暮田マキネさんのレビュー一覧

Odds and Ends オッズ・アンド・エンズ 薬袋×奈良崎 下 コミック

暮田マキネ 

人間(対等)になりたい

「おちびちゃん」でも「ペット」でも「リトルとして」でもなく「人間として」先輩と一緒にいたい…
そんな薬袋の一途で健気で必死な想いが奈良崎にも届いていく、、、
下巻はとっても切ないBL街道の真ん中をひた走るような展開でお話しに吸い込まれるように読みました

薬袋の成長と奈良崎の救済
暮田先生の手にかかると切なさの描写が琴線に触れてしまって仕方ない
キュッと唇を噛み締める仕草や、ギュッと手…

3

Odds and Ends オッズ・アンド・エンズ 薬袋×奈良崎 上 コミック

暮田マキネ 

上巻の見応え・読み応えが凄い!!

上下巻既読済みです
ストーリーとは別部分でこの上巻を大大大絶賛したい理由があり、そこを強調してレビューを書きたいと思います

ズバリ!巻末の設定資料が、んまぁ~ゴーーーージャスッ!!!
この上下巻は薬袋と奈良崎に焦点が当たったお話しではあるのですが、それでも自ずと彼らが過ごす寮にはこの世界観ならではの魅力がたっくさん
そんな読者の知りたい欲求をしっかり汲み取って下さる設定集のクオリティー…

13

ロッカバイディア コミック

暮田マキネ 

家族とは、家族愛とは、ということを深く考えさせられた

暮田先生の重厚で苦しみを伴う愛の物語。
新作が素晴らしかったので、他の著作も全部、読み返しました。
暮田先生の世界、色、はとても癖になります。

虐待を受けていた子どもがその事件を担当した女性弁護士とその夫に引き取られ、累と新しい名前を与えられ愛情を注がれて大切に育てられ高校になったところから物語は始まります。

自己肯定がほとんどできない塁、常に養父母のために、養父母に捨てられないよ…

1

Odds and Ends オッズ・アンド・エンズ 薬袋×奈良崎 下 コミック

暮田マキネ 

消化不良気味なのでもっとこの先の2人を読みたい

 奈良崎の過去と今の彼が何にでも投げやりな態度な理由が分かり、それを踏まえて薬袋とのやりとりに戻ると、上巻よりは幾分萌えや尊さを感じることができました。が、なんだか不思議だなぁという想いが根本にあって、それは薬袋から恋愛的好意を打ち明けられるよりも前から奈良崎は彼に対して擬似兄弟以上の情があったように思えるところが一因かなと。リトルに優しくありたいというだけであそこまで過保護になれるものなのか。奈…

3

Odds and Ends オッズ・アンド・エンズ 薬袋×奈良崎 下 コミック

暮田マキネ 

エピソード不足が悔やまれる

上巻ではあまり萌えられず、下巻ではどうなるのだろうかと、ワケアリそうな2人を追いかけたくてここまできました。

結論から言いますと、上下巻というボリュームに対してエピソードが足りず、萌えきれないまま読み終え今に至ります。
爽やかな青春ではない薄幕をはったようなほの暗い雰囲気も、じわじわと少しずつ育つ感情と関係性の変化も好みのはずなのですが…
うーん、これは現在と過去のエピソードのバランスが…

9

Odds and Ends オッズ・アンド・エンズ 薬袋×奈良崎 上 コミック

暮田マキネ 

上巻だけではあまり萌えられず

全寮制の男子校という名の特別な空間…このワードだけで胸躍るものがあります。
みなさんきっとそうですよね。
いわゆる寄宿舎ものといえば、多感な時期を過ごす少年たちが繰り広げる濃密な多種多様な人間ドラマが魅力でしょう。

上下巻同時発売。
そしてこの黒ベースのシックなカバーデザインですから、これはなにかが起こりそうな予感がするぞとわくわくしました。
ですが、うーん。
正直なところ、こちら…

7

Odds and Ends オッズ・アンド・エンズ 薬袋×奈良崎 上 コミック

暮田マキネ 

読めない部分が多い

 上巻だけではメイン2人の人間性や育ち方が見えてこないので、まだ評価しにくいですね。薬袋と奈良崎がルームメイトになりたての頃は薬袋がかなり幼く感じられ、1歳差とは思えないほどでした(高校生と大きく見積もっても中1くらいに感じられました)。謎めいた奈良崎もですが、薬袋の家庭環境や今までどんな風に過ごしてきた子なのかが気になります。攻め受けはタイトルからも既に明かされていますが、今のところ奈良崎受けに…

4

ことのはころり コミック

暮田マキネ 

何度も読み返しては胸がぎゅっと締め付けられる

暮田先生の作品は読んでいて胸がしめつけられたり、読み終えた後に重たい気持ちになったり、じっとり重たい味わいが癖になると思っています。
繰り返し読んでは同じところで、苦しく思ったり、新たな萌えがあったりします。

新作が出ると作家買いして、旧作も再読するのがいつもの楽しみかたです。

今作の舞台は大学。
地方出身で方言、なまりを笑われたことから傷つき、コンプレックスを持ち、口数少なくなっ…

0

Odds and Ends オッズ・アンド・エンズ 薬袋×奈良崎 下 コミック

暮田マキネ 

妖艶で秘められた閉じられた世界での物語

ここのところマキネ先生作品、比較的温かくて穏やかなお話が続いていた印象だったので久しぶりにガツンと底の見えない妖艶でダークなお話を読むことができて大満足でした。

上巻の時から本音の見えない奈良崎さんの過去に間違いなく何かがあるだろうとは思っていましたが、なんというか金持ちにありそうな夫婦の不仲や不満を母親から愛という形でぶつけられたという嫌悪せざるを得ない過去でなおかつその根本である父親が今…

5

Odds and Ends オッズ・アンド・エンズ 薬袋×奈良崎 下 コミック

暮田マキネ 

現在のエピソードをもっと読みたかった

上巻で、由一先輩への思い(他人に対してそういう感情を持つのはきっと初めて)を持て余した薬袋が、ものすごく不器用にぶつけたところで終わりましたが、その場面からスタート。
由一先輩の知らなかった一面やほかの情報に混乱しながらも、薬袋が自分の気持ちと向き合う様子が丁寧に描かれます。
一方で、由一先輩側の描写もあり、学園ではクレバーで鉄壁に見えていた由一先輩も、外ではやはり年相応だし針のむしろでカウン…

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