嵩梨ナオトさんのレビュー一覧

鬼の涙が花だとしたら 小説

夏乃穂足  嵩梨ナオト 

あぁ……大事なシーンが……

鬼人と人間の異世界ファンタジー。一途な鬼人攻めがとても良かった。

導入はホラーちっくな挿絵と子供時代の残酷エピソードでシリアス寄り。千鳥は恋ができないといい、周囲と群れないタイプに描かれている。が、そこから作品の雰囲気は二転三転し、場面ごとに千鳥の性格も変わっていった。

異世界に来てからは、子育て要素が加わりほのぼの路線に。千鳥はシンを親の仇と思ったままなのに簡単に仲良くしている。冒頭…

1

鬼哭繚乱 小説

宮緒葵  嵩梨ナオト 

不器用だけど愛が重たい執着攻め!!

私の中で1~2位を争うくらい好きな作家さん買いです。

今回は異色の人間×妖精。
舞台は現世ではなく、戦乱時代なので戦国~江戸くらい?
戦争真っただ中です。

攻めは国主で子持ち、奥さんは子を産んで亡くなっていて、愛はありませでしたが地雷の方は注意です。
ただ、この子供も受けによって幸せになっていくので私はこの設定はあって良かったなと思いました。

タイトルにある「鬼」ですが、実…

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鼎愛-TEIAI- 小説

遠野春日  嵩梨ナオト 

理解不能の心境変化

電子版には挿絵が無いそうなので、紙本を購入。

財閥の御曹司の佑希哉は、ノンケ。
レストランでアルバイトをしていた女装の史宣(しのぶ)に佑希哉は一目ぼれ。
女装した史宣は優雅で純真無垢な美貌の、男にとって“理想の女“

私立探偵の雅孝はバイ、佑希哉の幼馴染で親友。遠縁でもある。
史宣の身上調査をして、実は女装の結婚詐欺の過去を知る。

化粧を落とした素顔の史宣は、独特の色香がある…

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大好きすぎて意気地なし 小説

さとむら緑  嵩梨ナオト 

なかなかのやきもき…

表紙の印象から、もっとエッチばっかりしてるカップルだと思ったのですが、まさかの攻めが…で、なかなかやきもきした気持ちで読みました。
だって裏表紙のイラストまでもが最中の場面なので、エロ度が高い作品なのだと勝手に思ってしまい…。

しかし、書店員とお客さんの恋はなかなか夢があって良かったなぁ。
こんなに必死にしつこく?同性に告白されたら、普通は戸惑っちゃうし、ましてやお客さんだし…。
友達…

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南極パブロフ ~快楽をねだる身体~【電子書籍限定短編】 小説

ナツ之えだまめ  嵩梨ナオト 

長編でじっくり読んでみたかった!

ナツ之さんの電子限定の短編なのですが、
やっぱりちょっと物足りないっ!
実に上手くまとめてあると思うのですが、
やはりこう、なんというか好きになる過程とか、
もうちょっとギブ!ギブ!って感じです!

それでも、行為の最中にも、
モノローグ的に入る言葉が気持ちを表していて、
それだけにならない所がナツ之さんだなと。

今回は、シチュエーション的にもスルことがメインになっちゃってま…

1

鬼哭繚乱 小説

宮緒葵  嵩梨ナオト 

人外モノで合わなかったのは、初めて

宮緒先生の作品は大好きで、読み尽くしてしまわないように大事に一つずつ読んでいるのですが。
本作はちょっと好みじゃなかった……残念。

どうしても萌えられなかった点は、受けが人間じゃないこと。
“人間じゃないから決して手に入らない存在。でもそれをどうしても欲しいと無理矢理奪おうとする攻め”っていうのは大好物なので、もう絶対萌える!と期待して読み始めたので、自分でもちょっと意外でした。
でも…

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肌にひそむ蝶 小説

秀香穂里  嵩梨ナオト 

珍しい表紙

中編2作品ですが、どちらも邦彦(受)の視点で進みます。

邦彦が主人公なのですが、表紙イラストには足しか登場していません。私はそういう構図を見たことがなかったので変わっていてお洒落だなと思いました。

真面目な銀行員だった邦彦が、8歳年上の獣のような高樹(攻)に強引に体の関係を持たされて…とエロチックでダークな予想で読み始めたのですが、高樹は意外と紳士的な男性で、浮気も怪しげな素振りも見せ…

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肌にひそむ蝶 小説

秀香穂里  嵩梨ナオト 

手掴みディナーが美味しそうで…

「肌にひそむ蝶」
世間体を気にして、いつも自分を押し殺しているような地味っこが、自分の全てを塗り替えるようなワイルドな男性に運命的に出逢って、彼が違う世界にさらっていってくれる……
そういうハーレ○インロマンス的なストーリーです。
これを男x女のNLでやられるとケッとなるのに、男同士のBLになるとニマニマと萌えるのはなんでなんだろうね〜?
スクエアな銀行員・邦彦が出会ったのはNYを拠点とす…

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肌にひそむ蝶 小説

秀香穂里  嵩梨ナオト 

パッケージと商品が違う様な気が……

電子書籍で読了。挿絵有り。

お話自体は読みやすいです。
怒濤の展開を見せますが、トンデモ系のぶっ飛び方ではないと思います。
ちょっと戸惑ってしまったのは、嵩梨さんのこの表紙イラストの雰囲気や蝶のタトゥーを彫るというあらすじ、そして何より作者が秀さんということで、もっとダークな世界を期待していたんですね。そうしたら『クローゼットゲイの自立もの』で、私基準では『爽やか系』だったので、肩すかし…

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肌にひそむ蝶 小説

秀香穂里  嵩梨ナオト 

予想の斜め上に話が飛びまくる

表紙買いです。
この作家さんは好き設定なのに、読んでみたら好みじゃないというのが続いて、しばらく離れたんですが、たまに読むとやはり好みと思う話もあって、作家買いから外しても博打買い?はぞっこう。
これは昔雑誌で読んだ記憶があり、表紙もきれいなので購入。
ただ、残念ながら内容は好みではなかったです。
抑圧されている会社員が芸術家の攻めと知り合ってから、予想の斜め上に話が飛びまくる。書き下ろし…

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