yocoさんのレビュー一覧

坂道のソラ 小説

朝丘戻  yoco 

秀逸✧*。

ときめきながら読みました。一吹がとにかく可愛い。真剣に悩んでるのも真面目で微笑ましい。バスで乗り合わせる賢司も気遣える人で素敵。自分を変える為に彼女を作ろうって約束した事で、自分が賢司を好きな事に気づいて葛藤する一吹が切なかったし、想いが溢れて時にキツイ言葉をぶつけて落ち込んでるのも可愛くて。リアルでもアニパーでも、2人の会話が雰囲気があって好きです。振られる覚悟で想いを伝えた一吹と受けとめた賢司…

1

雪豹王の許嫁 小説

華藤えれな  yoco 

挿絵が綺麗

この本のレビューは、読後2年経過した今、書いています。忘れていたみたい。
初めて本屋で購入したBL本でした。
本屋の書棚ですごく目を引いた本で、表紙絵が赤を背景にした金色の枠どりで、なんとも格調高い。
そして挿絵が本当にきれい。丁寧に作られている、と感じたので選んだ本です。

ロシアのサンクトペテルブルクが舞台。
日本人の母とロシア人の父の間に生まれた橙里が主人公。

今作も、著者…

1

キス 小説

一穂ミチ  yoco 

思わぬほうに

思わぬほうに話が展開していって不穏な雰囲気に読み進めたい気持ちが逸った。明渡(攻)みたいに自信があって強引で、生きていく能力の高い男、物語の中で読む分には大好き。実生活では関わりたくない(笑)言葉の表現がとても綺麗で読んでて幸せな気持ちになる。一穂先生はあまり言語化されない気持ちを言葉にするのがとても上手で、ちょっと後ろめたかったり、隠したい気持ちを表現されて切なくなる。1巻特に胸が痛かった。1巻…

0

聖邪の蜜月 小説

安西リカ  yoco 

珠玉の人外×不遇受け!

完全に私の性癖に刺さった作品でした。不遇の受け好き。頑なに誰にも心を許さず甘える事さえしたことが無かった主人公アシュが、伝説の聖獣と出逢って、愛と生命力溢れる人間になってゆくお話しです。

風景描写、人物の行動や感情表現が細やかで、切なくなるシーンがたくさんありました。植物に隠れてしまう古い空き家に暮らすアシュとサージが目に浮かびました。
貧しい暮らしの中でも、唯一無二の愛しい養い子の未来の…

5

いたいけな弟子と魔導師さま 小説

水無月さらら  yoco 

イラストが幻想的で素敵

魔導士の弟子になった美少年の物語。
魔法使いの話は、苦手なのですけど、表紙絵が素敵なので、惹かれて選んでしまった。

樹海の老木に助けてもらってから起きる不思議。リシャールは、怖いと幼児に退行する。
Hな場面を見ると成長して大きくなる。変な魔法がかかっているリシャール。

少しHでずぼらだけど、いじわるじゃない美男子の魔導士ギズランの弟子になり、
ファンドランドに招かれて、国難を魔導…

1

REDRUM 小説

みかみ黎  yoco 

愛と闇のサスペンス、メリバッドなダークラヴ

メリバなダークラブ、
嫌いと言いながら多くの読者が評価しているので、興味を持ったのだけど、止めときゃよかった。
ごめん、です。私には合わなかった。

YOCOさんの挿絵の示す通り、傍から見たら暗い話。
でも当人は幸せのメリーバッド。超Ⅿで喜んでいて逃げようとしないから、
これは悲劇とは言えないんじゃないの?こういう歪んだ愛もあるんだな、

父の異常愛から離れたくて、最愛の恋人を裏切…

3

ロイヤル・フェイバリット 小説

ライラ・ペース  yoco 

心地良い余韻が長く続く

緊張感を煽りながらのカミングアウトから始まる続編。
気持ちを確かめ合ったところで終わった一巻の余韻は、序盤はまだ楽しむ余裕が残されている。偽名を使ったやりとりなんかは、秘密の恋を盛り上げるエピソードとして、とても良かった。
大筋は王道だが、スケールが大きいとこうも面白さが増すのかと、引き込まれるように読んだ。今になって相手のことを何も知らないと気付く、なんてラブストーリーのお約束だが、その意味…

2

ロイヤル・シークレット 小説

ライラ・ペース  yoco 

読後に表紙を見て幸せに浸る

初モノクローム・ロマンス。とてもいいところで終わってしまい、「えっ」となった。気持ち的な決着は付けたが、その後の結果が示されないという。想像に任せるエンドも悪くないが、続編があるなら読むしかない。

翻訳文章は多視点でたまに主語が迷子に。原文の言い回しそのままのところがあり、読みながら翻訳ものであると意識することも。まあ読みにくいてほどじゃない。
比喩表現は聞き慣れないものが多く、どこか瑞々…

4

聖邪の蜜月 小説

安西リカ  yoco 

一気読み

夜中に読み始めなくても良かった。

安西先生の描く人物描写に、やっぱり好きだなぁ。と、思いました。
とてもフラットにその人物の思考、心情が伝わってくる描き方だなぁと思うんです。
登場人物次第で物語が進む感じがするという感じなんです。
なんかちゃんと表現できてるかどうかわからないんですけど。
最終的にどうなるか考えたりせずに、ドキドキやハラハラやワクワクでページをめくる指が踊ってました。…

5

聖邪の蜜月 小説

安西リカ  yoco 

2人の絆の奇跡。

ラストに向かって、涙があふれたファンタジー( TДT)
えっ!?これってまさか‥と胸が痛かったです。


受け様は、銀髪に碧い瞳を持つ美しい容貌のアシュ。
『神の愛し子』と称して聖殿に軟禁され聖職者の慰み者だったのを、逃げ出した過去を持つ。

自由を手に入れたアシュが流浪していた時、聖獣ドライトンの卵を孵し、サージと名付けて親代わりに育てることに。

成長に合わせて姿を変え、い…

11
PAGE TOP