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5/7(合計:63件)
姉村アネム 森嶋ペコ
ポッチ
ネタバレ
『静寂の月』の小説版。タイトルに「Another」と付いているのに加え、原作者の姉村さんがあとがきで書かれているようにこちらは「ビターエンド」。 ということで、コミック版とは異なる結末でしかもビターエンド、ときたら、やっぱり幹と喬木がくっつかない、という結末になるんだろうなあ、と思いつつ読み始めました。 コミック版の方も含めての若干のネタバレあります。 …
下巻なので、当然上巻の続きから。 幹に全てがばれ、去られてしまった喬木。 のシーンから始まります。 自分が本当に欲していた人は誰なのか。 という喬木の心情から始まりますが、正直、喬木の気持ちの急激な気持ちの変遷についていけなかった。樹を手に入れるために幹を利用するつもりが、幹の健気さにいつの間にか気持ちを持っていかれてた、という展開にしたいという作家さんの意…
上下巻のコミック+ダークエンドを描いた小説、の3冊シリーズという展開に興味がわいて購入。ネタバレ含んでいます。ご注意を。 出来の良い弟を持ち、家族からも周囲からも比較され続けて自分に自信を持てない幹。 幹の双子の弟で優秀で友達も多い樹。 幹が唯一自分の気持ちを吐露することができる、友人の島崎。 そして、弟ではなく、幹を選んでくれた幹の恋人・喬木。 ほぼ彼らしか…
雀影
コミコミスタジオの3冊同時購入特典。 A5サイズ、表紙はカラー印刷。 マンガサイド、小説サイド共に、テーマは幹の残念な私服センスについて。 幹は田舎で厳格な祖母の元、祖母が与える衣服をそのまま受け入れて育てられたため、今時の男の子としての服装センスが全く備わっていません。 もらい物の微妙な柄のキャラクターTシャツであろうと、それが新品であればきれいな衣類としてそのまま素直に着用します。 …
これねぇ…。 サラッと一読で、それも、コミックの方しか読んでない状態で読めば、なんだか甘々の、エロ補完ショートストーリーって楽しく読めなくもないんだけど、 内容としては、喬木視点で、喬木がフランスに行く直前の、二人はお互いにちゃんと恋人同士だってはっきり認識しあっていたごく短い時期に行った、横浜デートを思い出す話なんだけど、 小説版のあの結末に行きつくのは必然と十分納得できる喬木…
コミック版は結構ざっくり力業でハッピーエンドに落ち着きましたが、こちらの小説版はビターエンドという事で。 何だか、とっても懐かしい。 この、細切れに視点を変えて語られていくストーリー。 出会いから、結末までに流れる時間の長さや、展開の救いのなさも。 何というか、個人サイトの連載作品の醍醐味みたいなものが思い出される。 書籍化するにあたっては、かなりざっくりとストーリを整理したらしいで…
上巻の最後の、意味ありげな島崎の捨て台詞の秘密が明かされる下巻。 サラッと描かれちゃっているけど、15かそこらの子供が、子供だからこその無謀さで、随分な事してたのね。 で、コミックだと絵面で何となく誤解しがちだけれど、喬木だってまだ全然ガキで、幹の闇の深刻さをどれだけわかっていたのか、わかっていなかったのか、さしたる覚悟もなく、性欲に振り回されて、愛しているつもりになって。 そんな二人が、ち…
個人サイトで書かれていた小説原作のコミックってことで、絵は今風ですが、お話自体はなんというか、登場キャラの盛りすぎスペックとか、健気過ぎ受けとか、ゲスで優柔不断過ぎ攻めとか、諸々、色々、まあ、00年代のweb小説っぽいです。 評価のばらつきは、こんな風な、昼メロ展開ジェットコースター系薄幸ラブが好みかどうかに懸かっているのかもしれません。 私が0年代のweb小説っぽくて懐かしいって感じる位なの…
まりぺそ
萌は無く…いや多少あったのかもしれないけど果てし無く昔のことのように感じ、かといって中立って感じでもなく神評価です。 誰目線なのかがちょこちょこ変わってそこが少し読みにくく感じたけどきっともう一度読み返したら気にならない程度かなとも思いました。 単純に不憫、健気受けすきなので流れは好きです。 ただ、難しい! なんといえば良いのか。 正直、樹と喬木が最後まで意味がわからなかったし意…
まこりん
正編とは結末の内容が違います。 先生が巻末に書いていますがビターエンドです。 かなり痛いです。 話の内容も切ないです。 心が折れていないときに読む事をお薦めします。 この続きに幸せな続編が有ることを期待します。