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ライラ・ペース yoco
ひみた
ネタバレ
序盤の摂政王子の民衆に向けた告白とその準備にはこちらまで心臓バクバクでした。 「私たちがどのように生まれてきたとしても、私たちはどこにいても名誉と尊敬に値する」 彼のためだけでなく、英国民だけでなく響く言葉に泣きました。 この作品が甘く描かれた訳では無くても、現実はもっと入り乱れ厳しいかもしれない。けれどももしこんな王子がいたら応援したいと思わずにいられません! そして英国王室にと…
愁堂れな yoco
kurinn
どことなく愁堂先生の「七月七日」に近いイメージのある作品だと思っていたら、近い時期に書かれた作品の様でした。 今の作風とは大分違いますが、こちらはこちらでとても魅力的な作品だと思います。 淡々とした和也視点での進行で、初めは正直言って和美の良さも分からないし流される和也の気持ちも理解出来ません。 でも和也が和美のアパートから出て行って、自宅に帰った時に夢から醒めたように現実に戻る…
aaaiiiai
答えて姐さんで好きなリバ作品を教えてって載せておすすめして貰ったひとつ。 海外BL小説初チャレンジでした。 私は、海外小説に苦手意識があって手を出しづらいなと思ってました。比喩が多い。一文が長くて何が言いたいかわからなくなる。習慣が違うからニュアンスまでがわからない。登場人物が覚えられない。 なんて事がありました。(BL作品ではない小説です。) それが、すっごく読みやすくて驚きでし…
邦訳小説や洋画吹替えはどうも苦手で殆ど触れないのですが、yocoさんのこの美しい表紙とあらすじがずっと気になっていてセール期に購入しました。結果最高でした。ライラさんも翻訳者さんも二人ともの仕事が素晴らしいです。 英国王子と記者の恋とはまるで「ローマの休日」のようで、王子が城を抜け出してベンのアパートの生活音を楽しんだり、街の散歩や宅配食にハイテンションになる様子が微笑ましいです。かの映画で…
片岡 yoco
窓月
中立寄りです。 前々からカバーイラストに惹かれていつか読みたいと思っていた作品。最近、新作が刊行されたので思い出し、試し読みをしたらなにこれすごく好きそうとそのまま正規購入して最後まで一気に読み終えました。 一番の魅力は文章でしたね。物語のモチーフが庭というのもとてもロマンティックだし、テーマも退廃的かつ無垢な魂最強説がベースにあって、最後はハッピーエンドとBL的には満足でした。 …
碧雲
Yocoさんが挿絵を受けた作品を集めているので、購入。表紙の絵が、本当にきれい。神秘的な満開の白薔薇が咲く庭に、たたずむ蒼生。 この作品は、著書の初商業本。 「初本」だから仕方ないと諦めるべきなのか、挿絵に随分助けてもらっているように感じた読後感。 庭の情景は、バーネットの「秘密の花園」を連想する描写。 花屋を営んでいた父。 両親と住んでいた家は、瀟洒な洋館で、白い蔓バラが咲く美…
栗城偲 yoco
フランク
表紙に惹かれて、攻めの属性を見たところ、種類の異なる二人の執着スパダリが楽しめそうだなと思い購入。 だけど結果から言うとモヤモヤが残ってしまった。 というのも、あらすじの「そして亜蘭から贈られた英理の狗鷲が原因で亜蘭が倒れる事件」による顛末に予想以上のショックを受けて、あれこれ考えてしまったんです。 王族である攻めを怪我させてしまった罰として、受けの背中に罪人の証である烙…
樋口美沙緒 yoco
うめこんぶ
私が初めて読んだBL小説でした。 内容は他の方が書いているので割愛しますが、1晩で読んでしまうくらいには本当に面白いです 。 不憫健気受け、切ないストーリー、スーパー攻め様が好みの方にはハマると思います。 不憫健気美人守ってあげたくなる様な受けが好みの私には最高にハマりました。 この作品に出会い、私のBL小説ライフが始まりました。出会えて本当に良かったです。
尾上与一 yoco
著者の静かな丁寧な文体は、ドロドロしていないので好き。 BL要素を気にしなければ、読み物としても高く評価される作品だと思います。 そして、著者の作品にYOCOさんの挿絵の雰囲気がマッチ。綺麗で丁寧なレトロ調の表紙と挿絵です。 いつも感心するのですが、YOCOさんの表紙は、その本の内容のダイジェスト。表紙絵にすべてが示されてます。 1巻の表紙は、二人の視線が合ってない。 2巻目の今作は…
tongtong
恋の痛みに胸がきゅんとさせられます。英国のエスタブリッシュたちの社会を凝縮した世界観、パブリックスクールの閉ざされた甘く残酷、かつ禁断の薫りにも惹かれます。エドの本音がわからず怯え傷つく礼の姿には胸が痛みましたが、それすら甘美。最初のページから引き込まれました。礼の健気な様子に心を鷲掴みにされながら、幸せって、愛する人を愛せる自由があることなのだとつくづく感じました。『ダウントンアビー』を見たとき…