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尾上与一 牧
ちろこ
ネタバレ
面白い切り口のお話でした。 艦上爆撃機の操縦員なのに超怖がりで、出撃中は泣き叫び、無事帰還すると嘔吐しまくる最弱メンタルの持ち主が主人公。そして、そんなオエオエ男とペアを組み何かと世話を焼く偵察員とのペアBLです。 ダメダメ操縦員と思いきや操縦に関して言えば天才的。素質はないけど才能がある。出撃中はワーワーギャーギャーするけど、操縦テクのすごさは一流です。 最初はこんな奴の後ろに乗れ…
umeair
『蒼穹のローレライ』コミコミさん特典小冊子のこちら。 三上視点、二人がラバウル基地で知り合って間もない頃のお話です。 三上が機体を整備するのを、いつも陰からこっそり見ている塁。 そんな塁に気付いて話しかけようとする度、さっと逃げられることを繰り返している三上は、ある策を練ってなんとか塁と話をしようとするのですがー という内容です。 本音を言うと、心を預けた後の二人のささやかな…
8月15日、終戦の日。 意図したわけではないのですが、奇しくもこの日にこの一冊を読み切る形となり、悲しみと切なさで胸がいっぱいです。 このレビューもうまく言葉にできないかもしれないのですが、、それでも、素晴らしい作品を読むことができた感謝の気持ちを記しておきたいと思いました。 復刊した「1945シリーズ」、「天球儀の海」そして「碧のかたみ」は既読ですが、一番最初に購入したこの一冊だけはど…
尾上与一 yoco
Orchid27
そのタイトルにもあるとおり、花が印象的な作品です。甘く芳しい花々の香りと色合いとが、その文章の一行一行から鮮やかに溢れ出てくるような感覚を覚えました。 物語を追うごとに謎が解き明かされていく仕掛けも素晴らしく、読み終えた今ただただ余韻に浸っています。 前半のリディルの葛藤の描かれ方にはとても引き込まれました。 王に話しかけられても返事のできない、会話することのできないもどかしさ。相手を知…
おさつ新時代
「蒼穹のローレライ」で泣きすぎて、なかなか手が付けられなかったのだが、「碧のかたみ」も出ちゃったし…と思って恐々読む。 冒頭で、もうたまらなく好きなやつ…!と。 妄愛とでも言いましょうか。受けの盲信的な愛情。好きです。 ところが。読み進めているうちに、あれ?なに?めちゃくちゃ苦しい。。 とにかく、会話が無い。から、攻めの考えを押し計るしか無い。 これが、また、私好きなパターンで。いつ…
尾上与一 さがのひを
renachi
表題作の短編と、付き合った後の二人の話や過去話などが半分以上。本編といえる表題作はとても面白かったけど、後半半分以上はおまけのような話がいくつも入っているだけで、大きな動きも特になく、途中で飽きてしまった。 男子高校生の三角関係で、片思い相手の恋を応援する主人公という、切ない系のお話。 この主人公の豊樹が高校生とは思えないほど冷静で慎重で思慮深くなんでも受け止める包容力を持っていて、なんか…
ぱるりろん
ラバウルの五連星とも称されるエースパイロットの琴平恒が厚谷六郎とペアを組み複座の戦闘機月光で活躍する様が描かれる本作。 キャラ文庫で復刊されてからのシリーズ3冊目。(元はこれが2冊目) 「天球儀の海」の主役である琴平希のすぐ上の兄なので、希の話題はちらちら出てきますし、ラバウル航空隊の話なので「蒼穹のローレライ」の秋山整備員が出てきます。シリーズものはこの重なっている部分が楽しくもあります。 …
かいわれだいこん
1945シリーズ、復刻の第3弾。 月光ペア、表紙の笑顔が眩しい。 六郎がラバウルに着任してすぐに喧嘩をしていた恒に遭遇し、後にペアとして月光のパイロットになることに。 とにかく飛行機が大好きな恒が守りたいのは内地にいる家族。 1番になりたかった恒を1番にした六郎。恒のペアという言葉に込められる強い想い、初めに出てくる鷲の番の描写からのペア、番のようなものっていう表現が本当に好きです。 後…
なゆnayu
花火職人の家の息子(六郎)と琴平家の三男(恒) シリーズ新装版3巻。恒は2巻の主人公(希)の兄。 本のあらすじや帯に書かれてあること以外前情報なく読んだ。 『蒼穹のローレライ』『天球儀の海』既読。 以下既刊の内容にも触れる部分がある。 まず、『天球儀の海』で琴平家に恒の戦死通知が届くことは確定事項なので、読み始めるのをちょっと躊躇った。 主人公たちが複座の戦闘機の搭…
こちらの「1945」シリーズはどうしても特典グッズ込みで全て揃えたくて、コミコミさんで毎回購入しています。 今回もこちらの丸型コースター込みで注文。小説本、小冊子、コースターとイラストカードを並べて写真を撮ったりして、余韻に浸っています。 カバーイラストのコースターなんですが、牧先生の六郎&恒が本当に本編を読んでいて思い描く彼らそのもの!・:*+. くりくりっと目が大きくて、…