幸村佳苗さんのレビュー一覧

翡翠の森の眠り姫 小説

弓月あや  幸村佳苗 

寒くって・・・

翠色の素敵な表紙に惹かれて購入。春のような暖かなお話かと思いきや、寒かった・・・他社さんのですが、弓月先生の「うつくしき月」を思い出させるようなお話でした。猛烈に暖かいお話を求めていたことと、寒くてしょぼんとしてしまったので、先生すいません、中立でお願いします。
好みはさておき、萌えたか と言われると、受けの年齢がちょっと守備範囲外で・・・。the王子! という攻めと、健気!!な受けがお好みの方に…

6

忠犬秘書は敵に飼われる 小説

不住水まうす  幸村佳苗 

少々個性的

全体の流れは王道で、秘書ものや敵対同士が惹かれていくといった定番設定。シリアスとコミカルの丁度狭間といった印象の作品でした。

この作家さんは初めて読みましたが、流れは王道なのに、展開の仕方が斜め上というか一癖あって個性的。その個性が読者を選ぶかもしれません。
二人が惹かれあう所以は納得できるだけのバックグラウンドがあるけれど、設定がやや浮ついて落とし込めきれてないような印象です。全体的に、…

1

探偵はバーで恋に堕ちる 小説

小中大豆  幸村佳苗 

もう一押し感。

さらっと読めました。最初のエピソードの前半、去勢を張った探偵くんが美貌のマスターへの想いを必死に隠しながらトラブルに巻き込まれていくあたりまでは面白かった。
しかし、トラブルの解決はあっけないし、誤解が解けて互いに本気で好き合っていた……と確認しあってからの流れは台詞で説明しすぎのように思えてちょっと興醒めかな。身体をつなげながらクサイこと言いすぎるのは野暮と言うか。

同時収録エピソードは…

2

忠犬秘書は敵に飼われる 小説

不住水まうす  幸村佳苗 

きゅうりとメロン

現在、新規開拓中で、これまで読んだことがない作家さんを試してみようと思っているんですが、これは無理でした。

これは秘書もの、下克上ものは好きだし、表紙がきれいだったので手に取りました。
ですが、冒頭から説明が長いし、文章が繁雑で目が滑る。
設定も盛り込みすぎで、くどいし、整理されていないような気がしました。
主人公にも、まるで興味が持てない・・・・・・登場人物も多いので、混乱しました。…

0

探偵はバーで恋に堕ちる 小説

小中大豆  幸村佳苗 

ダメツボ連発

すみません。
まったく全然、ちっとも趣味じゃありませんでした。

初めて読む作家さんで、表紙がきれいだったので手に取りました。
ですが、冒頭で、ちょっと思っていたのと違うような、と気がついて、どうやら表紙から考えていた受け攻めが逆であることがわかって、さらに探偵というか、刑事とかヤクザがからんでくる裏社会ものだとわかって、ダメつぼ連発で玉砕。
一応、最初の話は読みましたが、同時収録の話は…

2

被虐の蛇 小説

鬼塚ツヤコ  幸村佳苗 

3人が心から結ばれる日は来るのだろうか。

若干ネタバレ入ります。

ヤクザ×弁護士×調査員の3Pモノ。
出自、幼少期の経験により、物事に対して打算的に考え、金になると判断すれば知り合いの身体や自分の身体さえも差し出すひどく打算的な受け黒江に、会う度に「タイプだ」「ヤリたい」などちょっかいを出してくるヤクザの組長、研城と、高校からの付き合いで黒江に対し世話を焼きたがる八束のW攻めです。

研城は初対面から黒江を口説き愛を囁くのです…

5

ヘプタゴンは微笑む 小説

水原とほる  幸村佳苗 

シリーズ化しないのかな

理詰めで事件を追うアクションサスペンスかな。
なんとなく勝手にオカルティックミステリーとかもっとファンタジー設定かと思っていたのですが、全くそんなことはなく、地道な努力で問題に対処するお話でした。
主人公の七生は大学の講師をしながらある秘密組織の一員となっていて、その組織の仕事として公安警察官の鬼防と共にある宗教団体の調査をすることになるのですが…。
「ヘプタゴン」七角形が持つ意味が重要なモ…

3

蒼穹の虜 小説

高原いちか  幸村佳苗 

シルクロード舞台の執着もの

いちか先生の本は何作か読ませていただきましたが、これが一番好き。
たんたんとした文章の印象でしたが、それが今作はぴったりな気がする。
私が騎馬民族、中国西域が好きだからちょっと上振れしてるかも。萌2.

舞台はなんちゃって中華。
匈奴(小説内では胡国)と漢(同 華帝国)の間にたってた
楼蘭(同 天蘭)のイメージ。
受けさんのおじいちゃんが宰相をつとめる。
湖があるので水が豊富で豊か…

3

マゾな課長さんが好き 小説

不住水まうす  幸村佳苗 

課長を手籠めに!!

エッヂの効いたタイトルですが、ドMとドSのお話ではなく、ややMな課長さん×ビジネスS(の経験がある)派遣社員のドタバタラブコメです。ディープなSMの世界はちょっと苦手なので、私は楽しく読めました。

攻がMというのもなかなか味わい深いなぁと思いました。そして主人公の雨宮が自分の女王様テクでなんとか課長を手籠めにしようと奮闘する様子がとってもキュートでした。エロ度が「変態」になっていますが、レベ…

1

ハッピーエンドを教えて(1) 小説

伊勢原ささら  幸村佳苗 

俺様攻め×意地っ張り受け

「性格の合わなそうな二人が、出会う」系の話が好きな人にオススメ。
特に、攻めは有能エリートだけど、受けは普通の子ががんばってるっていう格差あるCPが好きな人なら、ハマるんじゃないかなと思います。

性格の合わなそうな二人、住んでる世界が違いそうな二人が出会う系の話というのは、そもそもの設定に無理があることが多くて、何故ここまで価値観の違う二人が恋に落ちるのか理解できなかったり、両思いまでたど…

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