阿仁谷ユイジさんのレビュー一覧

男子迷路 コミック

阿仁谷ユイジ 

サイコロ双六のようなお話

雑誌掲載時で既読の作品郡でしたが、こうして一冊にまとまると、それぞれがリレー式で描かれている意味合いがとてもよくわかり、まるでサイコロを振ってゴールしたような感覚が得られます。
それぞれがリンクしているので、短編オムニバスの様な形を取りながら、全部を通して1作品になっているような作りが解りやすく、読み応えがありました。

「線の上で~」「~トートロジー」は同じゼミの仲間・中と心のお話ですが、…

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男子迷路 コミック

阿仁谷ユイジ 

巨根のバリタチ姫攻めww

オムニバスです。

『線の上でトモダチ』
ようこ(♀)にフラれた児玉(♂)は、ずっと児玉のことを好きだった心(♂)にいつものように好きだと泣きつかれ…
いつもサラリとかわしてきた心の告白。
しかし自分がフラれる側になってはじめて心の気持ちがわかり、
心のオナペットになる決意をした児玉。
心は黙っていればカッコいいのに、実はとんでもないヘタレで、
児玉に泣きながら告白するわ、嫌いにな…

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ミスターコンビニエンス コミック

阿仁谷ユイジ 

出会いはコンビニで―

 阿仁谷先生のシリアスじゃなくてハイテンポなほうのお話です。
レビュ~が多いので、阿仁谷先生の描くものの虜になっておられる方が増えていることが推察されますな。
 田舎のコンビニで店長してる北村は、そこそこの人生で満足、いや諦めててほんとに退屈な男です。前半はね。やっぱ、そこそこで引いてしまう男ってなんか夢がなくてちょっと・・・。
 そこに現れたアルバイトの南原くんは、北村さん好き②で、積極的…

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刺青の男 コミック

阿仁谷ユイジ 

深いっ

 BLもいろいろ姿を変えて現れてきたと思わせるような作品です。
でも今は、ありきたりの話じゃなくて読んだことのない設定で、先が読めない展開の作品がもっともっと増えればいいなと願ってます。
 阿仁谷先生の描く絵は、キャラの表情が雄弁です。嬉しいとき、泣きたいとき、うっとりしているとき、それにぴったりあった表情がうまく描けているところが素敵!!
 今回の作品の中では一番、潟木くんが好きでした。大…

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刺青の男 コミック

阿仁谷ユイジ 

萌えとは時限が違うかな?

ズドンとくるこの重量感…いやはやヤクザ裏社会モノということで、そりゃ生温いお話ではございませんよ。実は手を出すのにかなり迷いました。ハピエン主義な自分に耐えられる自信がなかったのでね。
しかしミスターコンビニエンスやカンゴク69が気に入ってしまっただけに、やはりこの作品も読んでみたくなってしまいました。
うむ…やはり、辛いものがあった。ただお話としては素晴らしいと思います。一人一人のキャラクターや…

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刺青の男 コミック

阿仁谷ユイジ 

哀しい… 「刺青の男」 阿仁谷ユイジ サン

もともと 阿仁谷ユイジサンのお話はスキなんですが!!
この刺青シリーズは、痛々しくて哀しく 心残りがおおかったです))))
すごくダークで久保田と坊の最後がとても 可哀想でした・・・
因果応報はわかるけど、一人ぐらいは幸せになってほしかったです。

でも 読み終わった後はすごく 心に残る作品でさすが 阿仁谷ユイジサンの作品だなと
思いました。

2

ミスターコンビニエンス コミック

阿仁谷ユイジ 

「好いとう~」博多弁の色気を知りました

舞台は福岡、登場人物は皆博多弁、阿仁谷さんを初めて知ったのはこの本でしたが、これですっかりトリコになった大好きな作品です。
先日Q&Aで「方言のBL」というお題があったのに、自分でレビューしてなかったのに気が付いて、改めて書いてみます。

田舎のコンビニ店長北村には長く付き合っている春名ちゃんがいるのに、バイトの南原に「オレが好きなのはあんたですよ」って言われてから、順調だったはずの人生が変…

4

刺青の男 コミック

阿仁谷ユイジ 

面白かったんですけど辛口です。

最終話で全て繋げる巧妙な仕掛けは見事!
これまでの話がオセロのようにひっくり返っていく爽快さは純粋に作品として面白く、おおーっと鳥肌がたちました。素晴らしい。
でもその後にもやもやが残るんです。
バットエンドやハッピーエンド云々というより、作者から読者への挑戦状かと思っちゃいましたよ。

このラストが因果応報なのか自ら望んだ罰なのか、はたまた罪も罰も一緒に共有できる相手を手に入れられたと…

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カンゴク69 コミック

阿仁谷ユイジ 

エロ増量

 さすがピアスでした。
 でも、ブツは直接的に描かれておらず、少し残念でした。
 エロが増量されてなくても、元々エロさを十分に感じられる作家さんだから、こんなに多くなくてもよかったかな~なんて思ったり。それよりも、キュンキュンする部分がもっと欲しかったかな。

 全く違う2作が入っていて、2度美味しい感じではあります。
 私は「カンゴク69」が好き。方言がいいですね~。

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喜劇は恋で進化する コミック

阿仁谷ユイジ 

酒は飲んでも飲まれるな

東京漫画社さんのMARBLE COMICSシリーズは、外れが少ないので「当たりじゃ無かったとしても退屈はしないだろう」程度の軽い気持ちで購入したのですが。これは。

「やったのに覚えてない」はともかく、「惚れたのに覚えてない」というシチュエーションは妙にツボです。
最初に結論があって、徐々に過程が出来て、最後に切っ掛けが露呈する。この起承転結を逆さにした構成の妙で、グイグイと、あっという間に…

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