ヨネダコウさんのレビュー一覧

囀る鳥は羽ばたかない 2 コミック

ヨネダコウ 

少しずつ、少しずつ。

いろいろなものが少しずつ見えてきましたね。
いや、見えてきたっていうか芽生えてきたというか。
どちらかといえば矢代の方が見えにくくはあるけれど、何かしら百目鬼に対して感じる部分が多くあるようで。
百目鬼はようやく自分の感情がどこから来ているものかというか、「恋」だと気付いたというか。
けれど、それが発覚することで関係性が変わることを恐れていて。
それはこれまでの矢代の行いを見てのことでも…

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百目鬼、傘を買う 「囀る鳥は羽ばたかない 2」描き下ろしペーパー グッズ

伝わってくる熱量

さすがは、引き伸ばせば並の漫画の3冊分にはなろうかという位、贅沢にみっしりと詰まっていた本編の、特典ペーパーだけのことはありました。

コマ割りして両面に描かれているだけでも感激なのに、表紙と関連させて、本編に更なる奥行きを与えるという、聞いたことが無いアイデアに驚嘆します。

ヨネダ先生が、その時に出来る精一杯、全身全霊をかけて漫画に向かっていらっしゃるのが、素人の私にも伝わってきます。…

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百目鬼、傘を買う 「囀る鳥は羽ばたかない 2」描き下ろしペーパー グッズ

ペーパーに神をつけるのは初めてかも。

なんとッ!!両面刷りのペーパーです!!
最近両面刷りはあまり見た記憶がない私です。
お手元の二巻カバー絵を見ていただいたら分かると思うのですが、
雨の降る街中、交差点信号機下で矢代が百目鬼を待っている、
その場面がペーパーに描かれています。
ヨネダ先生のファンの方はぜひペーパー付きでお買い上げ頂いて欲しいですっ!!

内容は百目鬼が雨に濡れる頭のために傘を買ってくるというお話です。

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囀る鳥は羽ばたかない 2 コミック

ヨネダコウ 

人を好きになる孤独と再生

大変楽しみに待っていた2巻です!!!
まず冒頭からのサービスショットの数々に心臓を打ち抜かれました。
百目鬼の警官の制服コスプレに始まり、続いて矢代の一人エッチ。
そして百目鬼の虎ロンT姿もある意味サービスw

矢代が一人エッチしているコマの、下から百目鬼を見上げている色っぽい顔に吐血しました。
ページをめくった瞬間に矢代の色気にやられ、百目鬼よろしくドゥキューン!!!
あぁぁおかし…

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囀る鳥は羽ばたかない 1 コミック

ヨネダコウ 

さすがヨネダ先生!!(ネタバレあり)

発売からだいぶ時間はたっていますが2巻目も発売されたということで、これから一気に読もうという方のご参考になれば…と思います。

ヨネダ先生の作品を読むのはこれで3作目。凝った人物設定と一筋縄ではいかない恋愛を描くのが上手な作家さんという印象で、今作もさすが…というのが一番の感想です。

ヤクザの世界を舞台とした今作は、ドMで変態で淫乱の若頭・八代と無口で無表情でおまけにインポな部下・百目鬼…

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「NightS」コミックス封入特典ヨネダコウ描き下ろしマンガペーパー「感情スペクトル~仲屋編~」 グッズ

やっぱりうまいな〜! 益々好き度UP♡

『NightS』の描き下ろしペーパー!
『感情スペクトル』に登場した、高校生カプ久郷 × 笛吹の一応友人⁉︎ 仲屋君が主役のお話。

本編でもキラリと印象に残っていた仲屋君。
素直で人の良い、ある意味皆の人気者なんだけど、空気読めない面白くズレている彼の行動に、再び笑わさせられました(笑)

どんなタイプの相手にも人懐こい所は特権でもあり…危険だな〜とシミジミ(笑)
感情のまま突っ走…

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囀る鳥は羽ばたかない 2 コミック

ヨネダコウ 

読了後も頭から離れない

一巻につづき非常にあとに残る作品だと思いました。

ヤクザものという設定をここまで活かせている作品は私の出会った中では少ないです。
何よりBLだけを追っていかない、世界観を存分に感じさせてくれるひとつひとつ些細な出来事がこの作品を素晴らしいものにしている…読者がこの漫画の設定を設定としてではなく彼らの日常として入り込めたところでの、矢代らを襲う大きな出来事は生半可な衝撃ではありませんでした。…

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NightS コミック

ヨネダコウ 

感情スペクトル

ヨネダさんにしてはめずらしい高校生のはなしが予想外にツボでした!
BLらしいオーソドックスな展開なのに新鮮味があるのはこの作家さんならではかも。
最後のコマの仲屋がかわいくてかわいくてw
当て馬でも三角関係でもないのにこんなに好きなキャラになるとは…
期間限定封入のペーパーも良い味だしてますw

あとの二作品はこれぞヨネダ節な裏社会ものと社会人もの。
「リプライ」は、大人だからこそ素…

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囀る鳥は羽ばたかない 1 コミック

ヨネダコウ 

無駄がない

こういった雰囲気を漫画で描けるのは本当にすごい。

過去の辛く不幸なできごとが、各キャラクターに影を持たせ、こうも魅力的に感じさせるのは流石としか言いようがありません。

傷を舐め合うでもなく、否定するでもなく、受け入れて少しだけ寄り添うような関係性にとても切なくなりました。
モノローグが重く胸に響きます。
無駄なセリフがひとつもない。

あらすじだけで苦手なジャンルだからと決めつ…

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囀る鳥は羽ばたかない 1 コミック

ヨネダコウ 

それぞれの根底にあるもの

同時収録されております、『Don't stay gold』『漂えど沈まず、されど鳴きもせず』もこの[囀る鳥は羽ばたかない]の関連作品です。
またそれらは、主人公である矢代の過去や人間関係を知るために非常に重要な鍵となります。

過去にも原因はありますが、根っからのマゾである矢代の奥底には到底叶えられない恋に似た憧れがあります。
この美しくひどく蠱惑的な目をする矢代にさえ、叶えられ…

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