慧さんのレビュー一覧

凌辱のアイリス(上) 大正花色子物語 小説

高矢智妃   

色街物

気になってた一冊、やっと読めました
第一印象は『一人称で、長編ものをよく書けたな~』でしたね(昔、書き手だったときに、一人称ものは懲りた)

主人公の物語とはちょっと外れてるけれど、前半の先輩色子たちの話が、切なくて大好きです
互いを大切に思う二人の姿が愛おしくて、愛おしくて……幸せになってほしかったけど、やっぱりね~~。時代と環境が、許してくれなかったか~
(吉祥が最高位の瑞鳳になった…

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凌辱のアイリス(下) 大正花色子物語 小説

高矢智妃   

所作が好き

楼内で先輩との再会シーンは辛かったですね。一番見られたくない人に、一番見られたくない姿を見られ、凹みまくるところは、胸が締め付けられてしまいました

H以外で、感情に合わせた所作の描写が、良いと思いました
(少佐と再会した夜、後輩に嫉妬して足の指がキュッと縮むことさえ周囲の誰にも知られたくないと、着物の裾で隠すシーンとか、少佐×後輩シーンで、誰にも嫉妬していることを悟られないように、背中に爪…

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凌辱のアイリス(下) 大正花色子物語 小説

高矢智妃   

※本気でネタバレです

ん???
読み終わりましたが

えっと…………え?

ってえええええええ?

今、あらすじを全部書いたのですが、あまりにネタバレ過ぎるので消しました。
何とも納得いかない結末で。

…………海軍将校とくっつくにしてももう少しあったでしょうに!

此処までご都合主義で主人公だけ結構ぬるい目に遭っていたというのに、だったら最後も先輩とドイツに行きました<完>でいいんじゃないです…

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凌辱のアイリス(上) 大正花色子物語 小説

高矢智妃   

ん?

何故か発作的に遊郭物が読みたくなり、ちるちるさんで見付けて購入しました。

大正時代、吉原ばりの色子茶屋「杜若楼」に16歳で兄に売られたあさぎが、楼のトップになって色々酷い目に遭うお話。
鬼畜系純愛小説とありましたが、ちょっと当てはまらない気も。

BLはファンタジーなのでこんな見世がないのは置いておいて、前半は比較的面白く読めましたが、後半……というか海軍将校が出たあたりから、色々内容…

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地上の恋も無情! 狂愛の完結篇 小説

  砂月花斗 

試練に継ぐ試練の連続の後の奇跡

同時発売の「地上の恋も無情! 受難の突入篇」で黒瀬がライバル会社の策略で
潤を餌におびき出され、廃人同様の状態になりまでクスリ漬けされてしまい、
助け出された後も禁断症状を抱え、なんとか先に助かっていた潤がその姿に驚愕し、
慟哭の声をあげる様なシリアス展開でした。

そして、完結編では禁断症状とそれに伴って黒瀬が実父から受けた過去のトラウマが
浮き彫りになって痛さ倍増でした。
なんと…

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地上の恋も無情! 受難の突入篇 小説

砂月花斗   

超ド級の受難に驚愕!

確かにタイトルは受難編、それにしたって1作目をはるかに超える危機的受難は
後半でとんでもなく恐ろしいことになってしまう。
ロンドンで変人身勝手傲慢男に目をつけられ、レイプまがいで関係を結ばされ
それでも、いつしかその相手黒瀬に恋をしていることに気がつき紆余曲折を得て
究極のバカップルになった二人。

前半はそんな二人のバカップルブリに秘書の時枝が発狂寸前になるくらいラブラブ。
でも黒…

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機上の恋は無情! 小説

砂月花斗   

愛するが故の暴挙

文芸社の新BL文庫レーベル、その名も【ピーチ文庫】甘くてピンクをイメージする果実。
そんなレーベルから2冊同時刊行されたうちの1冊がこの、ブログ小説が前進の作品。
2005年くらいからでしたでしょうか?ちょっと定かではないのですが、
個人ブログから始まり、この作品が終わる頃には既に1万ヒットを越える閲覧になった
まさに人気のウェブ小説なんです。
文芸社から2011年9月に単行本(ソフトカ…

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