安西リカさんのレビュー一覧

隣の男 小説

安西リカ  北沢きょう 

なにを読んでも面白い安西先生の去年発売した作品のスピンオフ

「嫌いな男」のスピンオフで伊崎くんが主役のお話。

お相手は偶然飛び込んだ居酒屋で相席したアラフォー年上男性(お表紙左側)。設定詳細を伝えしまうとネタバレになってしまうのでお話できないのですが、私は攻めの設定が好きだった♡

明かされた安原さん(攻めの苗字)の過去にはびっくりしたけれど、伊崎くんにはぴったりのお相手で2人がくっついてよかったとしみじみ。

スピン元の仲睦まじい2人の様子…

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ロング・エンゲージ 小説

安西リカ  緒花 

読後の幸福感最高!

最初はチャラくて仕事にプライドない久瀬に共感できなくて鳴町の一途さが不思議だった。だけど人生に彩りを添えてくれた人って考えると納得、そんな人中々出会えないし。
同居は良いきっかけだった、そこから久瀬が鳴町の存在の大きさに気づいて変われたし。互いに人生に良い影響を与えてるのすごい。
久瀬は悩んだ分、鳴町のプロポーズ嬉しかったよね〜鳴町は尚の事。
2人の新婚生活は甘々。そこへ絶縁してた鳴町兄が連…

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バースデー 小説

安西リカ  みずかねりょう 

読後は雨上がりの煌めく青空のよう

何を言うにもネタバレに触れちゃいそうなので色々語れないのは寂しいが、一途な愛のお話を読みたかったらめちゃくちゃ勧めたい、と思う作品でした。
テーマは重いかもしれないが、それゆえしっかり愛がちゃんと描かれていて、それでいて物語の舌触りはなんとも爽やか。
30代男性が猫の肉球風手袋はめて「にゃあ」と言う場面が出てくるから、いくらなんでもちょっと…と思いそうだが、最後まで読んだ時にはまさかその姿に泣…

2

バースデー ご購入特典書き下ろしペーパー グッズ

一緒に幸せにね。

本編終了後のお話。

百合原が新聞配達から戻ってくると、滝本はたいていキッチンで、夕飯の下ごしらえをしている。
で、おかえりのハグ(*´ω`*)
新婚さんを堪能してるo(>∀<*)o

百合原が着ていた、買ったばかりのシャツに目を止める滝本。
量販店での店頭ワゴンセールの中から選んだものだけど、滝本は「よく似合ってる」と嬉しげに襟元を直してくれて。

その後、顔を見せ…

0

ロング・エンゲージ 小説

安西リカ  緒花 

真面目一途攻めの想いにグッとくること間違いなし

はぁ〜〜良かった……読後の幸福感に包まれ、ちょっとニヤニヤしながらレビューを書いています。

クソ真面目一途攻め×楽天的で誘われれば誰とでも…のバイ受けのストーリー。

高校時代に一世一代の告白をしてなんとか体の関係に持ち込み、そこから10年以上!!も一途に久瀬を想い続けている鳴町。なんでだろう、こう書いてるだけで何かグッとこみ上げてきちゃう…良かったね鳴町、本当によく頑張って追いかけたな…

2

隣の男 小説

安西リカ  北沢きょう 

スーパーナチュラルな恋

「嫌いな男」のスピンオフ作。
前作でワケアリな恋をしている伊崎についてほんのり触れられていたのが気になっていて、彼メインのお話はいったいどんなものなのか?と読み始める前から期待大でした。
結果、前作と比べるとやはり前作の方が個人的には好みだったかなと思いつつ…
ごく普通の男同士がひょんなことがきっかけで出逢い、ごく普通の交流をしていく内に気が付いたら恋をしていたという、BLの王道展開を心地良…

2

隣の男 小説

安西リカ  北沢きょう 

隣の男との恋

嫌いな男のスピンオフ。嫌いな男で伊崎小憎らしいけどかっこいい印象だったのが今作で一変し淋しがりで繊細で一途な印象に。
各務と別れるのは辛い、仕事で顔を合わせるから尚更。そんな時に居酒屋で出会ったのが安原、好みではないけど気楽に話せる、そんな存在って貴重だと思う。
時を過ごす内に好きになってて、でも相手はノンケだし女の子と居る所見ちゃったしって悩むけど片思いでいいかなんて考えちゃうのが切ない。

3

嫌いな男 小説

安西リカ  北沢きょう 

リーマンものの完全メシがここにあります

はーーー…大変良質で栄養価の高いリーマン萌えが詰まっていました。おいしかったです。
なぜもっと早く読まなかったのかと、最高の読後感に包まれながらこのレビューを書いています。
その辺に居そうで居ないごくごく普通のサラリーマンの恋って本当に最高ですよね。

適度に仕事が出来て、適度に手を抜いて卒なく立ち回り、適度にちっちゃなプライドがある南。
少しでも人よりも優位に立っていたそうな感じがする…

1

ふたりのベッド 小説

安西リカ  草間さかえ 

健気は受けだけのものではない。

「先生」
ずっと先生呼びな年下攻めに、こんなにも切ない気持ちにさせられるなんて…。

前2/3ほどは受けの深水目線で、残り1/3が、想いを通じ合ったあとの2人の話で、攻めの入江目線となるこの作品。
受けがね、途中までダメでした。
イライラしちゃって。

深水が家庭教師をしていたその教え子が、入江。
叶わない想いと知りながら告白し、断られてもなお、諦められず「先生」「先生」と。
こ…

3

隣の男 小説

安西リカ  北沢きょう 

静かに進む恋

作家買いの安西リカ先生。安西先生の静かで暖かい雰囲気のお話が好きなのですが、今回も良きでした!

歳上の元カレと不毛な恋をしていた伊崎。雨宿りのためにたまたま入った居酒屋で、たまたま相席になった安原は歳上の研究職。何度か一緒に飲むうちに仲良くなり、ゲイであることも安原は知ったけれど『好みじゃない』と思っていたし、そう伝えていたけれど…。

安原は40歳でのんびりした独身(離婚済)。伊崎は3…

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