yocoさんのレビュー一覧

えとがみ-干支神- 小説

犬飼のの  yoco 

美しい

十二支がそれぞれ神となっている天界と、人間の世界をつなぐ和風ファンタジー。
村はずれに祖母と暮らす瞬は、日頃から干支神を祭る神社の世話を自主的にしています。
その日も神社にお供えをしに行くと、そこに現れたのはなんと寅年の神様、寅神の太子で百艶と名乗る異形の美しい青年で、、、。
瞬の心根の美しさと、百艶の素直さに、このままほのぼのとほんわかケモ耳ファンタジーで終わるのかと思いきや、意外な所に物…

2

パブリックスクール ―ツバメと殉教者― 小説

樋口美沙緒  yoco 

傷ついた子ども達と、成長

パブリックスクールシリーズのスピンオフ作品。シリーズを読んでいなくても、楽しめるお話です。シリーズを知っている方は、ひょっこり登場したあの方々のやりとりにちょっとニンマリできるでしょう。


監督生だけど、目立たないように影になり周りの人に華を持たせてきた、アジアンの血を引くケイト。
監督生なのに、悪い噂が立つ不良者、スタン。
そしてスタンの双子の弟で、厳格な、けれど視野の狭い監督生のア…

5

yoco作品集 永遠と一秒 コミック

yoco 

宝箱のような一冊

ファンも多く、私自身大好きなイラストレーターさんで、今回の画集発売を心待ちにしていました(*´ω`*)
結果、素晴らしかったです!( ;∀;)
改めて、今までのイラスト達を一冊に纏めると壮観です!永遠と1秒というタイトルも、yoco先生らしいタイトルというか。
そのタイトルからストーリーを連想できるような、素敵なタイトルです。

先生のイラストは素敵な色使いもさることながら、どの作品も…

5

パブリックスクール ―ツバメと殉教者― 小説

樋口美沙緒  yoco 

憎しみと犠牲の連鎖が交錯する優しく愛情深い物語

スピンオフ作品ですが単体として読んでも大丈夫です♪

かなり分厚く、読み応えがスゴイです。
私は小休憩を挟みつつ読み終えるまで7時間ほどかかりました。(グッとくるシーンを反芻しながら読んでたせいもあるかも…)読み進めれば進むほど深みが増す世界観にドップリ浸かり読後は心地良い疲労感と満足感で、ほ~っとしたため息が…。すごく面白かったです!

文庫本化にあたり約26Pほどの書き下ろし(メンベ…

12

yoco作品集 永遠と一秒 コミック

yoco 

まじで良かった

すごい画集。字が無いとこんなに絵のインパクトって増すのか!!!と驚愕でした。yoco先生の絵がお好きな方でしたら、ほんとに是非!とめちゃくちゃおススメしたい1冊です。迷いなし神!

A5サイズで1センチ強の厚みの本。カバー下は表紙絵のモノクロで右に90℃回転させた絵です。
内容は、2018年までに発売された本のカラーの表紙、口絵+描きおろしが100Pほどと、モノクロ挿絵40Pほど+描きおろし…

10

yoco作品集 永遠と一秒 コミック

yoco 

映画のワンシーンのように

yocoさん初となる作品集。2013年から2018年にかけての作品が収録されています。

絵師さん買いするyocoさんの作品集という事で発売を楽しみに待っていました。税抜き2100円というややお高めな値段設定ではありますが、

とにかく美しい…!

帯に、

「その装画はいつも映画のワンシーンのように美しい」

と書かれていますが、言いえて妙。
表情、色遣い、イラストのトーン…

13

えとがみ-干支神- 小説

犬飼のの  yoco 

世間知らずな甘えたボンボン×トラウマ持ちの純真な青年の初恋物語

放蕩が過ぎた罰として天界から人間界に島流しにされた虎神様の百艶が、真面目で思いやりのある青年 瞬に出会い他者への思いやりや誠実に生きることを覚え初恋を知りました。
瞬は、過去に未遂に終わったとはいえ暴力的に襲われた経験から対人恐怖症気味で祖母の総菜店を手伝う日々の中で土地の言い伝えの神様のひと柱である百艶と出会い恋をしました。

ほんわかとした和風ファンタジーで異なる世界の二人が出会って恋を…

1

死神狼の求婚譚 愛しすぎる新婚の日々 小説

華藤えれな  yoco 

その世界観にうっとり

人間に恋をして人間になるために死神狼となった狼王子ラディク(攻)とチェコ国籍をもつ日本人獣医の十和(受)が、お互いを思い合いながら深く愛し合い、そして、彼らなりの真実の愛に辿り着くまでの話。ハッピーエンド!
『銀狼の婚婬』の世界観とリンクしているので、合わせて読むことをお勧めしたいです。

人間生活としての知識はあるものの経験はなく、すべての物事に対して新鮮かつピュアな反応するラディクがとて…

1

パブリックスクール-八年後の王と小鳥- 小説

樋口美沙緒  yoco 

余韻が残り続けている…

文句なしの神評価。
二人の愛の話にひたすら圧倒されました…。
私BL小説でこんなに胸を熱くしたの初めてです。
この高みを知ってしまったら今までこういうかんじね…と読めていたBL本も茶番に見えてきてしまうのではないかと少し怖くなったくらいです。

このパブリックスクールシリーズ。
前作「檻の中の王」と「群れを出た小鳥」の私の評価はそう高くありませんでした。
最後まで読みたいと思える惹き…

6

えとがみ-干支神- 小説

犬飼のの  yoco 

お見事です!

ガラッとそれまで読んでたトーンが様変わりしていく、予想もつかない展開が面白かったです。

天界を追放され、神通力をほぼ失ってしまった寅神の皇子様・百艶をお世話することになった人間・瞬。
この百艶は天界では知らぬものがいないというほどの美貌の持ち主で、自分の容姿には自信があるというナチュラル俺様。
尊大なんだけどどこか子供っぽいところもあって憎めないんです。

ちなみに追放された理由も、…

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