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122/157(合計:1564件)
一穂ミチ yoco
カラフル
小説のレビューランキングが上位である事とyoco先生のイラストに惹かれ購入しました。この作家さんの本を読むのは初めてであり、よくある幼馴染みものかなーと軽い気持ちで読み始めたのですが、幼馴染みの二人のターニングポイントとなる各年代の珠玉のエピソードで紡がれた一風変わったストーリーが新鮮で良かったです。主人公の苑の計算されていない素朴な健気さに心を打たれました。 特に後半の展…
樋口美沙緒 yoco
chikichikibonbon
ネタバレ
本当の意味で、このシリーズを理解できたのは表題作を読んだから。1作目より2作目の方が断然良かったけれど、3作目の「八年後の王と小鳥」はシリーズの核となる話で必読の書!!そして、涙なしには読めない。 エドが告げる言葉「―俺の血を抜いて」には、英国貴族にとっての血統の意味と重さと価値観などすべてのものが集約されている。それらを真に理解したとき、エドワード・グラームズという男の立ち位置と根本が理解…
M+M
ショートなんですが、後日談ということで甘い話ばかりでした。 尾上セイラ「ジンの鍵と三つの願い」 (「千の夜とジンの鍵」より) 「三つの願い事」を考える仁の話。そして、ただ一つの願い事を叶えるユクセルの話。 さとむら緑「恋のない国」(「魔法のない国の王子」より) イリアがヨアヒムに心を許していく様と、静とヨアヒムの山桃かけヨーグルトの話。 「vital signs」凪良ゆう(「…
朝丘戻 yoco
とし和香
坂道のソラから来て買いました。 私的に「男の人が好きということで悩んでいる」というのがちゃんと描かれているのが高ポイントでした! 朝丘戻先生の作品(まだソラとヒナタしか読んでいませんが…)は受けがとてつもなく可愛いですね! 「女の子らしい」という可愛さではなく、電車の中でたまに見る華奢な男の子のような可愛さがたまりません( ̄∀ ̄) (伝わるかな…笑) 攻めの新さんについて。 …
pnz
普段BLは漫画ばっかりで、小説はほぼ純文学しか読まないです。 先日木原音瀬先生の「ラブセメタリー」を読んで先生がBL出身だと知ってBL小説も読んでみようと思い、色々探ったなかから前々からpixivでファンだったyocoさんのうつくしいイラストと感想レビューを頼りに購入しました。 めちゃくちゃおもしろくて一気に読み切ってしまいました。 苑の言葉はいつも明渡を否定するもので、もやもやすることもあ…
snowblack
柔らかに見える一穂ミチという作家の容赦なさ、そんなものを改めて感じた本作だった。 人が人を好きになる気持ちは、一体人間の体のどこに宿るのか? 今では心は脳にある、と誰もが知っていて、でもどこかで納得できない そんな根源的な問いが作品の根幹にあって、読み終わった後 ハッピーエンドなのだとは思うけれど、手放しで喜べず タイトルは「キス」というこの上もなく明快でシンプルなものなのに、 考…
本編の終わり方には賛否あるだろうなーという感想。 個人的には夜明けのようなイメージのあれで悪くないと思うのだけれど、 明渡視点のこの特典ペーパーがあると、確かにBLとしては収まりがいい。 個人的には最後の一言に込められた意味、にグッと来ましたが、 これを特典ペーパーでっていうのは、ちょっと残念な感じもあり じゃあと、こんな話でしたよ、というのを書いてみます。 ということで、以下…
麗音
ちょっと変わったお話でした 小学校から高校まで一緒の幼馴染の一方がいつしか恋心を募らせやや強引に手に入れるのですが、一方は友情としては好意がありながらも恋だの愛だのの想いは持っていなかったというところから始まります。 それでも体を許したのだから段々と恋する思いが育って行く物語なのかと思いました。 攻めの背景からして資産家の家とか親の会社の後継問題とか多難そうな障害を乗り越えて行く展開とかあり…
吉田珠姫 yoco
杏仙
こちらの作品はミステリーです 主人公レイモンドは母親に虐待されて育って たぐいまれなる美貌ゆえに4歳で修道院というカルト団体にさらわれ 解放された時は7歳だったという非常に困難な人生のスタートでした 解放されても引き取る母はすでに亡くなって 施設に入っていたところ母の友人リサが後見人になってくれて モデルの仕事をして細々と収入を得ているけれど ほとんど引きこもりの生活 …
ココナッツ
まるで翻訳小説のような地の文。 吉田さんには大正昭和初期のような文体で書かれる作品もありますので、舞台によって変えられているのだとすると本当にすごい作家さんなのだなと感じます。 わたしは翻訳物が好きなのですが、苦手な方はもしかしたらこちらダメかもしれません。 ただミステリー系がお好きな方には楽しめると思いますよ。 そこまで犯人を伏せているわけではないので謎解きという点を楽しむのではなく、雰…