訳)」を書くのが本当にお上手です。大事件を起こさずとも丁寧な心理描写で引き込まれます。
今回は大事件が「起こって」ますが、あくまでもメインは心理描写であり、安西先生のいつものテイスト…

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恋をしていたころ 小説

安西リカ  尾賀トモ 

MVPはわんちゃん


建築家の卵が出会い恋をして別れてキャリアを積んで再会する。


他の方のレビューで私が思ったことを100パー書いてくださっているので改めて書くことはないのですが、一言で言うと出会うのが早かった。


相手は好きだけど劣等感でいっぱいになり別れを告げてしまった受けも、初めてに恋人に愛することに夢中になりすぎて拒絶されることが怖くて追いかけられなかった攻めも2人とも若かった。

大…

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