葵居ゆゆさんのレビュー一覧

したたる恋の足跡 小説

葵居ゆゆ  ビリー・バリバリー 

無国籍風ロードムービー

舞台が海外中心で
時間軸も現在と過去を行き来するため
外国のミニシアター系ロードムービーのような
ノスタルジックな雰囲気が漂う作品です。

特定のコミュニティに止まらない二人は
自由であると同時にどこか寂しげで、
そんな二人だから、互いを大切に想い合う姿が
よりひたむきで切ない。


攻めの澄見は海外を飛び回るライター。
受けの千空は母親に人身売買させられそうに
なってい…

11

したたる恋の足跡 小説

葵居ゆゆ  ビリー・バリバリー 

心情を壮大なスケールで

澄見と訪れた国、そこで知り合った友人達、千空の現在と記憶のフィルムを通じて鮮やかに切なく描かれるロードムービーを彷彿させる物語。
どこか無機質で自由な空気は美しく透明感あって、今度はセンチメンタルな面も顔を出す…様々な感覚を同時に刺激されるような素敵な作品でした。
しかしながら、スケールは大きいし核心を故意に避けまくってるところがあったように思えて、独白的な文体や何となく入り込めないような会話…

9

好きって言うから聞いていて 小説

葵居ゆゆ  小鳩めばる 

イヤラシイ系男子が実はイヤシ系男子であった!

やー、初読み作家さんでこんなにドキドキさせられるとはついてました。
葵居ゆゆさんは、初読みです。
表紙でずっと気になっておりました。
ピンクでほわほわしていて可愛いです。
そして中身はもっと可愛いんです、あらすじだけ読むとそうは思えませんけどね。
時々フルールさんはこういう可愛い当たりに出会えるので、要チェックです。

********************
受けの達季は、人づき…

2

やがて恋を知る 小説

葵居ゆゆ  秀良子 

報われる幸せ。

小説のBLは葵居ゆゆ先生がお初でした。
初なのに道具有り、突き離し有りでかなり動揺しましたが、
杉沼が報われてくれて、ほんと嬉しかったです。
最終的に恋人が2人いる、3Pになりはしますが、杉沼が幸せならいいです。
ずっと苦しそうでしたからね… いろいろな面で。

最中でも自分ではなく違う誰かを思っていたとしても、感じてくれるなら…
みたいな史賀の健気さに心揺さぶられますよね。

2

囚われ王子は蜜夜に濡れる 小説

葵居ゆゆ  Ciel 

これは申し訳ないですが・・・

分類はアラブ系になるのでしょうか、舞台が中東ですがアラブだと気がつかないです。
Cielさんの描く衣装を見てアラブものだと認識したくらいですのでアラブ嫌いだと
思う方でも読めると思います、ただし陵辱系が得意であればです。

陵辱系と言ってもそのお相手が攻めになる人物によるものとは違いまるっきり第三者で
しかも複数に政治の道具として弄ばれる展開です。
その前に攻めになるヴィルトから貢物と…

9

やがて恋を知る 小説

葵居ゆゆ  秀良子 

いいなぁ。

私も、あらすじを読んで即買いしました。
冒頭から結構そそられましたww

安曇×杉沼よりは、安曇×史賀の方が読み応えがあったし、コインランドリーでヤるのはめっちゃいいですね♡♡

0

やがて恋を知る 小説

葵居ゆゆ  秀良子 

墜ちる愛

見た目は淑女で中身は娼婦というのが好きなので、
ぱっと見は地味で清潔そうだというのに、
抱かれるとどこまでも快楽を追う淫らな安曇はかなりツボ。
しかも、自分がどれだけ愛されてるか気づかなくて、
自分なんてそれほどの存在でないと思ってる辺りツボ過ぎ。

そんな安曇は浮気がバレて妻の兄であり大学の先輩の、
杉沼に週に1度お仕置きとして抱かれに通う。
ちょっとキレイなイメージあったのです…

3

やがて恋を知る 小説

葵居ゆゆ  秀良子 

ダメな人たち

あらすじを読んで購入しました。
愛し愛されることに臆病な受け。
そんな受けを愛する2人の攻め。

いつもなら好きな要素なんです。
でも今回は何度もイラっとしました。
受けである安曇がどうにも好きになれませんでした。
自分の欲望を満たすだけの身勝手な人、にしか思えなくて。
BL作品なのにゲイで悩む安曇よりも、妻である杉沼の妹に同情してしまいました。

読み手によって評価が分かれる…

6

やがて恋を知る 小説

葵居ゆゆ  秀良子 

それが愛だと、知りながら。

答えの出ない三角関係と、秘密のご褒美


ゲイであること、快楽に弱い身体であることを厭う安曇
安曇に義兄であり、初恋のひとである杉沼
そんな安曇を真剣に愛している史賀



義兄・杉沼から与えられる淫らなお仕置きと、
その帰り道で、部下・史賀に優しく甘く抱かれる時間。


初恋のひとでもある杉沼がもたらす痛みを伴った快楽と、
史賀から向けられる真摯な愛情。



8

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愛する人が幸せならば

「やがて恋を知る」本編のラストに3人で車でデートに行くシーンがありました。
行きの運転が杉沼、帰りが史賀。
その帰り道、後部座席で杉沼の肩にもたれ寝ている安曇とそれを気遣う杉沼の姿をバックミラーで見ながらの史賀の想いです。

純粋に愛を向けている風の史賀でしたが、その気持ちの奥底は本編でははっきりと伺い知ることはできなかったので、この史賀視点は、本編の結末の裏付けをするのに或る程度の役割を…

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