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木原音瀬 依田沙江美
ふばば
ネタバレ
「牛泥棒」というタイトル。これは何だろう? そう思って皆さんのレビューを読み、妖怪モノと知って手に取りました。 プロローグから佐竹家の使用人の息子徳馬が、人の死期がわかる事、見えざるものが見える事が語られます。 そして危篤の佐竹家の一人息子亮一郎の命と引き換えに、亮一郎の母親が沼の神大ガマガエルに喰われる所を見てしまった徳馬もまた、ガマガエルとある契約をする、という冒頭。 そして本編は、亮…
西條六花 依田沙江美
はるぽん
男が好きだと噂が流れ、会社に居づらくなって地方に出向してきた節(受け)は、母屋の住人に引越しの挨拶に行った際に「物欲しげな目」だと言われ無理やり抱かれてしまう。同性に性的な興味を覚えるとは言え、今まで誰とも経験を持ったことがなかった節はショックを受けるが、翌日水漏れで家中が水浸しになり、やむをえずその男・津守(攻め)の家に泊めてもらうことになる。伝統工芸の職人だった津守は家事能力は壊滅的で、泊めて…
薄雲
オレサマ主人と従順使用人のほのぼの系です。 ほのぼの系ですよ、ほのぼの系。 ほのぼの系といえばその辺に普通に転がってる系統の話ではあるんですが、こと木原さんにおいては『ほのぼの系!? Σ(゚д゚;;』くらいの衝撃でした。 びっくりするくらい普通(?)の展開で、途中まで読んでからこの後とんでもないどんでん返しが待ってるんでしょ? と穿った見方をしたほどです。 なのに痛い描写も(火傷はしますが…
さくこ
イラストの依田さん目当てで購入。あらすじさえも気にせず読み始める。TLで既に出版された本があるということで、文章は読み易く問題なし。設定も読んでみたらかなり好みで期待も高まる。 が、読んでも読んでも萌えない。何が問題なのか分からないけれど私の萌えレーダーには引っかからない。何故か作者さんのBLへの愛が解らなかったせいかもしれない。いい場面だと思う箇所もあるけれど、それがBL的に「いい」に繋がらな…
snowblack
初読みの作家さん……というか、これがBLデビュー作の模様。 大好きな依田沙江美さんの挿絵、六花(雪の意味)というPNに釣られて 購入してみた。 自分の性癖を好きだった同僚に言いふらされ、田舎に出向した樋口節。 社宅(一軒家)の隣に挨拶に行ったところ、 あっという間に押し倒され…… セックスどころか恋愛だって経験がなかった節、 ショックと反発を感じていたところ、家が水浸しという…
甘食
タイトル通り依田さんのイラスト目当てで買いました。最近漫画を描かれてないみたいなので。シンプルな線なのに雰囲気があって漫画も独特の世界観があり大好きな作家さんです。 小説は初めて見るお名前で新人さんかと思いきや、少女が主人公の小説を書いてた方のようで、文章は読みやすかったです。展開早くてサクサク読めました。割と早い段階で受けは攻めにやられちゃってます(笑) 都会で悲しい目に遭い田舎に越…
Krovopizza
初読み作家さん。 BLは本書が初となるそうですが、TLではすでに何冊か本を出されているようです。 訳あって地方転勤になったリーマン・節(受け)は、隣人の津守(攻め)に性癖を見抜かれ、無理やり抱かれてしまう。 後日、社宅の部屋が水漏れで水浸しになり、しばらく彼の家に厄介になる…というお話。 節は、ゲイであることが社内で広まり、異動願を出したら地方の小さな営業所に飛ばされてしまったとい…
月村奎 依田沙江美
こにしそる
ミステリー小説家と芸能人という組み合わせですが、派手なお話ではなく、懐かしい片田舎を舞台にしたほのぼのとした作品でした。 落ちついて、静かな気持ちになります。ズドンと心にくるようなシーンはないけど、読んでいて落ちつく感じです。 主人公の一夜は自分の外見や立場のためにそこそこ努力してそこそこ卑屈。 感受性が強く人の喜怒哀楽に共感しやすい、そしてそこそこの意地悪な人も出てきて、わかりやすいお…
マキヲ
人間ドラマとしてはちょっとしたトリックもあって面白かったと思います。主人公をはじめ彼を取り巻く人達すべてにバックボーンの描写が用意されていて、色んなことがすんなり行かないリアリティが感じられました。 その分、肝心の二人の恋愛感情の盛り上がりがよく分かりませんでした。受もそうだけど、特に攻の彼が…。一体いつ、どこでそんなに? 日常系BLといえばそうなんでしょうが、BL小説というよりは一般…
こぐーまん
変なタイトルだなーと思わずポチってしまいました。 きっとBLを抜きにしても面白いものを書かれる先生なのでしょうね。 個人的にはキャラに萌えるとかじゃなく、小説として面白かったです。 基本BL小説を読むにあたっては、キャラに萌えたいというのはあるんですが、それがなくても楽しめてしまうとは……有名な作者さんだと名前だけは存じ上げていましたが、読んでみて納得でした。 畑中氏の某お江戸妖怪小説のフ…