阿仁谷ユイジさんのレビュー一覧

因果性のベゼ 2 コミック

阿仁谷ユイジ 

最後まで萌えが詰まってる

『因果性のベゼ』の2巻にして完結編。
続き物なので1巻を読んでいないと理解できません。未読の方は1巻から読まれることをお勧めします。

1巻を読んだ時点では謎が多く、その為わかりづらい部分も多かった今作品。すべての謎が2巻で解明されます。そして、え、そういう展開?と圧倒されつつ読破しました。

1巻のネタバレも含めてのレビューになります。未読の方はご注意ください。





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男子迷路インアウト コミック

阿仁谷ユイジ 

個性豊かなキャラ達の終着点

 『男子迷路』→『完璧な飼育』→こちらという順番で読めば、このシリーズを漏れなく網羅できます。ただし、こちらに収録されている『線の上でトモダチ 完全版』と『完璧な飼育 完全版』は、前巻の『完璧な飼育』に収録されたものを加筆修正したもので、内容は一緒ですのでご注意ください。

◆SWEET❤︎SWEAT❤︎MONKEY
 猿谷×肯一。ドラと要一のように、この2人も『男子迷路』の頃からすっかり関…

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完璧な飼育 コミック

阿仁谷ユイジ 

清々しいほどにエロ

 『男子迷路』の一部のカップルも登場する、エロ重視の短編集でした。レビューを書いた作品以外だと『CHILD LIKE』がお気に入りですが、キス止まりなので濡れ場まで読みたかったですね。『線の上でトモダチ』のカップルも好きなんですが、こちらは望んでいた攻め受けと逆になってしまったのでちょっと萌え度が下がってしまいました。でも、全体的には満足しています。

◆Toyed.
 名前すら分からない2…

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男子迷路 コミック

阿仁谷ユイジ 

萌え度に差はあるけどキャラ設定は面白かった

 登場人物を辿っていくと全員どこかで繋がりのある短編集になっています。全員の関係性を整理しようとするとかなりややこしいので、それぞれ独立した話として受け入れた方がいいかもしれません。最後に先生が分かりやすく絵で纏めてくださっているので、ここはどういう関係性だっけ?となったらその相関図を見返しながら読んでみてください。

◆線の上でトモダチ / ❤︎のトートロジー
 結局冒頭を飾るこの作品が一…

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もういちど、なんどでも。 下 コミック

阿仁谷ユイジ 

珍しい記憶喪失ものエンド?

後半というか最後の部分にしびれました。
思い切りネタバレです。






記憶喪失ものですが完全には思い出さないお話でした。珍しいですね。

でも見つけ出す。今度は自分から好きになる。なんどでも。
素敵ですね、うっとりします。

藤井がぐるぐるしてます。エッチの後古藤から逃げて。相変わらず古藤の仕事を誤解してるし。

二人の出会いも古藤が藤井を好きになるのも。
高…

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もういちど、なんどでも。 上 コミック

阿仁谷ユイジ 

先の展開が読めない

表紙とあらすじだけで切なそう。下巻を読んでからのレビューの方がいいのかもと思いましたが書いちゃいます。

古藤がずっと藤井を好きで悪友みたいな付き合い方しかできず、セフレに誘って。
でも藤井もどんどん古藤を意識していき流されるように初エッチ。
古藤は藤井の代わりに他の人と経験を積んでたんですね。それを知った藤井は怒って嫉妬して。

2年間の同棲生活についてはあまり書かれてませんがケンカ…

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ミスターコンビニエンス コミック

阿仁谷ユイジ 

エロくて健気な受けに骨抜きにされる

 ストーリーを大まかに纏めると、彼女と付き合ってはいるけれどドライな関係になりつつある攻めの北村が、受けの南原が自分に好意を持っていることを知り、なし崩しで体の関係に発展してしまうところから始まります。北村はなかなか頭で同性を受け入れることができず、酷い男だと自覚しつつも彼女と南原の間でふらふらしながら、徐々に南原に向いていく自分の気持ちを認めて彼を受け入れる覚悟を決める、という流れです。相手に尽…

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もういちど、なんどでも。 下 コミック

阿仁谷ユイジ 

常に前向きなところが安心できる

 上巻とは打って変わって一気にシリアスになるかもしれないと構えましたが、雰囲気はほとんど変わることなく、最後まで記憶喪失ものにしてはライトな作品でした。古藤の表情が憐れさを誘う時もあるものの、やはり下巻でも濡れ場が多く、そっちに持っていかれた感はありますね。エロと記憶喪失、なかなかお目にかかれない組み合わせだったなぁと改めて思いました。

 結局藤井が2年間の記憶を取り戻すことはなく、自分が古…

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もういちど、なんどでも。 上 コミック

阿仁谷ユイジ 

下巻のトーンが気になるライトな上巻

 記憶喪失ものの作品だとずっと重厚感の漂っているものが多いイメージなのですが、少なくともこの上巻に関しては、割とライトに読める作品だったかなぁという印象です。もちろん、付き合っていた期間の記憶を失くされてしまった受けの古藤は気丈に振る舞っていても内心は辛いのでしょうが、自由人な性格は変わらずなので、そのお陰で読者もそこまで沈鬱な気分にならずに読み進められます。

 それに加え、濡れ場がそこかし…

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刺青の男 コミック

阿仁谷ユイジ 

私にとって理想のヤクザの世界

◆僕のカタギ君〜みんなの唄(表題作)
 私は個人的に、痛々しいとかグロいとか救いがないといった作品にまったく抵抗感がないので、少数派かもしれませんが、この作品はそこまでショックや重苦しさを感じずに読み進めることができました。ヤクザものを読む時はどんな展開が来てもいいように、自然と受け入れる器を広くしているのかもしれませんが。目次で短編集かと思わせて、実は4つの短編が時系列を入れ替えて、すべて繋が…

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