森原八鹿さんのレビュー一覧

偽りの花嫁と真実の恋 小説

月東湊  森原八鹿 

王道花嫁もの

あとがきにもあるように中華版ロミジュリです。さらにBLです。
身代わり花嫁ものは最近鬼門だと自覚してるのに、月東さんなので楽しみに読んでみました。

長いお話ですね。
途中までは楽しく読みました。
偶然森で瑛に助けられた煌。そして村に度々訪ねてくる瑛。男らしく大人で強い瑛に憧れる煌。

瑛の言葉に煌は女装や不自由さの不満を誇りに変えて生きて。

8年後に村を訪ねた瑛は煌の美しく成…

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初恋スイーツ 小説

成瀬かの  森原八鹿 

やわらかいピュアな恋愛話

 満開の桜の花の下で、階段から落ちるところを救ってもらったフユは、その瞬間、その強面の男・鴻巣に一目惚れしてしまった。
 翌日、「お礼をしたい」と申し出ると、彼は顔に似合わず、ケーキ屋さんのパティシエだった。
 出してくれたケーキはとてもおいしかったけれど、強面が災いしてお店に客が寄り付かないらしい。
 フユはこの美味しいケーキがなくなってしまうことを残念に思い、「何か力になれないか?」と申…

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パパと約束の花嫁 小説

伊郷ルウ  森原八鹿 

子供がかわいいBL

 阿久田知明は、保育士の資格をもってはいるが今は兄の元で、代行サービスの一員として働いている。
 そんなある日、依頼が入って向かったのは、瀟洒なマンションのペントハウス。そしてそこで待っていたのは、五條龍臣とその甥 未来。
 五條は、未来を置いて出て行ってしまった妹に代わり、未来を育てているのだった。
 知明は、忙しい五條に代わり、未来のベビーシッターとして、雇われたのだった。かわいくかしこ…

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パパは危険なお年頃 小説

吉田珠姫  森原八鹿 

内容はしっかりBL

表紙が大人向けではない幼児向けイラストなので、今までのテーマを一掃するような作風変化があったのか!?と思ったのですが、そうじゃなかった。
高IQの頭脳妖怪のような幼児が大人を動かそうとしている、内容はしっかりBL.

不愛想バツイチ獣医×ほんわかやもめ絵本作家。
祖父母はヤクザ。
この二人を親に持つ天才5歳児の息子たち・神威/凛太郎の悪魔コンビが奮闘する恋愛騒動もの。

天才児の口調…

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パパは危険なお年頃 2 小説

吉田珠姫  森原八鹿 

お子ちゃま好きとしては大満足。ですが…。

スーパー幼稚園児が取り持つパパさん達の恋、第二弾です。前作で、かなり『お子ちゃま好き』の萌えが満足されたので、第二弾も楽しみにしていました。

今回も、スーパー幼稚園児の神威君が大活躍しています。
厳格なヤクザの祖父母達にパパさん達の恋が見付かり大ピンチな時でも、6歳児とは思えない頭の回転の良さで何とかしてます(笑)。
おまけに祖父が拉致された時にも、大型犬に乗って駆けつける格好良さで(そ…

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パパは危険なお年頃 2 小説

吉田珠姫  森原八鹿 

BL要素はほぼほぼないような気が。

作家買い。
吉田作品の『パパは危険なお年頃』の続編です。続きものなので前作未読だとちょっとわかりづらいかなと思いますので、前作未読の方はそちらから読まれることをお勧めします。

妻と離婚後、男手一つで子どもを育てている動物病院院長の凛太郎と、妻亡きあと一人息子を育てている売れない絵本作家の彩人の恋のお話。

なのですが、視点は彩人の息子・神威。
幼稚園児にして、頭脳明晰な神威によって紡…

2

芸術家が恋する理由 続・執着社長の初恋 小説

吉田ナツ  森原八鹿 

道本が芸術家について理解を深めてるよ(ビックリ)

某映画に「飛べない〇はただの〇だ」というハードボイルドな科白がありました。
この場合、飛ぼうが飛ぶまいがその本体は変わりがないのですけれども、芸術家が作品を造れなくなってしまったら、それは芸術家ではなくなってしまいます。
彼らの中には創作に対する渇望があるのだと思うのです。
香西みたいな『生まれながらの芸術家』にとって、創作意欲が沸かないというのは、ひょっとしたら実存にも関わる問題なのかもし…

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執着社長の初恋 小説

吉田ナツ  森原八鹿 

ナツさん、是非新作を!

読了直後、思わずタイトルの様な言葉をつぶやいていた私。
最新作が2018年の『ひよこ、ロマンチック始めました!』じゃないかと思うのですけれども、あれからもう2年。
ああ、吉田ナツさんの書いた新しいお話が読みたい!

もう9つもレビューがありますので、感想のみを。
分類したらコメディなんだと思うのです、このお話も。
造形作品を造ることだけに夢中な香西と、その香西にベタぼれだけれど嫌われた…

2

泣きっ面にキス 小説

野原滋  森原八鹿 

攻めが好きじゃない……

ところどころ萌えはあるんだけど、最後まで攻めに対して、何かと上から目線の説教おやじというイメージから脱却できずに終わってしまいました‥‥。

攻めがオカン気質というよりも親父、小うるさいお父さんって感じで、あまり好みじゃなかったので、最後まで読み通すのがなかなか辛かったです。

なんせ冒頭の食事会の印象が強烈すぎました。
いくら姉の為とはいえ、ほぼ初対面の年上相手に食ってかかる受け。

1

パパは危険なお年頃 小説

吉田珠姫  森原八鹿 

天才5歳児が大活躍!!

子育てモノや、子供が活躍するお話が大好きです。なので、本屋さんで一目惚れして購入しました。初読み作家さんなので、内心ドキドキしたのですが…。

結論から言うと、面白くて大好きな作品になりました!!
とにかく、主人公のスーパー5歳児が可愛くて悶えました。NHKの〇コちゃん並みに大人顔負けでスゴいんですが、大好きなパパの前では可愛い子ぶるのもあざとくて堪りません。

そんな神威君が一目ぼれし…

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