hepo
表題作は攻めの槇の性格がとてもリアルで良かったです。おじさん特有の押せ押せな感じと、何でも受け身な悟り世代と表現されている受けとの対比にリアルな世代を感じました(実際には悟り世代とはもっと下の世代だと思いますが)。無愛想でも面倒見の良い攻めと、突然社長代理を任され職人たちに遠巻きにされながらも、自分なりにやれることを見つけて徐々に工場に溶け込んでいく受け。受けの成長面もしっかり描かれていて、恋愛…
表題作も同時収録作も消化不良でした。表題作は、表紙の雰囲気やタイトルに非常に期待したのですが、何だか印象に深く残らない作品だったなと感じてしまいました。恐らく互いに過去を引きずった上で気まずい現在の再会があるはずなんですが、その肝心の過去の描写が物足りないというか、ある程度ページを割いて描かれてはいるんですが、本当にお互い熱情があったのか?と疑うレベルでした。好きになったきっかけもよく分からない…