yocoさんのレビュー一覧

「雪降る王妃と春のめざめ 花降る王子の婚礼2」コミコミ特典SS小冊子「雪降る王妃と夏の夜の夢」 グッズ

兄カップルの話がもっと読みたい!

とても気になっていた、リディルの兄のロシェレディアと帝国アスデースの炎帝・イスハンのお話でした。

本編ではイスハンとアスデース帝国と国民を守り続けた事から、ロシェレディアの印象は正に「氷の大魔法使い」だったんです。

それがこちらの描き下ろし小冊子を読むと、彼の印象がガラリと変わってしまいました。

ロシェレディアは肉体を持って無いので、月に2日間だけがイスハンとの逢瀬なんです。それ…

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雪降る王妃と春のめざめ 花降る王子の婚礼2 小説

尾上与一  yoco 

見事としか言いようが無い作品

前作もとても面白かったんですが、今作は更に面白くてページを捲る手が止まりませんでした。確かな文章力と見事な構成力で、とても実力のある作家様だと再確認しました。

ネタバレ無しで読んで欲しいので、簡単な感想を書きます。

危機が迫る中グシオンとリディルのお互いへの深い愛情、忠臣達の主への愛にも深く感動するお話になっていました。特にグシオンのリディルへの命懸けの思いに、前巻に続き素敵だと思いま…

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雪降る王妃と春のめざめ 花降る王子の婚礼2 小説

尾上与一  yoco 

好きだなあ

大好きだったお話の続編、楽しみにしていました。攻め受けとも好きで、リディルの恋心が沁みて良かったなあ…と思ったので神にしました。本編350P弱+あとがき。1巻がお好きだった方は是非是非。

リディルを妃にむかえ、帝国になって国を安定させようという意見が出てきましたが、リディルの魔法陣の傷は少しずつ癒え、それとともにどんどん魔力が減っています。気が気でないリディルは大魔導士である兄ロシェレディア…

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「雪降る王妃と春のめざめ 花降る王子の婚礼2」コミコミ特典SS小冊子「雪降る王妃と夏の夜の夢」 グッズ

イスハンとロシェレディア

本編後日談。イスハンとロシェレディアのちょっとした痴話げんかに、グシオンとリディルが巻き込まれるお話でした。本編お好きだった方は手に取ることを検討いただいた方がいいのではと思う、しっとり微笑ましいお話です。

++本編読了後に



魂の月からの魔力により月に1度顕現するロシェレディア。
イスハンとしばしの逢瀬をと思っていたのに、先月頼んだ「ササンの実の燻製」をイスハンが作ってくれて…

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銀の不死鳥 小説

綺月陣  yoco 

都合悪い人がいるから「問題作」なんじゃないの?

ウェブ連載で話題になった作品の再刊。
綺月陣さんは、最近ギャグコメが多いけれど、
昔の作品は社会性濃くて「背徳のマリア」も、この作品も強く何かを訴えてます。
グロいキモイと言ったって、生きるって綺麗ごとばかりじゃない。
人知れず生まれて消える存在の哀切を取り上げる執筆姿勢は、尊いです。
デザインベビーなどの実験で、生まれて潰される存在を連想しました。
名前すらない、物以下の扱いを受ける…

4

kiss you,kiss me 小説

ひのもとうみ  yoco 

もっと続きを〜

「遠くにいる人」「隣にいる人」を読んでから、こちらの作品を読みました。

大好きな不憫受けものでした。
 
高校生の時に優吾に放たれた言葉が、呪いのように蒼を縛りつけていてとても痛々しかったです。言った方の優吾は蒼との事を後悔しつつも、細かい点は覚えてないんですよね。理不尽だわ。

そして優吾だけが再会を喜んでて、蒼との温度差に気が付いていないのです。
だからちょっと忙しくているうち…

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花降る王子の婚礼 小説

尾上与一  yoco 

表紙と挿絵はとても好き

表紙がとても好きでハマりたい一心で読んだが、無理だった。前半は違和感とハテナがいっぱいで、後半は既存設定のごった煮状態で味付けが馴染まなかった。
文章にはたまに陶酔感が漂う。入り込んで読んでいれば堪らないかもしれない。

世界観の作り込みは凝っていて、輿入れまでの経緯は丁寧に仕立て上げられている。おかげで違和感をスルーさせてくれず、細かな設定が綴られるほどにハテナが増えてしまった。
特に謝…

9

雪降る王妃と春のめざめ 花降る王子の婚礼2 小説

尾上与一  yoco 

文句のつけようのない神作品。

作家買い。

尾上作品の『花降る王子の婚礼』の続編です。『花降る~』がめっちゃツボ作品だったので、続編が出ると知って発売を心待ちにしていました。一応序盤に前作のあらすじというか解説が記載されていますし、続編と言っても「その後の彼ら」を描いた内容なので前作未読でも読めないことはないと思います。

が、できれば前作既読でこちらを読まれた方が面白さと萌えは上がるかな、と思います。前作を含めたネタ…

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氷泥のユキ 小説

朝丘戻  yoco 

優しく温かい作品

アニパーシリーズ第3弾。結生と氷山はどちらも口が悪くて意地っ張り、出会いが最悪でどうなる事かと思ったけど、結生が葛藤しつつも惹かれていく様子が可愛かった。氷山に強気な態度だったのも愛情の裏返しだと思う。対して氷山の気持ちが読めない!後から考えれば解るけど、想いが通じた時はホッとしました。頑なだったのも結生が大事で誠実だったからだね。
父の死に向き合えたのも2人寄り添ってたからかな〜お父さんと3人…

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騎士と無垢な罪人 小説

和泉桂  yoco 

息抜きに

読みやすい。
和泉先生だからというよりも、レーベル的にという要素が大きいかな。
もっとお話に色々付け足す事は和泉先生なら容易だと思うが、本作は必要最低限、押さえるべきところのみ押さえた作品という印象。
重厚なファンタジーというよりも、お伽噺といった感じ。
つまりは…
もっとここ掘り下げて欲しい!や、
おぉ、とんとん拍子。
などの感想も抱いてしまったのだが、押さえるべきところは押さえら…

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