yocoさんのレビュー一覧

騎士と聖者の邪恋 小説

宮緒葵  yoco 

表紙

どっちが受けだ?と思っていた表紙。あー奥にもう一人いましたね…見てませんでした…ということで、地雷の方は回れ右なさってくださいませ。私はウェルカム、うきうき、かつ、お話として面白かったんですけど、二人してさっくり惚れちゃうもんですから、萌え上がりはやや減り、萌にしました。本編380頁弱+あとがき。

結婚を約束していた幼馴染のティラ(♀)が、街に働きに行って2年。音信不通になってしまったため、…

5

パブリックスクール-ロンドンの蜜月- 小説

樋口美沙緒  yoco 

王様の持てるもの

国立美術館の企画展で、デミアンの作品を展示することができ、成功を掴んだ礼。
やっと日本から英国に住むことになったが、今度は就職難に…最後はやはりエドの力を借りた形でギャラリーに拾われる。

エドの、力を借りてでも、礼がそばに居てくれることができるなら本望、な考えと、礼の何とか自立して、エドと対等な立場で愛し合いたいという思いがそこかしこで対立するストーリーになっています。
結局、何をやって…

1

パブリックスクール-檻の中の王- 小説

樋口美沙緒  yoco 

やっぱり外さない

英国、パブリックスクール、アジアの美少年、ときたら、外さないですよね?
このお話も、かなり裕福な貴族のエドと、そこに引き取られてきた礼とのラブストーリー。
出会いから結ばれる?までになります。

まぁ、そりゃ英国のあれやこれやが織り交ぜられながら書かれる物語は素敵です。イギリスに行ったことがないので、仕方なくヨーロッパの訪問国の記憶で補完しつつ(笑)
エドの屈折した想いと、礼の純粋な想い…

0

騎士と聖者の邪恋 小説

宮緒葵  yoco 

執着心も度を越えると…

作家様買い。
更に挿絵がyoco先生だなんて買わない理由がないです。

先生が書く攻めがとても好きなので
今回はどんな攻めなのかなーってとても楽しみだったのですが
いやぁ…最高でした…(*´∀`*)


結婚する約束をしていた、幼馴染のティラを探す旅に王都に向かうニカですが
そこからお話が一気に展開されていきます。
祖父のことや、王都に行くまでに出会ったシルヴェストとザカリアス…

12

花降る王子の婚礼 小説

尾上与一  yoco 

無題

自分が勝手にBL文体と呼んでるのですが文章が平易で感じが多過ぎる、若しくは少なすぎる割にやたらと比喩に凝っていて甘ったるい。

そういう特徴がこの作品にも見られるのですがまあ気にする程ではないです、ただシリアスな内容とあまりにも嚙み合ってないと感じます。

花婿物がBL小説では流行りらしいですが恥ずかしながら初めて読みました、ファンタジー設定なので男子が嫁にいくという描写も一応受け入れられ…

0

騎士と聖者の邪恋 小説

宮緒葵  yoco 

途中から急展開!?

ひぐまより強いかどうか。
なんでも森の動物や狩りに例えるニカ(笑)

長いお話でした。
ニカが幼馴染のティラを探しに王都へ向かい、出会う人出会う人の心を掴んで行くのは読んでて楽しかったです。
しかもとっても強くて!
それに真っ直ぐな性格で考え方が、田舎でほぼ人間関係ゼロな暮らしだったとは思えない。いったいゼオからどんな教育を受けたのかな?と思っていたら…。

ニカがとっても良い子で…

6

騎士と聖者の邪恋 小説

宮緒葵  yoco 

珠玉の複数もの作品

はぁぁぁ〜…最高でした!!この作品の全部が、何もかもが好きです。
文庫本にしては多少厚みがありますが、なんてことはない。スルスルと読める面白さ、楽しさに包まれました。

ファンタジーらしくスケールも壮大。設定もいい、キャラもいい、ストーリーもいい、演出と構成もいい……「いい」尽しです。どれをとっても素晴らしく圧巻。
個々の素材と、それを調理し最高の作品を創り上げる宮緒先生のペンの魔力に酔い…

10

騎士と聖者の邪恋 小説

宮緒葵  yoco 

キャラ良し、ストーリー良し、挿絵良し。

宮緒先生×yocoさん。
はい、最高。最高に決まってる。

という、期待を裏切らない萌え作品でした。
とにかく受けさんがカッコいい!
表紙に3人の男性の姿が描かれていますが、手前の二人が攻めさん、真ん中に描かれているのが受けさん、という3Pものです。複数攻めが苦手な方はちょっぴり注意が必要かな?





主人公は、小さな村で祖父と二人暮らしのニカ。
両親亡きあと孫を引き取…

14

ラブ~キス2~ 小説

一穂ミチ  yoco 

正直、無くてもよかったです。

前作「キス」がとてもよくて、続編である本書を楽しみに読み始めました。
前作の終わり方に物足りなさを感じた方向けなのかな、という感想を持ちました。
前作「キス」の最後まで頑なだった苑が、本書では本当の意味で自分自身と向き合い、トラウマである親との過去や不遇だった少年時代を受け入れて、明渡への恋愛感情をも認め、前に向かって歩き出すまでが描かれています。
それだけに書かれている内容はひたすら自分と…

0

キス 小説

一穂ミチ  yoco 

ネガティブで頑なな少年はいつ殻を破るのか


田舎町で、経済的に裕福とはいえない家庭で、両親からわかりやすい愛情を得ずに邪険にされて育った主人公の苑が、どのような小学生時代を送ったのかが冒頭で描かれます。
最初、読み始めた時には、主人公の境遇の悲惨さや人の翳りの描き方が木原音瀬先生の作風を思わせ、何度か著者名を確認しました。
心を閉ざし、何もかもを諦め受容する姿勢は決して子供らしいものではないのですが、中学生になり高校生になり、成人す…

2
PAGE TOP