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8/21(合計:209件)
ゆき林檎
さわだ
表紙のイメージそのままの、穏やかな雰囲気の作品でした。 絵が繊細で、綺麗でした。受けの子とても好きです。 お話は少しさみしさがありますが、それでも深く繋がれる事の意味を感じる幸せな余韻がありました。時代背景が掴みにくい感じはありましたが、そこまで気になりません。登場人物に女性がいますが、とても好感度がいいです。 しっとりじんわり楽しめるお話でした。 和風な感じや、妖系がお好きな方は是非。
おラウ
ネタバレ
可愛くて、綺麗な昭和ノスタルジックファンタジーでした。 登場人物皆さんの透明感がすごい。 いや、ちゃんと悪役というか、薄汚れた感じの人も出ては来るんですけど、それでも皆さんお綺麗なんですよ。絵やセリフの一つ一つが繊細なのも理由でしょう。暗さやホラー・オカルト成分も存分にあるんですけど、闇成分はそれほど感じませんでした。爽やかです。 考えればきりがないような難しさがありながらも、今この瞬間を大…
モミジアオイ
評価を下げてしまい、大変申し訳ございません。 美しい表紙に惹かれて購入しました。 中身もとても綺麗な絵で、感情描写が丁寧でした。 山奥で暮らす大変さと、行で命を落とす場合もあること、戦地に赴いた人のその後について書かれていたことが良かったです。 覚浄に少年のテンが抱かれる場面は、拝読していて心がとても痛みました。 望まない性交は、実際にあっただろうな…。 趣味じゃないにさせ…
タテ
あんまりにも読みたくて、いつも使っているサイトとは違うサイトで購入しました。 いつも使っているサイトでは取り扱いがなかったので・・・・ お寺の稚児だったテンと前世が阿闍梨の修一郎のお話です。 わかってはいたけれど、阿闍梨の千日回峰行(と思われる)の途中で死を覚悟する 日記をテンが見つけて読んだときに泣けました・・・・ 死を受け入れられる人だったけれど、テンのために生きたいと思った…
久保すず
神でした! 素晴らしい作品ほどどう評したらいいかわからない現象が発生してます。 それほど心に響きました。 まず表紙が良い! ゆき林檎先生の繊細な絵柄が非常に活かされています。 物語的には雪降る寒い冬の印象ですが、表紙は桜(おそらく)が満開で春の暖かい空気を感じます。 テンが人間で修一郎は上人様であった頃雪に埋もれた白骨死体での再開だったことを考えると、緑の草の上花に囲まれた…
雀影
とても繊細で素敵な作品でした。 ゆき林檎さん、コミックスの出版数は少ないですが、このクオリティの作品が読めるなら、待つ甲斐があるというもの。 戦後間もなくの昭和28年という時代設定が絶妙です。 山の中で隠れ住むには、これより前ならもっと簡単でしょう。 高度成長期の開発の波をギリギリに逃げ通すことができれば、テンと修一郎の約束の70年後を、再び打ち捨てられた山の中で、自然へと還る穏やかな別れ…
しりげ
とてもいいお話でした。 攻のテンは不老不死(?)で、 その昔好きになった人っていうのが 受の修一郎の前世の人間なんですよ……。 テンはひとりで、ずっと修一郎のことを待っていたんですよ……。 作品の舞台は戦後ですが、 戦後感はあまりなかったですね。 戦後ビーエル大好きなんですけどね。 人を好きになるということ、そして その人をずっと好きでいること、 テンの気持ちを思うと胸が熱…
めーこ
久々に紙で発行されたゆき林檎先生作品。 ずっと楽しみにしていました! 先生の作品は登場人物がひたむきに誰かを愛していて、読んでいて胸が締め付けられる程萌えてしまうのですが、今回もその気持ちを思い出させてくれる神作でした( ;∀;) お面をつけた不思議な青年テン×昔から不思議な力を持った修一郎 身寄りのない修一郎が森で倒れた時に介抱してくれたテン。不思議なお面をつけていて正直不審者でし…
山野真矢
ネタバレあります。 「少年と神隠し」 柔らかで繊細で優しい物語でした。 攻めのテンは穏やかで決して多くを語る性格ではありませんが、修一郎(受け)を見守る天狗で、 受けの修一郎は身寄りがなく幼少期から神通力を持つが故に悩みながらもまっすぐ優しく育った少年になっています。 読んでいくにつれ、ああこのふたりには、何度でも幸せになって欲しいなぁと切ない気持ちになります。ハッピーエンドなの…
高律
ゆき林檎先生の久しぶりのコミックスです。 さすがとしか言えない、BLとしてだけでなく人の愛や業、様々な思いが先生の繊細な描写と共に読みごたえある作品になっています。 ファンタジックで、愛に溢れた内容でありながら 人間の欲や弱さ、醜さや浅ましさも同時に表現しながら、永遠の愛とはどういう形で存在するのかを主人公二人が百年以上の時を経て教えてくれるのです。 読み進めて行くと、読み手はきっ…