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10/12(合計:116件)
千地イチ 奈良千春
snowblack
鮮やかな色が遊ぶ表紙が語るような、色彩を巡るファンタジー。 目の病気で、色彩のない世界に生きているミュージシャンの慎吾。 過去の傷みから、できるだけ外にでないように ひっそりと生きようとしている絵画教室の先生・武。 この物語は、その二人の色にまつわる不思議な物語だ。 友人に乞われて、一度だけ名前を出さないことを条件に 武が引き受けたポスター。 渋谷の駅に張り巡らされたポスター…
柊流架
ネタバレ
表紙のカラフルさが全部を物語ってる気がします。ピッタリ!! 普段の世界が白黒にしか見えない歌手の真悟とお絵かき教室の先生である武の話 真悟は見えているものが全部白黒にしか見えない目の病気を持っています。 そして武先生にも自分の書いた絵を表に出したくないという過去を持っています。 そんな二人の最初の出会いもまさに奇跡!!そして真悟には武先生が描いたものにだけ色が見えるというこれま…
千地イチ 奈々村花世
ペンネームが気になっていたんですよ、実は。 (何故かは書くまい……ってきっと分かる人には分かる……w) 更には「君だけが僕の奇跡」のレビューを横目で見て更に気になり…… ということで、千地イチさん初読みです。 : 料理の腕は素晴らしいが、口が悪く人間未熟な我が儘男土ケ谷創。 彼がシェフをつとめる下北沢カフェ・エモートに突然現れた 記憶喪失のトラち…
水上
高評価が多く、2013年のランキングの中にも食い込みそうだしと、鮮やかな表紙にも惹かれて購入しました。 しかし、期待のしすぎか、終盤で「あれ、これで終わり?」と思ってしまいました。 涙腺も弱い方なのですが、涙目にもならずに読破しました。 期待のしすぎは禁物ですね。 あと、ご都合主義な設定・展開が重なって気になってしまい、物語に入り込めなかったのも原因かもしれません。 白黒の世界の…
咲人
攻めさんが視覚に関する障害を持っていて、色盲と弱視があるようでした。 そんな攻めさんが、受けさんの描く色が見えるという、そんな奇跡のお話。 うむ。またもや脳内でトントーンと突っ込んではならない数々のあれこれが自動的に出てきてしまってお話にちょっと集中できなかったです。訓練のたまものかな。恐ろしや。 これはポッポやのお話みたいに、現実にファンタジーをねじ込んだ奇跡のお話! 考えちゃだめな…
青海
カラフルで心躍るような楽しげで優しい表紙絵。 色とりどりの花と星。武の作品はきっとこんな色彩溢れる優しい絵なのでしょう。 『色の無い世界』で生きてきた慎吾が初めて極彩色を見た時の衝撃は、 きっと想像を絶するものだったに違いありません。 ――身も心も、すべをて奪われてしまったと思った ――瞬きや呼吸の仕方も忘れてしまった 『運命』と思ってしまうのは、確かに当然だと思います。 武は、…
まん丸ッ
「あとがき」にあるように、小菅のダメっぷりに嫌悪感を通り越して、可愛らしく思えてきました。 反面、不器用なハコイチにはもう親心の様なものすら感じ、応援したくなります。 個人的に小菅×ハコイチ=受×攻 と考えていたのですが、真逆だったので驚きました。
marun
もう一言素敵です!感動です!タイトルの奇跡の言葉がこれほど心に響くなんて 本当に惹かれる作品で読み終えた後も永遠にこの奇跡が続く事を願うばかりです。 色の無い世界、それはきっと味気ない世界なのでしょう、そんな日々が ある一瞬から色鮮やかな極彩色の世界に踏み込んでしまったら、誰だってその色が 欲しいと思ってしまうだろうと思わせる。 生まれつき目が悪く色を視る事が出来ない、まるで神様の悪…
ぺり犬
すごかった、圧倒された。 でもBLとしてちゃんと萌える。 千地さんのキャラ(脇役も含め)は生きている。 傷や歪なとこを抱えている部分の描写が上手く、上滑りな記号じゃなく血が通ってる感じ。 そして恋愛も含めて色々考え葛藤して成長するところを描く。 だから恋が成就するってとこが自分や相手の世界や価値観を受け入れて前に進む力強さみたいなものを感じる。 今回はアーティスト同士だったから余計…
Krovopizza
前作『雨の下の君に捧ぐ』でも思いましたが、 この作家さんの大人のほろ苦青春物語はかなりツボ! 今回は、23歳の新人歌手×31歳の絵画講師で 二人の歌声と絵が星のようにキラキラした魅力をもって互いに訴えかけ、 それぞれの鬱屈した世界を変えていく様が感動的。 例によって年下ワンコ攻ですが、 今回は背負うものの重さから、若いのに達観せざるをえない悲しい若者。 奈良さんの描く眩しすぎる表…