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はるのさくら
ネタバレ
本編終了後、すぐのお話。 ベータのギャルソンだった伊吹視点のお話。 告白をして、気持ちの整理をつけようとしつつあった一週間後に、突然嘉納から「裏庭のハーブ園にしたいので、相談にのってほしい」と連絡がくる。 動揺して、つい有に助けを求めてしまったら、背中を押された。 ここのシーンでは、本編を読んだ時に、有カップル同様、よしっ!と手を握る気持ちでした(๑•̀ •́)و✧ 好みが似てる…
安西リカ 市川けい
じんわり沁みる上、萌もたっぷりなお話でした(≧∇≦) 受け様は、オメガの有。 同棲しているパートナーの攻め様は、ベータの道隆。 ごく普通に恋をして恋人となり、同棲生活もすっかり落ち着いている2人。 昔、有は体質確認の為に1度だけ発情期にアルファと寝たことがある。 その時の相性のいいアルファ嘉納と再会し、仕事上で支援を受けることに。 気持ちを裏切って、体はアルファの嘉納を…
あんバターパン
オメガバースのお話なんですが、「運命論」で終わらないのがいいなと思えるお話でした。私はオメガバースのお話は大好きなんです。自分の意思を超える運命に翻弄されるのもいいなと思えるんですが、これは運命を超える自分の意思としての恋愛でした。矛盾するようですが、そこがとても良かった。 有は希少と言われる男性Ω。自分の性衝動を知っておきたいという理由でマッチングを利用してαと関係を持ったことがある。その…
安西リカ みずかねりょう
甘食
裕福なお坊ちゃん育ち×劣悪な環境で育った元ヤンみたいなカップルでした。環境の違いも乗り越えて親しくなっていく序盤はワクワクしましたし、攻めと出会い、どこか投げやりに生きていた若い受けに自我が芽生えてだんだん意識高く成長していく様も良かった。 攻めは4つ年上の25歳でこういう話にありがちな包容力のあるタイプではなく、良い所はたくさんあるけど若いのもありまたまだ人間的に未熟。受けが努力して自分を…
茶々丸53
オメガの恋人がベータって意外で面白い。 大学時代から付き合っている有と道隆、対等で信頼し合っていて清々しい。ただオメガである有への気遣いに、道隆の苦悩が表れてて切ない。 ある日、有は一度だけ寝たアルファ嘉納と再会。バースの関係上仕方ない所もあるけど、仕事の窮地を救われ、あれこれと構う嘉納に曖昧な態度しかとれない有に苛立つ。後ろめたさにぎこちなくなり、態度が変化していく有を見てる道隆は辛…
買ってしばらく積んでいたので、まっさらの状態で読み始めたんです。それが結果的に良かった。 新聞配達で生活している百合原透。守ってあげるからねと抱きしめてくれた三希という存在がいた。百合原透には過去の記憶があまりない。 滝本遼一には10年くらい前に唯一愛した相手がいた。でもその相手のことで知っているのは三希という名前だけ。質問してはいけない、写真も撮ってはいけないという条件を出されている…
ななつの
「いつか知らないアルファが八束を攫っていくかもしれないけど、だからって今ここで諦められない。」 このセリフが大好きです。このお話がぎゅっと詰まった道隆のセリフだと思います。 オメガの有と、ベータの道隆は、大学生からの恋人同士。オメガの発情期の煩わしさは、ベータの恋人では取り除く事はできない。それでも長い間2人は付き合ってきた。 オメガの有は、抑制剤を飲みながら、学生時代の仲間たちと会社を…
安西リカ ミドリノエバ
えすむら
ガツンときました。感動しすぎて戸惑ってます。 もともとオメガバが苦手設定なので、積極的に読もうと思ってなかったのですが、最新“普通<ベータ>の恋人”があまりによかったので、こちらに遡ってきたのですが…。いやもっと早くに読めばよかった。でも読めてよかった。安西先生すごいな…と震える傑作でした。もしかしたらこれが一番好きな安西オメガバかも…、特殊設定で描かれているのに、普遍的なテーマ性を感じて感…
最新の”普通の恋人”がすごく好きだったんですが、そういえば、 こちらのオメガバは読んでなかったな~と復習中。 バース性のある世界からない世界へ移動してしまったアルファとオメガ。 うわっ、、オメガバだけでもお腹いっぱいなのにさらにパラレルワールド!?とちょっと抵抗を感じたのですが…サンドイッチの具材に例えるワープの仕組みがわかりやすくてw、あとは没入できました。 それぞれのバース性に…
ハハハリネズミ
安西先生はありふれた男女の恋愛をそのままボーイズラブに落とし込むのが本当に巧みで、攻め受けの心情がすとんと落ちてくるのでとても読みやすいですよね。 だからこそ本作では元彼との逢瀬を繰り返してジレジレしている彼女のような受けに大分モヤモヤさせられたのですが、最後は本能を振り払って、何が何でも自分の心が選んだ恋人を求める、という展開がとても良かったです。 オメガバースというよりBLの基本を踏襲する…