yocoさんのレビュー一覧

坂道のソラ 小説

朝丘戻  yoco 

「傷」が繋いだ運命の赤い糸

初めて読んだ作家さんでしたが、読んでいくうちにとてものめり込みました。

三十路超え社会人と高校生の恋愛ということに初めは懐疑的でした。
共通点がなく年齢差もある、極端に言うと大人と子供で自然な恋人関係になるのって難しいのではと思うからです。
自分と照らし合わせて、ありえないという思いがあります。

しかし、今回は一吹(受け)が持っている傷が象徴的な引力になっています。
その上で2人…

8

おとうとではなく 小説

椎崎夕  yoco 

ウジウジしていて疲れました。。

読んでいて読みづらさを感じました。
説明がまどろっこしいのか、話し言葉が分かりづらいのか。。個人的に合わないなと思いました。
まず、はっきり興味がないと弟を振ったにも関わらず、急に好きになったと開き直ったかのような態度の義兄に???
そこが肝のはずなのに、アッサリ認め過ぎでは?!
更にそこで諦めようとするウジウジした弟も好きになれず。。
蚊帳の外感がずっとあって、入り込めずに途中で読むの…

9

パブリックスクール-八年後の王と小鳥- 小説

樋口美沙緒  yoco 

エドワードの思い

パブリックスクールシリーズの完結編。
大人になったエドワードとレイが、お互いの思いを確かめ合っての遠距離恋愛8ヶ月後、レイはようやくイギリスのエドワードの元へと行くのですが…。

最終巻にきて、ようやく自ら語り出したエドワード。
「個人の話じゃなくて、国の話。次元が違う」
レイへの愛を守り通して、やっとそれをレイに伝えられるだけの地盤を築いたエドワードの、途方もない努力と孤独。
ただの…

15

パブリックスクール-群れを出た小鳥- 小説

樋口美沙緒  yoco 

エドワードの苦労は続くよ

オーランドに誘われて、舞台美術を手伝うようになったレイ。
レイの世界が広がることで、エドワードとの関係も変化していくのですが…。


相変わらずエドワードが不憫です。
レイを真綿の檻に閉じこめて、隠すことばかり考えていた反動で、一度たがが外れると制御不能になってしまってます。
そして、どんなに身体を繋げても、決定的な言葉もキスも無いので、二人の気持ちはすれ違ったまま。
レイをこんな風…

6

パブリックスクール-檻の中の王- 小説

樋口美沙緒  yoco 

卑屈も過ぎると傲慢に感じる

カバーイラストは素敵だし、英国のパブリックスクールが舞台だし、人気があるのはわかるけど、なんとなく危険な臭いを感じて後回しにしていたシリーズ。
この身分差とすれ違いの物語に登場する貴族の「檻の中の王」エドワードは、私の地雷の「傲慢で話を聞かない攻め」じゃなかったのはよかったんだけどね。
いろいろ状況の説明が、あくまでも主人公のレイが見たことに限られちゃうので、その辺が読んでいて結構ストレスだっ…

12

パブリックスクール-八年後の王と小鳥- 小説

樋口美沙緒  yoco 

あれから……

パブリックスクールの続編。その後。
エドと礼の8年後の様子を書いたお話になっています。
想いがが通じ合って漸く恋人同士になった二人。
礼が仕事で3ヶ月イギリスに滞在することになり、待ちに待った蜜月に期待に胸を膨らませて9年ぶりにイギリスの地に降り立ったのだけれど、そこでは想像していなかった苦難が待っていて……という、またもやここまでするかという受への試練でした。

パブリックスクール時代…

4

気がついたら幽霊になってました。 小説

成瀬かの  yoco 

楽しい幽体離脱

絵師買い。
yocoさん、こういうポップな絵柄もなかなかいいな、
タイトルはラノベ風……と、ポップなコメディを想像して手に取ったら
あら、ちょっと違いました。
内容は結構シビアなものを含むのだが、
あっけらかんとした幽体受けのキャラがなかなか楽しく
想像していたコメディとは違ったけれど、軽快でコミカルなテイスト。

ストーカーに殺されかけた水葵は、幽霊というよりは幽体離脱し
高校…

4

気がついたら幽霊になってました。 小説

成瀬かの  yoco 

「シリアス」と「コメディ」の、バランスがとてもいい

初読みの作家さま。ちるちるさんでレビューを拝見して、面白そうだなと思って購入してみました。

絵師さんのお名前を見てちょっとびっくり。yocoさんだったんですね。今までのイメージを覆す絵柄で、思わず二度見しました。軽めのタイトルに、ポップな表紙。いい意味で裏切られた作品でした。この内容に、あえてのこのタイトルと表紙だったのかな。ギャップ萌えしました。

内容はすでに書いてくださっているので…

6

火曜日はもう待たない 小説

火崎勇  yoco 

攻め カッコいいー 男前!

他のお姉さまのご忠告に従い、あとがきは読まず、
いろんな情報をできるだけ排除して、読み始め。
表紙が黒っぽいから、どんな話なん とちょっとドキドキしてました。

火崎先生は、ごめんなさい、あんまり好きな先生じゃないんです。
でも、これは別!
面白かった!!!!!
えーどうなるのどうなるの と思ってるうちに、あっという間に終わってしまった。
幸せ感満点で終わったしー。

割合、特…

7

愛しのニコール 小説

凪良ゆう  yoco 

ニコが愛しい

受けのニコは、優しくて一途ですごく好感の持てる攻め。幸せになってくれることを願いながら、ページをめくる手が止まらなかった。

話はすごく面白いんだけど…ただ私は、攻めの榮があんまり好きじゃないです。
ニコのことを庇ってあげたりするやさしさにはグッとくるんだけど、読んでてどんどんイライラしてきた。長年想い続けたエンドと付き合いながらも、ニコ似の男優が出てるAVを持ってるとか、どうなの…。

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