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3/22(合計:212件)
ゆき林檎
えすむら
ネタバレ
笠井(攻)の誠実さと、加藤(受)の一途さに、この秋一番キュンしてしまいました。ノンケ×ゲイ、先生×生徒の名作、控えめに言って最高でした。 なんとなく、先生と生徒モノって、先生が職務上の責任という壁をひょいっと超えて生徒と仲良くなるところに軽く抵抗をおぼえちゃって、あんまり得意科目ではなかったのですけど、本作の笠井、そもそも恋愛体質でない人ですが、それ以上に職業倫理がきっちりしているところがよ…
ゆきのみち
作家買いです。 レビューが多いのでストーリーは省きますが、今作もゆき先生の線が細くて繊細な絵がぴったりの作品でした。その相まった儚さに、ハンパなく胸を締め付けられます。 一応人外BL(?)ですが、テンは完全な人の形なので、苦手な方でも問題なく読めると思います。天狗と記載されていますが、実際は霊でも妖怪でもなく、天狗と呼ばれることがあった存在なんだそうです。そして美人系イケメンです(笑)…
まりぎん
以前、凄く評判になっていたので気になって読んだところ残念に思った記憶が……。 作中の現在は戦後8年が経った日本。 近代化が進み景気が良くなって来た時代だけど、まだ辛うじて片隅には薄暗い前近代的な民話の世界が残っているような。 回想の舞台は服装やテンのお父さんの役職名からしてたぶん平安時代。 10世紀以前? なのでテンは100年前どころか1000年以上前から生きています! 場所は…
ささみかつ
この作品は攻めが数学の先生(ノンケ)で、受けはそこの学校の生徒の加藤くん(ゲイ)です。 加藤くんは学生時代もまあまあ先生にアタックするんですけど、すごいのは先生追いかけて教師になっちゃうとこですね。そんで同じ学校で再開するシチュエーション!!マンガはやっぱ夢がありますね。 加藤くん、めっちゃ一途やないですか??そこが可愛くもあり、ちょっと怖くもあり、ノンケの先生はおどおどするんですよね…
Sakura0904
◆混色メランコリック(表題作) 短編ながら盛り上がるシーン、シリアスなシーン、笑えるシーンがバランス良く詰まった作品でした。隠キャな宮下に唯一フランクに話しかける西村。宮下は西村を描いた絵を本人に見られてしまう。逃げてしまう宮下を、西村がすぐ追いかけるところが良かったです。臆病な人間には、これくらい後に引かない人間がちょうどいい。正直言うと、西村が受けの方が萌えるかも?と思ったのですが、全体的…
みくにちゃん
せつない 昭和28年、捨て子のシュウイチロウは、唯一の家族であった義母(年齢的には義祖母)を亡くして、生まれ育った村を出る。旅の途中で怪我をしたところを、奇妙な面をした青年・テンに助けられる はじまった、山奥での二人暮らし。穏やかな日々の中、町に魚を売りに行った際に声をかけられ、居酒屋で働くことになったシュウイチロウ ある日、資産家に忘れ物を届けに行ったシュウイチロウは、事件に巻…
「本気 オレ」 「先生のためならスカートはいて化粧だってするよ」 この台詞を見て購入を決めました 卒業前日、自分の痕跡を残していく姿が切ない そして、再会。教師になって再び笠井の前に現れる加藤。自分への恋心は過去のことだと信じて疑わない笠井。一方で、加藤の中ではまだ想いが燻る。この辺でもう切なくて胸がキューキューしてくる 飲み会の後、コイビトとセックスをして、笠井の家を訪…
あさだ2枚
決してバッドエンドともメリバとも一般的には言われなさそうなのに、自分は読後なんとも悲しい気分になってしまったのはなんでかな。 笠井も加藤も失ったものがあり得たものがあり。どう生きたってそうなんですけど。どうも加藤の生き急いでる様とか、必死さに辛くなってしまう。「先生のペットになりたいな」のくだりなど、笠井はもっと早く恐怖で逃げてもいいところ、なんだかんだ付き合い続けたことを考えると、冷めてるよう…
ももよたん
問題児の加藤と高校教師の笠井の物語。 一冊まるごと表題作です。 加藤に好意を持たれてそれとなく伝えられていたけれど、生徒とは絶対に付き合わないと振った笠井目線のストーリー展開。 卒業後5年が経って加藤が同じ学校の新任教師として戻って来て、再会します。 加藤の燻っていた初恋が再会によって再燃。 かなり積極的なアプローチが始まります。 男だし無理だと思っていた笠井でしたが、教え子で…
「玉響」に続いて読んだゆき林檎先生の作品でした。 生まれ変わりをテーマとした和ファンタジー。 修一郎が育ての親を亡くし、山を降りる途中で山伏のような男に助けられて…な始まり。 執念や妄執にとらわれた僧は天狗になる、という仏教の教えがあるそうで、山伏と思われた男は実は天狗⁉︎というお話でした。 修一郎も実はある人物の生まれ変わりで、天狗のテンとは前世で深く関わりがあった事が分かってきます…