尾上与一さんのレビュー一覧

虹色の石と赤腕の騎士 花降る王子の婚礼 3 小説

尾上与一  yoco 

大好きなシリーズなんですが。

『花降る王子の婚礼』の3巻目。
序盤に今までの経緯が書かれてはいますが、続きものなのでできれば前2冊を読まれてからこちらを読むことをお勧めします。

1巻目は今シリーズの主人公・リディル(受け)のお話。
リディルは魔法国エウェストルムの3番目の王子(諸事情あり対外的には「王女」となっていますが)。

2巻目の「雪降る王妃と春のめざめ 花降る王子の婚礼2」はリディルの長兄のロシェレディア…

15

彼岸の赤 小説

尾上与一  コウキ。 

人生の愛し方を教わる幸せを感じます。

残念ながら新刊購入が出来ず、たまたま図書館で取り寄せが出来て読めました。
優しくて自分より周囲を優先するばかりで、人生の負のスパイラルから抜け出せなくなった挙げ句にどことも知れない岸にうち上げられてしまったような攻めが、愛されることを知らない寂しさに命をかけて愛を得ようとして失敗してしまい、悔やみと、心中相手だけを死なせてしまった罪の意識に縛られて死ぬ迄
ひたすら自分を責めている受けちゃんとの…

0

セカンドクライ 小説

尾上与一  草間さかえ 

タイトルがすてき

読み終わってタイトルに納得。
未熟な2人の周りにいる優しく正しい大人たちも素敵なお話でした。

0

さよならトロイメライ 小説

尾上与一  笠井あゆみ 

罪の共有とトロイメライ

変革の時を迎えた明治大正という時代と家に翻弄され、罪を共有して生きるしかすべがなかった少年たちの激動の物語。
激しくも狂おしい2人に寄り添うのは、飴色をした小さな木箱が奏でる素朴なトロイメライ。

愛して、焦がれてやまないけれど絶対に許されない。
朗らかに笑い、同じ夢を見たあの頃には戻れない。
港に押し寄せる荒波のように苛烈な彼らの人生と、儚さと懐かしさを感じさせるトロイメライの曲調の対…

4

Chara BIRTHDAY FAIR 2023 Ⅲ キャラ文庫創刊26周年記念バースデーフェア小冊子 グッズ

愛しいリディルとグシオンと側近。

尾上与一先生「花降る王子の婚礼」より『花降る王子と小さき花』
魔力を使いつつ身体を維持しようとした結果、小さくなってしまったリディル。
グシオンの愛が嬉しい。
何度も惚れ直す( ´∀`)
苦労してそうなカルカも想像して笑いがにじんだり。
やはりリディル達のお話は大好きです。


菅野彰先生「毎日晴天!」より『新担当はひとりで踊る』
結果、ひとりで大騒ぎしていた新担当さん。

2

Chara BIRTHDAY FAIR 2023 Ⅲ キャラ文庫創刊26周年記念バースデーフェア小冊子 グッズ

1分は笑った

以下3編収録。1が秀逸。少なくとも1分は笑い、最後はぐぐっと胸に迫るものがあり、素晴らしい。花降る王子シリーズが好きだった方は是非ゲットしていただきたいいです。

1.花降る王妃と小さき花「花降る王子の婚礼」番外編 尾上与一先生
  王城の西にある町が小競り合いの場となってしまい、ばらまかれた呪いの
  後始末にリディルは躍起になっています。魔力の限界が近いと感じられた
  リディルは必…

1

キャラ文庫アンソロジーIV 瑪瑙 小説

英田サキ  尾上与一 

泣きそう(´;ω;`)

好き~~ってお話多めだったので購入。
読んでよかった(つω`*)

「呪われた黒獅子王の小さな花嫁」より『異国の黒獅子王と太陽の花嫁』
黒獅子王ダルガードが軍事同盟を結ぶ為、小人族の王妃リラを伴って大国郭国へ赴くお話。
リラは私の太陽で翼だ、と一生懸命誠実に語るダルガードにきゅんです。
2人の成長ぶりに胸が熱い(*´∀`*)

「不浄の回廊」より『君のことしか考えていない』
歩の…

2

セカンドクライ 小説

尾上与一  草間さかえ 

「再生」を仕掛けた駒

将棋好きの尾上先生の最新作は、現代もの。

将棋と囲碁は、何方も先手と後手が一手ずつ交代で進めるゲーム、
違いは、「将棋の駒は動かすもの、碁石は一度置いたら動かせない」
 将棋は、駒を「使う」攻略。
・・将棋好きの尾上先生の小説の構成傾向も、将棋に似ている。

兄が、生前に用意をした遺産は、二つの駒 慧と桂呂 
二人は互いを動かしあい、兄の「読み」の通りに進む愛の遺産の物語・・と考…

1

セカンドクライ 小説

尾上与一  草間さかえ 

数年後が見てみたい

作者さま買いです。
内容については他の方が書いているので省きます。
ゆっくりと始まった二人の数年後が見たいです。
仕事になれたであろう慧がどんな成長をしていくのか。
見守っていきたいと思いました。

3

セカンドクライ 小説

尾上与一  草間さかえ 

作家の特性にあった本を読みたい…

 辛口意見になります。
こちらの出版社から出された本を何冊か読み、この作家さんは現代日常ものに向かれていないのでは…と思ってしまいました。Hollyノベルズ時代の頃の良さが全く感じられなくて、別人のように思えます。
あの世界観だからこそ力が発揮されていたのでしょうか。。

 文章もストーリーも単調でキャラメイキングも微妙で入り込めませんでした。
ストーリーが地味でもキャラが立っていれば楽…

6
PAGE TOP