鴇六連さんのレビュー一覧

黒鳳凰の愛する小鳥 小説

鴇六連  羽純ハナ 

壮大な中華擬人化ファンタジー


舞台は人間の踏み込むことのできない神仙界。
そこに棲む5種の瑞獣(青龍・白虎・鳳凰・麒麟・玄武)が常に領土の奪い合いをする中、鳳凰たちを滅ぼすという言い伝えのある黒鳳凰として生まれた攻めが自分を慈しみ育ててくれた受けを世界一幸せにするため、自分の本能に逆らって受けと幸せになる話。

あらすじはもう他の方が詳しく書いて下さっているので感想だけ。

鳳凰と鶯との子供として生まれたにもかか…

4

黒鳳凰の愛する小鳥 小説

鴇六連  羽純ハナ 

育てた雛に守られる

鳥が人に変化し、鳥の姿で闘う世界。鳥達は、白虎や蛇と闘います。そんな世界で、愛情を注いで育てた雛が逆境を跳ね返しながら、愛し愛される瑠璃さんの物語です。
鳳凰として認められない中途半端な立場、不遇に嘆く美しい瑠璃。仕事で卵を託され、温めて孵化させたところ、この世界では凶禍とされる黒い鳥が生まれました。殺せという上の方針に従うフリをして雛に烈という名前をつけて愛情を注いで守り育てる日々。ある日、急…

4

黒鳳凰の愛する小鳥 小説

鴇六連  羽純ハナ 

二人の愛の重さが同じ

烈と玻璃の愛に圧倒されました。烈は孵化した瞬間から全部憶えています。自分の凶禍の本能を背けて玻璃の幸せを優先します。玻璃も烈が殺されないように必死に守っています。二人は刷り込みではなくちゃんと恋をしています。
雛の烈はとても可愛くて、玻璃に甘えて「匙ではなく嘴移しで食べさせてほしい」といやいやと顔を振りながら一生懸命に伝えます。青年になっても求愛行動がかっこよくて危険を顧みずに珍しい石を玻璃にプ…

4

黒鳳凰の愛する小鳥 小説

鴇六連  羽純ハナ 

壮大な世界観

鴇先生の作品が好きなので、購入。
が、残念ながら私にはいまいちピンとこないまま読みおわってしまいました。

その理由はいくつかあるのですが、たぶん一番大きな理由は、世界観の壮大さに反して後半のストーリーが単調なこと。
本作の二人はずっと、その仲を裂く第三者というのが現れない、非常に安定した関係性なのです。
多少モブが絡んだり、急成長した攻めに受けが戸惑ったりしているけれど、でも攻めは受け…

4

黒鳳凰の愛する小鳥 小説

鴇六連  羽純ハナ 

眩しいくらい純粋でまっすぐな愛

今回は禍を喚ぶとされる黒鳳凰と
蓮花印を持たなず力のない鳳凰のお話です。

鳳凰と認められない受様に育てられた攻様が
世界を破滅する定めを覆し天将となるまでと
攻様視点での本編裏事情的過去編を収録。

人は自分達が踏み入る事の出来ない
世界を神仙界、仙境と呼び、
そこに住まう5種の瑞獣を
清廉なる神々の使いと崇めています。

しかし、当の瑞獣達は
常に拮抗した勢力を持つ他…

6

紅炎竜と密約の執事 ~ドラゴンギルド~ 小説

鴇六連  沖麻実也 

ドラゴンの執着

執着攻なのですが、シリーズ全巻、竜族はみな執着攻なので
本巻だけ読むと、とってもオレ様執着攻のナインヘルが
後に続く続巻のお兄ちゃんたちと比べると、末弟なせいか、なんだか純情に見えてきます笑

ドラゴンたちがだいぶ身動きできにくい環境なのが気の毒ですが
そんな環境のなかでも我が儘ながら優しくて魅力的です

ホコリの魔物の小さなリピンが可愛いです



4

黒鳳凰の愛する小鳥 小説

鴇六連  羽純ハナ 

鳥ちゃんたちの世界

シリーズものではなさそうだと思ったので購入(→当たり)。かねがね気になっていた先生で、ようやく読めました。漢字いっぱいで最初は苦戦しましたが、慣れるとOK!さくっと読めたので萌にしました。神仙界舞台のキラキラしい鳥ちゃんたちのお話、本編200P弱+攻め視点SS14Pほど+あとがき。

様々な禽鳥が住む瑞郷天。青龍、鳳凰、麒麟、白虎、玄武といった神仙界の瑞獣たちは常に縄張り争いをしているため、瑞…

6

黒鳳凰の愛する小鳥 小説

鴇六連  羽純ハナ 

鶂己が気になって仕方がない

読み終わって一番最初に思ったのは「このバイプレーヤーが主人公のお話が読みたい!」
ぴれーねさんも書かれていた鶂己です。
主人公の玻璃がピンチに陥ると必ず助けてくれる飄々とした鶂己。
途中まで「当て馬か?」と思っていたけれど、そんなこともなくお話は終わり「何?この人何なの~っ?カッコよすぎる……しかし何故?」という疑問で私の頭はいっぱいです。恋かな?
戦隊もので、熱血ヒーローの『赤』ではなく…

9

黒鳳凰の愛する小鳥 小説

鴇六連  羽純ハナ 

彼の行動原理の全てが受け!

こちら、鴇先生の新作で、神仙界を舞台とした鳥モフBLになります。

世界観がかなり凝ってまして、この神仙界だの四神だのと言う題材にあまり興味が無い方は、ちょっと取っ付きにくいと思うんですよね。
が、実の所、至極単純明快なお話だったりするんですよ。

そう、受けに育てられた攻めがですね、受けを幸せにする為だけに、常識も何もかも吹っ飛ばして行動するー。
ただ、それだけのお話なのです。
彼…

20

黒猫は蜜月に啼く ~ドラゴンギルド~ 小説

鴇六連  沖麻実也 

圧倒的な世界観!

シリーズ化されていて、先が長そうなことに躊躇して、とりあえず……と、この作品だけ読みました。
さすが人気作だけあって、面白かった!

最初のうちは、受けが予想以上に口が悪くてびっくりしたり、攻めの口調が幼くて(「ぼく、髪がばらばらするの、きらい」など)驚いたりしていたのですが、段々と、受けが口が悪いのは必死さの現れであることがわかってきたり、攻めの幼い口調は決して内面が幼稚さを表しているので…

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