安西リカさんのレビュー一覧

普通<ベータ>の恋人 小説

安西リカ  市川けい 

本能よりも、大好きな人

「いつか知らないアルファが八束を攫っていくかもしれないけど、だからって今ここで諦められない。」
このセリフが大好きです。このお話がぎゅっと詰まった道隆のセリフだと思います。

オメガの有と、ベータの道隆は、大学生からの恋人同士。オメガの発情期の煩わしさは、ベータの恋人では取り除く事はできない。それでも長い間2人は付き合ってきた。
オメガの有は、抑制剤を飲みながら、学生時代の仲間たちと会社を…

4

オメガは運命に誓わない 小説

安西リカ  ミドリノエバ 

全人類におススメしたい

ガツンときました。感動しすぎて戸惑ってます。

もともとオメガバが苦手設定なので、積極的に読もうと思ってなかったのですが、最新“普通<ベータ>の恋人”があまりによかったので、こちらに遡ってきたのですが…。いやもっと早くに読めばよかった。でも読めてよかった。安西先生すごいな…と震える傑作でした。もしかしたらこれが一番好きな安西オメガバかも…、特殊設定で描かれているのに、普遍的なテーマ性を感じて感…

3

運命の向こう側 小説

安西リカ  ミドリノエバ 

なるほど…新感覚!

最新の”普通の恋人”がすごく好きだったんですが、そういえば、
こちらのオメガバは読んでなかったな~と復習中。

バース性のある世界からない世界へ移動してしまったアルファとオメガ。
うわっ、、オメガバだけでもお腹いっぱいなのにさらにパラレルワールド!?とちょっと抵抗を感じたのですが…サンドイッチの具材に例えるワープの仕組みがわかりやすくてw、あとは没入できました。

それぞれのバース性に…

0

普通<ベータ>の恋人 小説

安西リカ  市川けい 

バースを超える愛

安西先生はありふれた男女の恋愛をそのままボーイズラブに落とし込むのが本当に巧みで、攻め受けの心情がすとんと落ちてくるのでとても読みやすいですよね。
だからこそ本作では元彼との逢瀬を繰り返してジレジレしている彼女のような受けに大分モヤモヤさせられたのですが、最後は本能を振り払って、何が何でも自分の心が選んだ恋人を求める、という展開がとても良かったです。
オメガバースというよりBLの基本を踏襲する…

5

普通<ベータ>の恋人 小説

安西リカ  市川けい 

それぞれ

アルファばきばき!オメガひんひん!みたいなお話ではありません笑

ただ普通のカップルが普通の恋愛をして普通に長年同棲して普通にお互いを愛していて。
なのに時々ちくりちくりと胸を刺す展開があって少しハラハラするんですよね。
安西先生×オメガバースはこんな感じになるんだと思いブレないポリシーを感じましたw

※ここからばりばりネタバレになるのですがこの文章が本当に好きです。

道隆は逃…

11

ベターハーフムーン 小説

安西リカ  みずかねりょう 

難しいこと

2冊ともほんっとうによかった!安西先生らしく劇的な展開はなく、でも着実に積み上げる情愛がたまらなくひしひし胸にのしかかります。

先生の描かれるわんこ受けが本当に好きで、駆け引きなくストレートになんども愛を伝えるところが読みながら思わず「可愛い、、」って声に出ちゃうんですよねw 三段活用w
個人的に両片思いのじれったさがあまり好きではなく先生の文章は読んでいて気持ちいいです笑

今回も激…

3

ベターハーフムーン 小説

安西リカ  みずかねりょう 

安西先生版プリティウーマン

めちゃくちゃ良かったです!安西先生版プリティウーマンならぬプリティマン。
始めの頃の怜王は危なっかしくて、東屋との初めての時もハラハラしました。けど、素直で可愛くて。
東屋の影響を受けて、成長し変わっていく姿はいじらしかったです。
想いが溢れて、結ばれた時は自分の事のように嬉しかった。恋人のように暮らす日々は素敵だけど、言葉がない東屋に対して不安を募らせる姿は胸が痛かった。東屋の転勤をきっか…

6

「ベターハーフムーン」コミコミ特典SSカード「恋の手前」 グッズ

この時に…

本編で怜王視点でこのシーンを読んだ時に、東屋はちゃんと怜王のことが気になってるんだと思ったんです。

なので、この時に自分の感情にちゃんと東屋が向き合ってさえいれば、怜王はあんな悲しい思いをしなかったのにと思ってしまいました。

でもそうなると、あの秀逸な攻めザマァが読めたくなったし、怜王を求めて必死に捜す東屋の様子も分からなかったからコレで良かったのだとも思うのです。

何より本社に…

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ベターハーフムーン 小説

安西リカ  みずかねりょう 

こちらの作品も凄く良かったです!

同じ日に発売された他レーベルの作品も面白かったですが、こちらの全編書き下ろし作品も秀逸でした。


個人的に好きだったのは流されて生きてきた怜王が、東屋と出会って関わって行くうちに自分を大切にして行くことを知った点です。自分が何をしたいのかその為に何をすれば良いのか、ちゃんと自分で考えて行動できるようになったことに胸熱でした。

だからこそ、怜王の愛情に胡座をかいて悲しい思いをさせた東屋…

3

恋になるには遅すぎる 小説

安西リカ  佐倉ハイジ 

ゆったりとした物語でした♪

はじめての作家さん!
ゆったりとした物語でした✨
和馬の甥っ子との暮らしで、長年心に閉じ込めていた想いがまた揺らぎ出す2人の心境変化が良かった♪
長年の付き合いで同居までしているから、お互いに知らないことはないと思っていたけれど…「恋人」になると和馬のまた違った新たな一面を知り、もんもんする那由多が可愛らしかった
お互いに似た部分がないからこそ自然とお互いが補完しあって居心地のいい関係を築…

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