峰島なわこさんのレビュー一覧

花と月 コミック

峰島なわこ 

裏家業から足を洗うには

表紙買いしてそのまま積んでいたのを、あまりの暑さに(2018.7.23日本の観測史上、最高気温更新された日)なんか寒そうな表紙に惹かれて発掘。
表題作のヤクザ物も、同時収録の「花と雷音」も、愛と執着の物語で、程よい薄暗さとひんやり感があって、前半は涼めました。
後半の「花と月」は、出所してきた菅原を迎えたのは、帰りをずっと待ち続けていた神崎と、菅原の一度もあったことのない娘で…という、ハートウ…

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仮面越しに、キス コミック

峰島なわこ 

続巻楽しみです。

続巻が出るとの事なので読んでみました。仮面くんの怜が肉感的で何ともHです。身バレしたくないから仮面付けてるらしいけど、かえって目立ってると思うんですけど。笑。大体、あれだけ特徴的な身体してたら顔隠しても意味ないと思うけど、まあ、漫画だからなぁと…。最初の方の上條の絵が安定してなくて、年取って見えたり、カッコいいのか悪いのかと。かなりの体格差がありますが、攻が受より小さくてもひ弱でもそれはそれで良か…

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アオイトリ 小説

木原音瀬  峰島なわこ 

青い鳥が飛び去ってしまう前に

犬飼、いい人ではないですか。望まない形で交わってしまったけれど、河内を気遣う優しさがあり、生まれた子どもを引き取って育てたいとまで言ってくれて。犬飼はαで、圧倒的に優位な立場にあるのに、人としての誠実さがあり、愛があると思うのです。
河内を無理やり抱く挿絵が鬼畜な感じで、犬飼の印象が悪くなっている気がします。子どもを優しくあやす場面の挿絵があったなら、ずっと好印象だったと思うのです。

Ωに…

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アオイトリ 小説

木原音瀬  峰島なわこ 

夢が無さそうで夢がある

医者ってたまに無責任な事言うよねーって思った。いくらそんな研究があるからと、自分の患者での実例が無いのに言う?今までのΩバースものはファンタジーっぽいのが多かったけど、他の方も書いてたけど現実的でした。治療の描写とか現実的かつ具体的だしね。高校時代レイプされたのもゴツい柔道部員。そりゃあ、そんなの見たらトラウマになるわ。しかも、本人も至って普通の容姿だし。でも攻めはちょっと美形っぽいですね。この作…

9

アオイトリ 小説

木原音瀬  峰島なわこ 

エロと言うより木原さん

この白黒表紙のシリーズって短くてエロというイメージがあるんですけど、いや確かにエロがえげつないんですが、えげつなくて萌えないですが、印象に残ったのはストーリーでした。
オメガバースは基本的に苦手です。ふんわりよくわからん。なんでそうなるんじゃいとか歴史どうなってんのとか細かいことが気になるのがいけないのか。この話は短い割に世界観が結構しつこく書いてある。そこが自分的には良かったかな。
秀逸なの…

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アオイトリ 小説

木原音瀬  峰島なわこ 

運命の番

これは……いい!
正直、オメガバースはどーにも嵌らず『いい』と呼ばれる本は色々試したのですがいつも結果は『うん、ないな』に終始してました

買ったオメガバースは全て手放していて、今後買うことはないだろうと思っていたところ、こちらを発見

木原さんなら、もしかして……と思い購入

期待を上回る神作品でした!
読み返しちゃったよ!

短編ながらも丁寧に書かれた設定、受けの河内の抱え…

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アオイトリ 小説

木原音瀬  峰島なわこ 

あまりにも無慈悲

『小説オメガバースアンソロジー』(2017年10月発行)収録の一遍。

「木原さんのオメガバース?」と読み始めたのですが……木原さん、相変わらず無慈悲。
ここのところ『心と体の反応が異なる人』のお話が多いですね。
いやー、辛い辛い。

河内はΩですが、抑制剤でコントロールしながら一般企業での仕事に就けるほど発情期が軽い体質です。この様な体質のΩは35歳までセックスを経験せずに過ごすと発…

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海とヘビースモーカー コミック

榎田尤利  峰島なわこ 

なわこ先生の絵で榎田先生節

榎田先生のお話がコミックだとどうなるんだろうと気になっていたのですが、ようやく手に取れました。最初読んだ時、ある部分がイタくて読めなくなったのですが、気を落ち着けて再読。榎田先生のお話に、なわこ先生の絵がプラスされて破壊力満点。パンチあるのに、都昆布のようなじわーと味もあるという奇跡の一冊でした。三作目に地雷と思われる箇所(無理やり系)があるのでご注意ください。

榎田先生のSSも加わって一番泣い…

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花と月 コミック

峰島なわこ 

世界の全ては、あなた。

とても評価に迷いましたが、最終的には萌で評価させてもらいました。
(他カップルの「花と雷音」は評価の対象にしていません。闇の深さはメインカップルより上かもしれません。)


組長の菅原(受け)と舎弟の神崎(攻め)の物語。
前半は神評価。
そして、後半は萌評価。
後半の菅原の娘登場からは3人が家族になっていく物語へ主眼がシフトしていきます。
疑似家族を作り、最終的に孫も産まれるという…

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あと、もう少しだけの恋 コミック

峰島なわこ 

叙情的に描き上げられた青さと大人の狡さ

いやはや、ためいき。
胸に「読み上げた!」という充実感が広がっています。
素晴らしい。

ゲイと自覚したのは中学の終わり。
ふつうの高校生が楽しむような生活は送れないと諦めていた船戸。
そこに産休代員の佐久間が現れて…。

1学年に4人もいるような名字のせいで起こった悲劇なのか、何なのか。
この作品、できる限りネタバレしたくないんですよね。
読んで感じてほしいのですが、ちょこっ…

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