亜樹良のりかずさんのレビュー一覧

ご主人様とマゾヒスト 小説

さくら芽留  亜樹良のりかず 

恋に落ちる理由ってなんなんでしょうね?

うーむ……考え込んでしまったんですよ。
人を好きになるのってなんなんだろう?って。

睦月は自分のことをMだと自覚しています。
以前の恋人達にもそのことを話し、合意してもらえればそういうプレイも『してもらって』来ました。
睦月の支店に人事異動で来た史郎は、そのイケメンぶりで最初こそは女性社員に騒がれるものの、付き合いは悪いし、素っ気ないしで、輪の中からは外れ気味。でも睦月としては、その素…

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誘蜜リコリス婚姻譚 小説

さとむら緑  亜樹良のりかず 

タイトルがちょっと難しい?

「タイトルがちょっと難しい…?」
が、読み終えての最初の感想でした。なんだかすみません(笑)
不勉強なのでリコリスの匂いがぴんと来なかったのもあったかもしれません。

シリーズに出ていた正甫がお兄ちゃんが登場し、しかも恋人あり発覚して驚きました。それと「月夜ぎんいろ山犬異聞」ではちゃんと働いているの?と疑問だった未知留が結構忙しそうで予想外でした。

と、シリーズを通して読めば新発見が…

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獣―ケダモノ― 小説

綺月陣  亜樹良のりかず 

内容はエゲツないけど、構成は美しいと思いました

「あまりにも強烈」というご評判から「いつかは読まねばならんだろう」と思っていた今作。
折角なので新年に挑戦いたしました。
「凄すぎ」というレビューを沢山読んで覚悟がついていた所為か、衝撃で読めなくなったり、具合が悪くなったりすることはなかったです。
これからこのお話に挑戦する方は、これまでレビューを書いてくださった姐さま方に感謝しつつ、この方法をお試しいただくことをお勧めします。

この…

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「誘蜜リコリス婚姻譚」協力書店限定ペーパー グッズ

本編のその後

本編の後日談。正甫の視点です。

本編のラストで、丹緒(受)が千加也(攻)に自動車の運転免許を取ること、兄の正甫に安全な車種を聞いてそれに乗せてあちこち連れていきたい、と話していますが、それが実現した内容になります。

スウェーデンにやってきた正甫を、丹緒の運転、千加也のナビで移動します。二人の仲睦まじい様子に寂しさを覚えながらも、丹緒の生き生きとした姿に驚きもします。

正甫が千加也…

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誘蜜リコリス婚姻譚 小説

さとむら緑  亜樹良のりかず 

やっと人並みの幸せが


「いちご牛乳純情奇譚」「月夜ぎんいろ山犬異聞」に続く3作目のお話。
とは言え、前2作と話は絡んでいないので単独で読んでも問題ありません。
ただ、前作から出ている人もいるので読んでいると話に入りやすいと思います。
今作は、唯一1作目から登場していた「薬売り」千眼寺正甫の異母弟・千眼寺丹緒(受け)の話になります。

人に害をなす妖を退治し薬の材料にすることを生業とする「薬売り」。
丹緒…

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アンダルスの獅子 小説

松岡なつき  亜樹良のりかず 

歴史を題材にした読み応えある作品

最初は亜樹良さんの表紙がきっかけでした。
そしてタイトルの『アンダルス』と松岡さんのお名前で「歴史物?」と思って手に取りました。
アルハンブラ宮殿と聞けば「あぁ~あの宮殿ね」と思いつく方は多いと思いますが、そこにまつわる歴史となると日本では学校でサラッとしか習わないので記憶がうやむやになっている方も多いのではないでしょうか。
私もそのうちの一人でグラナダ王国とかオマル・ハイヤームとか懐かしい…

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マスカレード 小説

華藤えれな  亜樹良のりかず 

好きな設定・舞台

まずタイトルと表紙に惹かれて読んだ作品です。
あとがきによると「外国人と日本人のエキゾチックロマンスシリーズ第2弾」ということですが、舞台が外国で外国人と日本人が登場するというだけでそれぞれのお話に繋がりはないそうなので、この作品単品で読んでも大丈夫という事です。
私もこのシリーズはこのお話が初めてでしたが、単独で読んでも全く問題ありませんでした。

舞台になっているモナコはF1が大好きな…

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ジェラシー・ゲーム 小説

河野葵  亜樹良のりかず 

ゲームの勝利者

初読み作家さんです。
物語のほとんどは攻め様視点で描かれています。
舞台もほとんど会社のオフィスで、主な登場人物は同じ会社に勤めるサラリーマン。
同い年の美しく優秀な上司の氷見が気に入らず、いつか蹴落としてやると思っている部下の降矢が偶然氷見の秘密を知って…という始まりです。

実は途中まではあまり好きなお話ではありませんでした(汗)。
攻め様の異常な程の執着は嫌いではありませんが、そ…

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相続人の招待状 小説

夢乃咲実  亜樹良のりかず 

お館様

いえ、決して時代物ではございません。
現代物の作品ですが、まるで武士や西洋の騎士道を思わせる世界がこの作品の舞台となる世尊寺家の邸で繰り広げられます。
現代の世界観とは全く違う、まるで時代物を読んでいるような錯覚を覚えますが、私は時代物が大好きなので、ちょっと変な感じ(クスっと笑うような)はしましたが、かなり楽しめました。
あとがきで夢乃さんも仰ってましたが、この作品はやはり「お館様」という…

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愛と欲望のマネーゲーム 小説

四谷シモーヌ  亜樹良のりかず 

年の差カップル

四谷さんの作品を読むのはこの作品が初めてです。
亜樹良さんの表紙となんとなく懐かしい雰囲気のタイトルにつられて手に取りました。
中身は表紙から受けていた印象とはかなり違う気がしましたが、いかにもメロドラマ風の展開は予想通りでした。
主人公2人は子供の時は家が近所で、12才の年の差がありながら歩が幹久の面倒をよく見たとてもいい幼馴染だったのですが、突然現れた幹久の実の父親によって幹久はアメリカ…

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