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14/55(合計:542件)
月夜 稲荷家房之介
阿蘭陀
ネタバレ
満月。 何度泣いたかわかりません。 二人の最期の姿は、こんなにも愛に包まれていたかと… 種族としての寿命が二人を裂くことになりましたが、 どのように生きたのか、また二人が成し得たことが尊く、 死別という辛い辛い時間を、こんなに温かく書いてくださった 作者様に手を合わせたくなるような気持ちになりました。 表紙のガンチェの姿…とても素敵でうっとりなのですが その赤い鎧兜見る度に涙がこみ…
みつき999
行政、国政、なんというか細かい部分まで作者の確固たる考え方が伝わってくるようで感嘆する。 これだけの世界観を創り出すその作者の才能と努力に脱帽しつつ、他にも色々ある作品が商業化されると良いなと願うばかり。 二人の変わらぬ愛に、最期の最期まで感動でした。
雪原の月影は読み進めるごとにハッと気づかされることが多いです。 もちろん二人の関係性やBLとして読んで、とても良いものではあるのですが 何かもっと社会的なことや政治的なことや倫理的なことや 難しい話にはなるのですが、無意識に思っていたことを目の前に突きつけられる というか…感覚的なことにはなるのですが、私は多くの気づきを与えて頂きました。 エルンスト様の持つ為政者としての力と彼を真摯…
物語はクルベール病という成長が止まる病に冒された皇太子が廃嫡され領主に任じられた貧困僻地メイセンで戦闘種族のガンチェを伴侶とし、民を領地を皆と救い、戦う壮大なる物語。 BLという枠に収まらず『国を治める』という事を突き詰め書かれた大作。 元皇太子とダンベルト人の恋愛事情も甘々で、そのお互いを想い合う強さに感動する。 二人の愛のお話も堪能できるが、何より大河ドラマの様な壮大な物語が素晴らしいと…
橙紅
ようやく、ようやく、ようやく、待望の「満月」まで紙本で手に入れることができました。 前ノーベル発売から数えて4年! 本当に長かったです。 初めてwebで読んだ時の感動はいまでも忘れられません。 多くの方に、この「満月」まで手に取っていただきたいと思います。 まだ「BL」という言葉自体がなかった時代から小説&漫画を読んできました。 当時はどこか薄暗く、悲恋もののお話が多かったと記憶し…
あーちゃん2016
上巻に続く下巻。本当に読み応えたっぷりで、長い長い元皇太子の人生でした。多分忘れないお話だなと思ったので萌2よりの萌にしました。めちゃくちゃ読みごたえあるお話でも大丈夫な方限定でおススメです。webに載せられたもの+書き下ろし、二段組で390Pほど+あとがき。最後はぼろぼろ泣いたし稲荷家先生の挿絵は猛烈にキレイなんだけど、あまりに長くて辛かったので萌2に出来なかったでした・・ 皇太子を身分を…
ポッチ
『雪原の月影 三日月』の続編。 続きものなので前作未読だと理解できません。未読の方はそちらから読まれることをお勧めします。 前作を読み終えて、続きが気になって気になって今作品の発売を心待ちにしていました。稲荷家さんの描かれた表紙も素晴らしく、手に取った瞬間からテンションが上がりっぱなし。その高揚とした気持ちのまま、いそいそと読み始めました。 ネタバレ含んでいます。ご注意ください。 …
柏木さん
過去に出版されていた作品のようですが、今回初見です。 初めて読む作家さんですが、表紙と帯の「伝説的傑作」に興味をひかれて手に取りました。 いや~、面白かった!(まだ続刊ありますが)。 遥か昔、子供の頃に布団にもぐって懐中電灯を使いながら夜更かしして夢中でファンタジー小説を読んでいた時のワクワク感を思い出しました。 あらすじは他の方も紹介されているので省略させていただきます。 ファ…
前回発売された時は「三日月」まででしたが、今回は完結の「満月」まで刊行されるとのこと、本当に嬉しいです!! WEBで読了済ですが、やはり紙で欲しかった。 あまりに嬉しくてどうしてもレビューを書きたくなり、こちらで新規登録までしてしまったくらいに。 もう続きが発売されることはないのだろうと諦めていただけに、喜びが爆発しています。 いま紙になっている部分だけでの確認ですが、WEB版よりは読…
本編同様、二人の穏やかな愛情あふれるお話でしたので萌にしました。 ++お話は。 メイセンに間もなく春がやってくるという頃。 ガンチェと二人、日課の散歩なのですが、今日はガンチェに抱っこされて遠くの川までお出かけです。 魚が跳ねるのを見て、興味を示したエルンスト。というのも生きたままの魚を見たことが無かったのです。さっそく魚を捕らえ、さくさく焚火、さくさく焼いて、献上するガンチェ…