Takk
攻めの由岐が筋金入りのオタクということで、主にアニメに対する熱量がすごく、アニメにハマるあまり1ヶ月近く受けの和を放ったらかしにしたり、同人誌の締め切りに常に追われていたりと、結構リアルなオタクとして描かれているのが新鮮で面白かったです。そんな彼にレッテルを貼らず、彼ほどどっぷりハマるわけでなくても、趣味を共有して良いものは良いと言える和。じわりじわりと心の距離を縮めていく2人から、気付けば目が…
言いたいこともなんとなく分かるし、主人公達の感情も理解できるし、けっしてストーリーとして悪くはない作品でした。ただ個人的には、どうせ鬱展開だろうからと端からまったく萌えを期待せずに読む作品もあれば、暗そうだとは予想しつつも一応ある程度の萌えを期待して読む作品もあって、私にとってこの作品は後者だったわけです。せっかく従兄弟同士という素敵な組み合わせですから。そんな期待をして読み始めたら、最後までほ…
最初は攻めの阿野の言動の読めなさや大袈裟なところがちょっと苦手でした。相当な直情型とでもいうべきでしょうか。ただ、過去に野球で故障し、手の握力がなくなりボールを投げられなくなったという経緯が明らかになった辺りからは、彼のへらへらした表情の裏に潜んだ感情が見え隠れするようになり、キャラの面白さがぐっと増したように感じました。
この作品は、阿野と受けの瑞泉の恋愛ももちろんメインではあるのです…