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7/24(合計:240件)
ジョシュ・ラニヨン 草間さかえ
渋茶
ネタバレ
2013年刊。 まずこのシリーズの1巻は、主人公・アドリアンが経営する書店の元従業員(*親友とは言いたくないらしい)の殺人事件に巻き込まれた事から端を発する。 彼自身も、店を荒らされ何者かにストーキングされるといった被害を被っているのに、警察には犯人と疑われてろくな目に遇っていない。 殺されたロバートも金と性にだらしないイメージだし、友人・クロードのヒステリーやロバートの元妻・タラのご機嫌を…
ジョシュ・ラニヨン 門野葉一
あさだ2枚
モノクローム・ロマンス文庫の作品は、長編だけでなく短編も大変面白い。残念なのはあっという間に終わってしまうことだ。短編なんだからそりゃそうだ。 表紙真ん中の不敵な笑みの男がリッキー・バブアー。思いの外、年嵩のビジュアル。まぁね、刑務所に10年はいたから。 表紙下がスタッグ警部補。刑事ってなんでこうもセクシーなのか。 表紙上がこの作品の悩める主役、パーカー。一人称は僕。 作品に対して…
2020年刊、A'lls Fairシリーズ最終巻。 3冊とも話の密度が濃くて、最終数ページに近づくにつれても気が抜ける事なく読めた。 1巻の事件で犯人がまだゲームオーバーを諦めておらず、今回でやっと決着がついた。 タッカー危機一髪!!な状況でエリオットも精神的に追い詰められてしまう展開だったが、まさにギリギリのところで切り抜け、一気に畳み掛ける見事な展開だった。 エリオット…
2016年刊。 All's Fairシリーズ(というシリーズ名らしいぞ)2巻目、というよりも『フェア・ゲーム』の続編と言ったほうが分かり易いかもね。 今度はエリオットの実家が放火されるといったトラブルから新たな事件の幕開けとなる。 狙われているのは回顧録の出版を取り止めろと脅迫されている父・ローランドのはずなのに、彼には明らかに隠し事がある。 そうエリオットが勘づくも、当のロー…
2013年刊。 FBI捜査官時代に膝を撃ち抜かれた主人公・エリオットは、今は大学の歴史講師として暮らしている。 だが、父親が友人夫婦の息子の失踪についての相談を持ち込んだ事から事件だと直感し、もう一人の大学生の失踪との共通点を探るうちに自らが狙われるようになっていく。 途中、かつての同僚で元恋人でもあったタッカーとの再会は後味悪い別れ方だったせいもあってか、冷ややかなものだった。 最初…
ジョシュ・ラニヨン 門野葉一 冬斗亜紀
renachi
シリーズ二冊目。相変わらず渋い! 作中時間は前作から八カ月後で、悩むケネディから関係を切られるところから始まる、切なさ・辛さがいっぱいの一冊。新たな登場人物、シプカがとても好きだった……。 なぜかケネディのいる現場に呼び出されるジェイソン。前作で語られた事件以来の再会で、その間ずっと電話だけの遠恋状態だったらしい。なんつう可愛いことを!と萌える間もなく、ケネディは関係の終わりを示してくる。…
ジョシュ・ラニヨンさん、三シリーズ目を読んでみた。今回は挿絵の雰囲気も相まって渋い!特に相手役のケネディが鉄壁ガードな無表情男で、二人がどうやって近付いていくのかさっぱり見えなかった。 主人公のジェイソンは、過去に撃たれた経験からトラウマ持ち。出世欲が凄いらしいが、ギラついた感じはなく、繊細さも持ち合わせている。ちょっと頑固で人の話を聞かないところがあり、浮かんだ考えにすぐ飛びつく癖がある。…
ジョシュ・ラニヨン 藤たまき
記憶喪失もの。定番(ゆえにダレる)の、ここはどこ私は誰?ってのを刑事に尋問されるシーンで知らしめてくれる構成が良かった。もしかしたら主人公が犯罪に関わっているかも?という引きも面白い。 そして刑事グリフィンの存在感が圧倒的。出番としては小男コールの方が多そうなのに、ずっと心に引っかかる。 窃盗の罪に問われたピーターは、記憶を取り戻せないまま真相を探っていく。徐々に見えてくるピーターの過去は…
特殊な状況におかれた警察官と保護対象者の短編。 脱獄した元恋人が殺しに来るかもしれないという、緊迫感の中で一夜を過ごす二人。主人公・パーカーの過去はかなりワケあり。そこが徐々に明かされていく過程が面白く、話にぐいぐい引き込まれた。 またその過去の諸々は、護衛役のヘンリーとの関係を微妙なものにしそうなのに、ヘンリーはしっかり中立的な考えを示していたのが良かった。 初対面の二人は、辺境の…
とても面倒な大人二人のすれ違い話。こうなるに至った理由に必然性を持たせる職業設定が良かった。 シェインはプライド高めなドジっ子に見えるFBI捜査官、ノートンは元保険調査員。二週間ばかり共に過ごして運命を感じたはずが、ノートンが突如姿を消す。シェインは傷付いて引き摺り、二年後に再会してからも疑心暗鬼に駆られている。 大人の駆け引きとは到底言えない、微妙なバランスでクリスマス前を過ごす二人…